Softbankが9000万ドル出資した、インドの不動産ウェブサイト「Housing.com」とは?

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ソフトバンクがインドの不動産サイトに対し、100億円超の出資を発表しました。「インド不動産」は、ほとんどの日本人にとって恐らく未知の領域でしょう。僕もタイの不動産をご紹介する立場上、カンボジアやフィリピンなど近隣諸国への投資は耳にしますが、インド不動産を勉強している方には一度もお会いしてません。

今日は「なぜソフトバンクがインドを選んだか?」、また、実際に出資を受けるインドの不動産ウェブサイト「Housing.com」をご紹介します。

ソフトバンクの「インド1兆円投資計画」

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きっかけは、ソフトバンクの孫正義代表が今年10月に発した、「インドに、1兆円規模の事業投資を行う」との声明でした。それから2ヶ月で、ソフトバンクは インド2位のECサイトSnapdeal に6.27億ドル、タクシー配車サービスのOLAに2.1億ドルの投資を実施済み。

インド国内第3の案件として手掛けたのが、今回ご紹介する Housing.com (ハウジングドットコム)。インド投資事業を担当する Softbank Internet and Media(SIMI) が、このインド不動産のサイトに対し9000万ドルの出資すると発表したのです。

ソフトバンクが出資を決めたインドの3事業

上記、3案件を合計しても、一兆円のわずか10分の1程度。インド国内への投資は2015年もさらに進むことでしょう。さらにソフトバンクはインドネシアのECサイト Tokopedia に出資するなど、世界各国への出資を進めています。同社の世界進出に関しては、以下のサイトで詳しく解説されているので読んでみてください。

(まとめて図解)加速するソフトバンクのインド企業への出資

「Housing.com」はインド45都市・35万件以上の物件を網羅

Housing.com_India

Housing.com (インド) の トップページ

ハウジングドットコムは2012年にIITM(インド工科大学ムンバイ校)に在学中だった、学生20名が中心となって立ち上げた不動産サイト。現在はインドの45都市、約35万件の物件情報を掲載しており、インド国内の不動産サイトでは圧倒的地位を築き上げました。資金調達後は、300都市4,000万物件を網羅する予定です。

僕がご紹介しているタイの不動産で言えば、主要な都市は4つ程度。人口規模もインドが12.5億、タイが0.7億程度と20倍もの開きがあります。特にITが進んでいるインドで、圧倒的なシェアを持つウェブサイトを抑えることは、タイや日本以上の効果があることでしょう。

サービス的にも、地図上から物件を探せたり、webブラウザ・スマホアプリ共に見た目も相当なこだわりが感じられます。ユーザーが探している物件を瞬時に見つけられるよう、ユーザー視点を大事にしているのもハウジングドットコムの特徴。資金調達による、サービスの拡充で他サイトとの差をつけるのは間違いありません。

群雄割拠のインドの不動産サイト

ハウジングドットコムがインドの中流階級向けのサービスとすると、インドの富裕層向けのサービスとして拡大を続けているのが Common Floor (コモンフロア)です。他に、The House Monk99Acresなどが競合でしょうか。ユーザーの獲得競争も非常に激しくなってきています。

建物を輪切りにして販売? ハウジングドットコムは「Slice View」をサービスイン

ハウジングドットコムは、Tata value homesと共同で、新サービス「Slice View」を発表。Slice Viewは新築のマンションを、CTスキャンのように3Dで輪切りにして、希望する物件を検索し、予約購入をできるサービス。タイ不動産の販売も先進的な感じがしますが、インドはさらに先を行っています。これは凄い。

インドはオンライン上の不動産販売に関する規制も少なく、EC、タクシー配車に続いて、オンライン不動産サービスが多くの投資家から注目を集めています。このようなオンライン不動産サービスが普及することで、海外の投資家が気軽にインド不動産を購入できる時代が来るのかもしれません。

僕も来年には実際にインドへ行き、不動産や物価などの調査をしてくる予定です。インドでの不動産投資を考えている方は、ぜひチェックしてみてください!

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ5年目。