タイ・バンコクの都市交通路線図2018年最新版!(BTS・MRT・エアポートリンク)

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タイの首都バンコクを走るBTS(高架鉄道)、MRT(地下鉄・高架鉄道)、ARL(エアポートリンク)の2018年度・最新路線図を紹介します。

バンコクでは、日本製電車が走るパープルラインが2016年に開通し、2017年にはイエローラインやオレンジラインが着工。鉄道交通網が年々進化しています。早速、地下鉄MRTや高架鉄道BTSの路線図の詳細を見ていきましょう。

 バンコクの最新都市交通路線図!

2017年12月現在のバンコクの都市交通 MRT/BTS路線図(左)と建設中の路線図(右) 出所:BEM

稼働中の路線は、計5路線で77駅、線路の合計距離は109.6km。上図左の路線図が稼働中の路線です。路線名は下記の通り。

  • BTSスクンビット線(濃緑色)
  • BTSシーロム線(薄緑)
  • 地下鉄MRTブルーライン(青)
  • 高架鉄道MRTパープルライン(紫)
  • 高架鉄道エアポートリンク(エンジ)

そして、上図右の点線部分は、既に着工している電車路線図の延伸区間。2017年は3月にBTSスクンビット線のサムローン駅、8月にMRTブルーラインのタオプーン駅が開業しました。

高架鉄道BTSや地下鉄MRTの延伸工事について

 

サムットプラカーン地区のBTS(高架鉄道)延伸工事

バンコク郊外も都市交通拡張が続きます。在留邦人には馴染みのBTSグリーンライン(スクンビット線)については先述の通り。バンコク郊外へ行くと、鉄道や高速道路の工事を目にすることでしょう。

Pak NamなどBTS新駅4つが2018年に開業予定

BTSスクンビット線の南側延伸部分サムローン駅以降の4駅が2018年12月に開業予定。さらに4駅が2019年に開業予定です。新駅エリアの街並み等については、下記の記事を参照ください。

BTSスクンビット線、南部延伸部分は2019年までに全線開業予定

2018年に開業するBTSスクンビット線の新駅名称

  • Pu Chao (E16) プーチャオ駅
  • Chang Erawan (E17) チャーン・エラワン駅
  • Royal Thai Naval Academy (E18) ローヤル・タイ・ネーバル・アカデミー駅
  • Pak Nam (E19) パクナム駅 ※サムットプラカーン県庁に近い

これらの駅では、2018年6月には車両テストを開始し、2018年中の開業を予定しています。

MRTブルーラインも2019年に延伸

日本のODAで建設された地下鉄・MRTブルーラインは延伸により、環状のような路線に。現在は地下鉄部分・高架部分とも延伸工事が進捗中。ブルーラインについては下記を参照ください。

バンコク地下鉄・MRTブルーラインの延伸工事状況。実際の路線を歩いて見てきたよ!

次に、延伸していくバンコクの路線図の全容を見ていきましょう。

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バンコクの都市交通計画・2018年度最新版路線図

2029年までのバンコクの都市交通網計画の路線図  (高速道路を除く)

地下鉄MRT・高架鉄道BTSとも路線が拡大していきます。走行距離は2017年末の約5倍となる515.3kmにまで達する予定。バンコク都内だけでなく、バンコク首都圏を構成する4つの隣県へ電車が接続します。

グレーラインは2017年版から変更あり、トンローとプラカノンが起点に

2017年からの変更が1点。トンローの目抜き通りを走るグレーライン(灰色)について。

2017年版はトンロー駅をターミナル駅とし東西に延伸でしたが、2018年の最新路線図によると上記のように、トンローの北側を走る路線(第1フェーズ)とプラカノン駅からラマ4世通りを通る路線(第2フェーズ)に分かれています。

詳細未定も、バンナー発の空港行きライトレールにも注目

空港行きライトレール(LRT・黒色)は、BTSスクンビット線とスワンナプーム空港を結ぶ路線。完成後はバンコク東部の利便性が高まります。日系企業の多いスクンビットへ電車で行く場合、乗換が2回→1回となります。

 

バンコク都市鉄道、新設および延伸する13路線

  • BTSスクンビット線 (ダークグリーンライン 北側/南側) 2018~20年開業予定 (Khu Khot ~ Bang Pu)
  • ゴールドライン 2019年開業予定 (Klong Thonburi ~ Wat Anongkaram) ※モノレール
  • BTSシーロム線 (ライトグリーンライン 西側) 2020年開業予定 (Bang Wa ~ Borommaratchachonnani)
  • ARLライトレッドライン (エアポートリンク) 2020年開業予定 (Bang Su ~ Makkasan)
  • MRTブルーライン (計3路線) 2020~21年開業予定 Hua Lamporng ~ Bang Kae)
  • ダークレッドライン 2020~21年開業予定 (Ransit ~ Thammasart University)
  • イエローライン 2021年開業予定 (Ladphrao ~ Samrong)  ※モノレール
  • ピンクライン 2021年開業予定 (Khae Rai ~ Min Buri)  ※モノレール
  • パープルライン(南部延伸) 2022年開業予定 (Tao Poon~Rat Burana)
  • グレーライン 2022年開業予定 (Watcharaporn ~ Thonglor) ※モノレール
  • スワンナプーム空港ライトレール(LRT) 2022年開業予定 (Bang Na ~ Suvarnabhumi Airport)
  • オレンジライン  2023年開業予定 (Taling Chan ~ Min Buri)
  • ライトブルーライン 2029年開業予定 (Pracha Songkhro~Chong Nonsi) ※モノレール

