世界同時株安でタイ株が急落!月曜には2008年以来の株価急降下を記録した。

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タイ株が急落しています。7営業日連続の下げを記録し、直近の高値からは約10%の下落しました。先日、(グロビジ!)でも懸念を示した通りで、非常に弱い展開。水曜日は値を戻した市場が多いものの、まだ予断を許さない状況は続いています。

今日はバンコクポストに掲載されたSET(タイ証券取引所)の、Kesara社長のインタビューをご紹介します。

タイ株の下落理由に「非常事態」は存在しない

タイ株日足チャート

SET(タイ証券取引指数) インデックスチャート 出所:Siam Chart ※筆者挿入

タイの株式は6日間連続で下落を続けている。

「タイ証券取引所での直近の急落はパニックによる狼狽売りと、アルゴリズム取引(取引の決定を行うため、高度な数学的モデルを使用するシステム)が原因で、通常取引が下落を引き起こしたものではない」と、SET(タイ証券取引所)のKesara Manchusree社長は語った。

また、急落の間に起こった強制決済はわずかな量にとどまった。「強制販売は月曜日の売上高のわずか0.1%」と、Kesara社長は付け加えている。彼女は、不安定な市場のため、ロスカットルールを遵守し、慎重に取引するよう投資家を促した。

月曜日のSET指数は2008年10月以来、取引時間内で最大の下落を記録。一時9.2%下落したものの、午後の早い時間には下落幅のギャップを戻している。翌火曜日は、タイ株急落のウワサと、原油価格の値動きにより、株価が揺り動かされた。

タイ株における他の懸念事項は、火曜に発表された中国の12月度の産業指標の弱さと、ロシア・ルーブルの弱さだ。Kesara氏は、投資家が悪材料にこだわるのではなく、公正な価値を欠いた株式や、市場のファンダメンタルズに焦点を当てるべきであると述べた。

タイ中央銀行のPrasarn Trairatvorakul総裁は、「月曜日のタイ株の値動きを理由とした、通貨バーツに対する介入など、特別な措置を導入する必要はない」と発言。バーツは米ドルに対して弱くなっているものの、ASEAN諸国の通貨は対ドルではどれも弱含んでいる。

(出所:Bangkok Post ”Nothing unusual behind sell-off” 筆者翻訳・要約)

歓喜の中で売り、悲観の中でタイ株を買う

SET・タイ証券取引所

タイ証券取引所(SET)

今回の株価下落は、中国を端緒とした世界同時株安や原油価格の下落、ロシア・ルーブル問題などが絡み合っているのは間違いないでしょう。マーケットのことなどで世界各国の動きに影響され、タイ株も価格が変動します。QE3のときと同様に、アメリカへの資金還流がタイ株下落の要因ではないかと思います。

とはいえ、国内に大きな悲観要因はないように思いますし、先週たまたま売っていたタイ株の売却資金を使って、今週下落相場の中でタイ株を買い戻しました。「歓喜の中で売り、悲観の中で買う」とはバフェット氏の言葉ですが、愚直にこれを繰り返していきたいと思います。


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我々がすべきことは単純だ。他人が強欲なときに臆病になり、他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい。臆病と愚行がもたらす安い株価を、待ってましたとばかりに有効利用する。 -ウォーレン・バフェット談-

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ5年目。