インドの不動産ってどうやって探す?インドの部屋探しで気をつけたい5つのこと

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僅か約3年で、インドの在留邦人が約60%増加(4,501名→7,883名)しています。僕も年始にバングラデシュを訪れましたが、インド周辺諸国が「ネクスト・ASEAN」として今後10年以上成長を続けることに確信を抱いています。

そこで今回は、インド・バンガロールでITやウェブサービス系のスタートアップについて情報を発信するサイト「India Note」(インディア・ノート)の外山雅大さんに、インドのオンライン不動産サービスの体験記を寄稿してもらいました。それでは、早速いってみましょう。

※本記事は寄稿記事になります。記事内の画像は適宜、(グロビジ!)筆者が挿入しています。

インドで部屋探しをする上で気をつけたい5つのこと

インド不動産

今回はインド・バンガロールで家探しを行い、現在日本人5名でシェアハウスをしている自分から、インドで部屋探しをする上で気をつけたい5つのことを紹介します。 (※上の写真は外山さんではありません )

インドの部屋探しは海外というだけでなく、様々な面で不便な点があります。ぜひ今後インドに住居やオフィスを構える予定のある方には、今回紹介する5つのことを抑えてインドで部屋探しに臨んでもらえればと思います。

1. 部屋探しのオンラインサービスはHousing.comで

Housing.com_India

Housing.com(ハウジングドットコム)のウェブサイト

今回部屋探しを行うにあたって、Housing.com(ハウジングドットコム)、Commonfloor(コモンフロアー)、The House Monk(ザ・ハウスモンク)等、複数のオンライン不動産サービスを利用したのですが、すぐに連絡がきたのはHousing.comだけでした。

他サービスは、連絡はとれても集合場所に担当者が来ない、連絡が1週間以上無いなど、サービスのオペレーションが行き届いていない印象です。一方、Housing.comは電話をすると必ず繋がりますし、聞き取りやすいネイディブ英語を話す担当者が付き添い、半日ほどかけて複数の物件を案内してくれました。

2. 担当者との連絡手段は必ず電話で

ハウジングドットコムは電話対応が基本

不動産サービスに限らず、一般的にインド人はビジネスの現場でメールの利用を嫌う傾向が強いです。そのため、サービスの担当者と連絡には電話を準備して、いつでも連絡が取れる状態を作っておきましょう。(SIMフリーのスマホがあれば、SIMカードの入手は比較的容易です)

またネット上で検索した物件よりも、実際に足を運んでみたほうが良かったというケースは多々有ります。担当者には自分たちの希望を詳細に伝えて、自分たちの希望に沿った部屋を複数紹介してもらったほうがベターです。

3. 家具付きの部屋は実は割高?!

インドの住居は家具なしが基本

Housing.comなどのオンライン不動産サービスを利用すると、少数ですがfull furnished(家具付き)やsemi furnished(一部家具付き)など、家具付きの部屋が見つかります。しかし、家具つきの部屋を探そうとすると、駅や街の中心地から離れていたり、家賃が2倍近くかかるなど、様々な面で不都合が発生します。

インド人は部屋探しをするにあたって、引越しごとに家具を全て移動させるため、部屋を管理する大家さんからすると、部屋は常に空っぽの状態にしておいたほうが都合がいいのです。

半年間の滞在などの人にとっては家具なしの部屋は少々不便に感じることもあるかもしれませんが、インドには安く家具を買えるローカル店も多くあるだけでなく、オンラインショッピングサイトも充実していますので、部屋探しで家具付きにこだわりすぎないようにすると選択肢が増えると思います。

4. 各都市ごとにデポジットの割合が異なる

世界遺産ヴィクトリア・ターミナス

インドでは州ごとに法律が定められ、不動産を含めて様々な点で取り決めが異なります。その中で今回特に注意したいのが、デポジット(保証金)の額が州毎に大きく異なるという点です。例えば、ムンバイが約5か月分、ニューデリー周辺では1ヶ月分の家賃と同額のデポジットとされています。

特に価格設定が高いのが、バンガロールのあるカルターナカ州のデポジット料金で、家賃10ヶ月分の支払いを入居時に求められます。なので月2万ルピーの家に住み始めようと思うと、初期費用で11ヶ月分の家賃22万ルピー(約44万円)の支払いが必要。ある程度お金がないと、かなり大変です。

5. インドは現金の引き出しが非常に面倒

インドの定番、リキシャー

家賃・デポジットの支払いに関しては、現金払い、もしくは現地の銀行口座間の振り込みが基本となるので、相当額の現金を用意しなければならないケースが発生します。僕たちのケースではオーナーと直接交渉をして、デポジットを5ヶ月分、家賃を2ヶ月分前払いという条件で現金払いを行いました。

さらに厄介なのが、インドではルピーの引き出し制限があること。クレジットカードのキャッシングだとATMからおろせるのが月に5万ルピーまで。多額の現金をインドで入手するには、日本円を大量に持ち込む、CITY BANKのATMを使う、ウェスタンユニオンで海外送金を行うなどの方法があります。

インドで部屋を借りる予定があるのであれば、日本円でできる限り多量の現金をインドに持っていくことをおすすめします。

インドでの不動産さがしまとめ

インドでの部屋探しは、他国に比べても非常に難易度が高い場所だと思います。もしインドに来て部屋探しをするのであれば、現地在住の友人を頼って下調べを入念に行い、できる限りスムーズに部屋の決定から入居までできるように、余裕を持ってスケジュールを立てておきましょう。

寄稿記事の終わりに

いかがでしたか?(グロビジ!)では、アジア各国の不動産も紹介していますが、デポジットが11か月分と高いなら、バンガロールでシェアハウスやマンスリーアパートを用意するのは合理的ですよね。

寄稿いただいた外山さんは、実際にクラウドファンディングで出資を募り、バンガロールでIndeedshouse(インディーズハウス)というシェアハウスを運営しています。彼が主宰の「India Note」というウェブメディアも、面白いのでチェックしてみてください。僕も3月半ばまでに絶対インドを再訪します!

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ5年目。