※データ出所: 『BTS 総合案内 2017年12月』

タイ国内では、延伸を含めると計13路線がバンコク都内を中心に2029年までに開業予定。2016年9月に承認された新路線ゴールドラインはまだ未着工ですが、2019年開業予定と疑問の残る路線もあります。


以上が、バンコクの路線図についての情報です。ここからは電車関連の情報を列挙していきます。

バンコク各路線共通ICカードMangmoon(メンムム)について

タイ初となる都市交通共通ICカード「Mangmoon(メンムム)」。バンコク都民のみならず旅行者も待望のカードですが、2018年6月23日に導入されると遂に発表されました。

バンコク初の交通系カードMangmoon(メンムム)、2018年6月導入決定

Bangkok Postによると『まずは2路線限定』との報道。メンムム導入は2016年から毎年延期され続けましたが、2年越しでの実現。将来的には日本のSuicaのように全国普及すれば便利になりそうです。

BTSの車両数が増加?現在の4両編成から12両編成に?

ニュースサイトB-Searchの報道によると、BTSに12両編成の列車を導入予定とするタイ副運輸大臣ペイリン・チャッコッタワーン氏の発言を紹介しています。駅の構造上、12両は厳しいと思いますが、仮に実現すれば混雑は大きく緩和されそうで楽しみです。

BTSサパーンタクシン駅の複線化

2017年8月発表。現在は単線の同駅を複線化し、BTS運行をスムーズにさせる計画。2019年12月末に完成予定。詳しくはnewsclip.beの記事に複線化後の駅イメージ図等が紹介されています。

現在はこの駅だけ単線のため、BTSシーロム線はこのサパーンタクシン駅で対向電車を待つ時間ロスが発生。複線化が完了すれば、スクンビット線同様にラッシュ時は3分に1本のペースとなるでしょう。

BTSシーロム線の新駅、スクサーウィタヤー駅の開業時期

同じく、BTSシーロム線のトピック。新駅「スクサーウィタヤー駅」が、チョンノンシー駅とスラサック駅の間に2019~20年に開業予定。2017年10月時点では、EIA(環境影響評価)を申請中です。

NNA ASIAの報道によると、『AIAサトン・タワーは駅と直結される』とあることから、スクサーウィタヤー駅の位置は上の地図周辺になるものと予想されます。

タイ国鉄がパタヤ・ウタパオ空港を結ぶ新鉄道路線の計画を発表

2018年に注目したい路線がこちら。具体的な続報が待たれます。Pattaya Mailの報道によれば、詳細は下記の通り。

『ドンムアン国際空港から、バンコクのマッカサン、スワンナプーム国際空港、チャチュンサオ、チョンブリ、パタヤ、ウタパオ・ラヨン空港までの既存の空港鉄道の終点まで。予定されている10駅には、バンコク地下鉄のバンスー駅とシラチャも含まれる予定。ウタパオ空港とスワンナプーム空港駅のみが地下に置かれます。』

信ぴょう性に疑問が残りますが、タイが進めるEEC(東部経済回廊)開発にも絡む路線。バンコクの2大空港にパタヤが連結されると、東部の開発が一気に進む可能性があり非常に楽しみです。

タイ国鉄の複線化や高速鉄道計画(チェンマイ線・ノーンカーイ線)などのタイ全土の鉄道情報、アジア広域の鉄道計画については、下記の記事にまとめています。

タイの高速鉄道・線路複線化など国内交通インフラ計画・最新版(2018年)

アジア全域の鉄道網開発計画(2018年版)


いかがでしたか?ASEAN全域でも、この規模の都市交通計画はバンコクのみ。周辺4県の首都圏から都心に通う人口は益々増加し、都心部の資産価値は今後も増していく事でしょう。

在住者としても新駅や新路線が続々と誕生するのは嬉しいですし、周辺の地価にも大きく影響します。タイ不動産に関する基礎情報は下記のページを参照ください。

(グロビジ!)タイ不動産の基礎ガイド

 

※記事内で紹介した交通計画や開業時期等は予告なく変更される場合があります。本記事を参照した結果生じた、いかなる損害に関しても責任は負いかねますので、不動産購入や投資の判断は、自己責任でおこなうようお願い致します。

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ5年目。