【インタビュー】バンコクの国際機関で働く大学院生に、タイでのインターン生活について聞いてみた。

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バンコクにある国際機関で働く、東京工大の大学院生Iさんに「バンコクでのインターン生活」について聞いてみました。「U」から始まる世界的に有名な組織でのインターンです。

Iさんは過去にオーストラリアへ留学した経験もあり、今回のインターンは約半年で来週日本に帰国するタイミング。実際にバンコクに住みながらインターンとして働いた経験について、インタビュー形式でご紹介します。

バンコクの某国際機関でインターン、その内容とは?

タイの国際機関でインターンシップ

--早速ですが、現在のお仕事について教えてください。

所属している国際機関「U」で、アジア太平洋部門の地域間教育を促進させるためのポータルサイト開発と運営システム作りをしています。ちょうど来タイしてから5か月半が経過しました。プロジェクトにはインターンとして参加していまが、サイトの開発は僕が中心となってさせてもらっています。

--従業員数や、インターンとしての待遇はどういったものでしょうか?

バンコク事務所には、約70名のスタッフがいます。日本人・韓国人が多く計3割程度、タイ人が約2割、残りはドイツやカナダなど多国籍なスタッフ構成です。インターンやボランティアが全体の2割を占め、無給で働いています。僕はインターンなので、渡航費のみ日本の官庁が負担してくれました。住宅や食費、交通費の支払いは自分でしています。

--国際機関でインターンとは少し特殊な感じがしますが、どのように見つけたのですか?

大学の指導教員の方が、国連関係の機関と繋がりがあったので紹介してもらいました。僕が情報系の勉強をしており、今の国際機関のプロジェクトとマッチしたため、スムーズに入ることができました。インターンやボランティアの年齢層は、20代半ばから30代半ばまでといった感じです。

--タイでの仕事について、感じることを教えてください。

過去にオーストラリアで営業のアルバイトをしたことがありますが、日本や豪州と比べてもタイはのんびりしているような気がします。タイ人以外でも多国籍なスタッフがいますから、国籍ごとに働き方や時間の使い方が違うのを実感しました。英語を使って仕事をしていますが、タイ語も話せたらいいなと感じることはあります。

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バンコクでの住環境について

オンヌットの街並み

オンヌットの街並み

 

--今のお住いについて聞かせてください。

今はオンヌットという地区にあるコンドミニアムのワンルームを借りています。BTS(高架鉄道)駅から徒歩5分で、家賃は半年契約で11,000バーツ(約4万円)。プールも付いてますし、オンヌットは駅前にスーパーもあるので便利ですね。

--住んでいるお部屋はどのようにして見つけましたか?

同じ事務所で働いている同僚に紹介してもらいました。ただ、短期で入れ替わりが激しい事務所なので、不動産に詳しい人が少なく、限られた選択肢の中から選ぶことになりました。

--タイは今も戒厳令下ですが、治安面で不安を感じたりすることはありませんか?

そういえば、戒厳令下だったんですね(笑) バンコクの治安面で特に危険を感じたことはないのですが、先日サイアムパラゴンで起きた爆発事件には驚きました。たまたま、事件の1時間後に立ち寄ったのですが、人が極端に少なく次の日の朝に事件を知りました。それ以外は、交通面以外は不安を感じませんね。

--交通面で感じる不安について聞かせてください。

まず、信号の数が少ないので、交差点を渡る時には慣れるまで勇気が要りますね。日本に比べると歩きにくい街だなと感じます。歩道が陥没してたり、水浸しだったり、犬が寝てたりしますよね。一方で思ったよりは、ゴミが少ないように感じます。日本よりタバコのポイ捨ても少ないですね。

タイ・バンコクでの生活費について

The Phyll 外観4

オンヌット駅近くにもうじき完成するショッピングモール The Phyll

--普段の食事はどうされていますか?食費はどの程度使っていますか? レストランに行くこともあれば、屋台街で食べることもあります。平均的な食費は、一食100バーツ台(370円~700円)ですね。エカマイのゲートウェイというショッピングモールで日本食を食べたりもします。朝食は、前日に買ってきた果物で済ませたり、簡単なものを自炊することもあります。

--携帯やインターネットの料金などはいかがですか?

SIMフリーの携帯電話を持っているので、TRUEというキャリアのSIMカードを買って使っています。ネットの料金は月200バーツ(約720円)で500MBまで使えるプラン(※500MB超えると、速度制限有り)にしています。自宅でも月500バーツ(約1,850円)ぐらいのインターネットプランを契約して使っています。

--以前住まれていたオーストラリアとの物価面での違いを教えてください。

オーストラリアのシドニーでは大学寮に住んでいました。25㎡程度のワンルームで、賃料は月12万円ほどでした。外食すれば、すぐに1,000円以上必要ですし、どうしても出費がかさむのは避けられないですね。街の美しさを別にすれば、バンコクは物価的にかなり暮らしやすいと思います。 ▼コーラ1本400円!?涙目なオーストラリアの物価43品を紹介します (あしたはもっと遠くへいこう)

タイでインターンをする際に知っておきたいこと

混雑するタイのイミグレーション(出入国管理事務所)

混雑するタイのイミグレーション(出入国管理事務所)

 

--タイは日本と同じく仏教国ですが、何か違いは感じますか?

同じ仏教ですけど、タイでは生活の中に仏教や王様の存在が強く影響しているように思います。具体的には、6時に駅の構内などで立ち止まって国歌を聞くことや、映画の前に立って国王賛歌を聞くなど、あそこまで国民全体が一体感を持ってやることは日本では無いと思います。

--学生のうちに海外でインターンをされているわけですが、他の学生にも勧めますか?

海外に抵抗が無い方には、行ってみることをオススメします。一方で、海外に興味がない方は無理することもないと思います。僕自身の経験で言うと、自分自身が狭いことに気づきました。「海外はこんなものか」と思うこともあれば、「こんなんもあるんだ」と思うこともあります。経験をするという意味では、行ってみても良いと思います。

--最後に、今後海外に出てみたいという方へ、メッセージをお願いします。

日本人にとって、アジアでは歴史や外交、先人の作ってきたイメージ的にも、「日本」という存在自体が良い意味で影響力を持っているので、優位性があるように思います。そういう意味で、欧米ではなくアジアの方が活躍しやすいと感じますし、「まずアジアに出る」というのは良い選択肢だと思います。

--ありがとうございました。

タイでのインターン体験者のインタビューを終えて

オンヌット駅前のマッサージ通り 初のタイ在勤者インタビューでしたが、Iさんが話していた「アジアにおける日本人の優位性」を、実感できる国の一つがタイだと思います。先人たちのおかげで「日本人は信頼できる」というイメージが東南アジア諸国では有り、僕たち若い世代はその恩恵を受け、スムーズにビジネスが出来るケースも多いでしょう。

そういう意味でもタイは日本人にとって暮らしやすく、働きやすい国なのは間違いありません。以前の記事でご紹介した通り、タイには10万人を超える日本人が住むと言われ、日々の暮らしに不自由することが他国より少ないと僕は思います。これから海外に出られる方は、タイを選択肢に加えるのもオススメです。

地球の歩き方 タイ 2015~2016

政治の問題や2014年に発生したデモなど、タイにもリスク要因があることは否めません。インターンシップなどの制度を活用して、タイに短期滞在してみるのも一つの手段。事前に就職先を決めたいのであれば、海外就職に強い【ビズリーチ】などに登録しておけば、転職先も事前に見つけられますよ。

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ5年目。