プロンポン駅前に完成した、タイ国内でも最大規模となるデパート「EmQuartier(エムクアティア)」に行ってきました。
今日は、BEAMS(ビームス)やA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)もタイ初進出を果たした、バンコク最新のショッピングモールをご紹介します。※記事の最後に、オープン初日の動画もあります
BTSプロンポン駅直結の「EmQuartier」は来タイ時に必見!
EmQuartierは、バンコク都内を走る高架鉄道、BTSプロンポン駅目の前。スカイウォークと呼ばれる歩道で、駅から連結されています。THE MALL GROUP(ザ・モールグループ)というタイの百貨店大手による経営で、タイで最も有名なデパート「サイアムパラゴン」も同社の商業施設。外観も少し似ていますね。
エムクアティアの特徴は、売り場面積の広大さ。上の写真だと、少し分かりづらいですが、左側の棟やロゴが入った奥の棟を含め3棟が連結しています。歩くだけでも2時間以上はかかるでしょう。下の写真にあるように、売り場案内だけでも複数枚にまたがるほど、店舗がひしめき合っています。
前述のモールグループは、「EM DISTRICT」(エム・ディストリクト)なる計画を発表しており、このプロンポン駅周辺で3つのデパートを建設する予定です。今回完成したエムクアティアは、その旗艦店。参考までに「Quartier」はフランス語で地区とか街という意味があり、新たな街を作るという決意の表れとも言えるでしょう。
実際に僕も訪れましたが、開業直後という事もあり、その賑わいはバンコク最大の商業街であるサイアム・チットロムをはるかに超えています。各ディベロッパーがひしめき合うサイアムに比べ、BTSプロンポン周辺はMALL GROUPが商業用地を軒並み確保。力を入れて開発を進めています。
▼エムクオーティエ(EmQuartier) タイランドハイパーリンクス
BEAMS、A BATHING APEがタイ初出店!紀伊国屋で日本語書籍も買える。
一度でもタイへ来られた方はご存知かもしれませんが、プロンポン駅周辺は日本人街とも呼べるほど日本人が集中するエリア。日本人学校の送迎ルートでもあるため、駐在の日本人家族の大半はプロンポンやトンローというエリアに居住します。
今回、エムクアティアの完成で大きく変わるのは、在タイ日本人の動きでしょう。もともと、エンポリアムというデパートがプロンポン駅前にあり、人気を博していました。今回のエムクアティア完成で、紀伊国屋も日本語書籍の取り扱いをはじめたので、チットロムやサイアムまで行かずとも本や雑誌が買えるようになります。
さらに、日本人好みの洋食屋やうどん屋も入居し、向かいのエンポリアムには一風堂や大戸屋もあります。僕もそうですが、一層スクンビット界隈から離れられなくなったという方も少なくないことでしょう。もちろん、地価や賃料にも良い影響を与えるのは間違いありません。
エムクアティア地下の飲食店街は、タイ人で大行列!
ご覧いただいたように、エムクアティア地下の飲食店街は大行列。日本からは創作オムライスのお店「ポムの樹」なども出店しています。駅の反対側にはエンポリアムデパートもありますし、これからプロンポンが新たな商業地区として発展していくのは間違いないでしょう。
もちろん沿線となるスクンビット線の周辺地域も同様です。オンヌットにももうすぐショッピングモールが完成しますし、将来的にはバンナーや、MRT(地下鉄)沿いのラマ9世駅付近も成長するに違いありません。
先日、日本から来た方々をエムクアティアにお連れしましたが、一同「元後進国とは思えない」と驚いてました。バンコクの発展ぶりを見るなら、ぜひ一度は新名所の「EmQuartier(エムクアティア)」を見てもらうことをオススメします!
<こちらの記事も合わせてどうぞ!>
▼「The District EM(ザ・ディストリクト・エム)」計画、バンコク・プロンポン駅前にタイ最大の商業地区が完成するよ!
▼オンヌットの「The Phyll」(ザ・フィル)、日本人が急増する街に建設中のショッピングモールを視察してきました。
▼タイのリスク「洪水」を考える。アソーク通りが完全に冠水し、アソーク川と化した!


最新記事 by いたのま (全て見る)
- 「出国税」と「海外財産調書制度」、海外への資産移転に関する2つの制度 - 2022年4月11日
- ウクライナの首都キエフ、欧州最貧国と呼ばれる国へ - 2021年10月3日
- タイでコンドミニアムを借りるには?パスポートと賃料3か月で移住可能! - 2021年9月28日
コメント
Comments are closed.