タイのコンドミニアム価格が前年比4.7%上昇。中古物件は果たして「買い」なのか?

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タイの首都、バンコクのコンドミニアム価格が上昇しています。特に2014年のクーデター以降、不動産価格は安定的に上昇しており、新規供給も加速しました。日本在住の方には意外かもしれませんが、タイではクーデター後に政治が安定し、経済も活性化することが歴史を紐解いても明らかです。

今日はタイの日系ニュースメディア「Newsclip.be」の情報を元に、タイ不動産の現状についてご紹介します。

バンコクのコンドミニアムは前年同期比で4.7%の価格上昇!

タイ政府住宅銀行(GHB)不動産情報センターがまとめた2015年第1四半期のバンコクのマンション価格指数(2012年100)は112・5で、前年同期比4・7%、前期比0・5%上昇した。

指数は1平方メートル当たり5万バーツ未満の物件が114・8(前期比2・7%上昇)、5万―8万バーツの物件が118・8(同2・6%上昇)、8万1―12万バーツの物件が115・4(同0・1%上昇)、12万1バーツ以上の物件が108・6(同0・1%上昇)だった。
(出所: Newsclip.be 『バンコクのマンション価格指数、第1四半期は前期比プラス0・5%』)

記事中にある通り、バンコクのコンドミニアム価格は前年比で4.7%の価格上昇。最近だと、新規発売のコンドミニアムは、平米あたり単価が36万バーツ(約120万円)に達するものも出てきました。※一部の富裕層向けプロジェクトで、投資用には向かない物件です。

タイでは区分所有の建物をコンドミニアムと呼びます。日本のマンションと同じイメージで構いませんが、基本的に9割以上の物件でプールやフィットネスジムが付属。日本でもアパートより、マンションが格上と呼べるように、タイでもコンドミニアムに住んでいる方が通りはいいです。

バンコクのコンドミニアム

タイのコンドミニアムの屋上庭園

アパートとコンドミニアムの大きな違いは「所有者」です。コンドミニアムは区分所有で各部屋にオーナーさんがいるのに対し、アパートは基本的にワンオーナーで、土地ごと所有しています。タイでは外国人(個人)は土地を所有できないため、不動産を所有するには、コンドミニアム購入が一般的。

Newsclipの記事では「マンション」とありますが、いわゆるコンドミニアムの事を指しています。

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タイの築古コンドミニアムは経年劣化とともに値下がりするのか?

エカマイのコンドミニアムCeil

タイの中古コンドミニアムの一室

現時点の新築プロジェクトで、最近もっとも開発の盛んなバンコク・スクンビット地区の平米あたり単価は22万~25万バーツが平均でしょう。高層階のお部屋や好立地、高級志向の物件はより高くなります。平米あたり70万~80万円前後ですから、東京なら大田区あたりと同じ価格でしょうか。

それでは、「中古物件」は安くなるのか? 答えは「NO」です。日本の場合、経年劣化で価格は徐々に下がるのが大半でしょう。一方で経済成長が続くタイなどの中進国・新興国では、地価の上昇が続いており、中古だから安いという方程式は当てはまらないことが多いのです。

Noble Recole ノーブル・リコール敷地

バンコク・スクンビット地区のビル群

むしろ新築物件にありがちな瑕疵を避けるため、完工後2、3年経過した物件を好む方も少なくありません。タイでは未完成(プレビルド)の頃から物件の販売が開始されますが、「プレビルド→完工時→完成後数年経過(地価も上昇している)」と段階を経るごとに、不動産価格が上昇していきます。

タイの中古コンドミニアムは買いなのか?

The-River south tower

バンコク・リバーサイドの物件は、投資価値が薄い

結論を言うと、中古物件でもスクンビット周辺など人気地区のコンドミニアムは買いです。もちろん、完成時よりは値上がりしているでしょうが、それでも当時の施工単価が安いため、一般的に現時点での新築プロジェクトよりも割安です。

実は日系企業が集まるアソーク周辺にも賃料2万バーツ(約7万円)前後と言う物件もあり、都心なのに賃料が安いため、僕の会社でもこの手の物件は常に人気があります。築年数は7、8年という物件も多いですが、こうしたコンドミニアムを安く買うと空室リスクも低くオススメです。

僕の会社では、年間100件を超えるタイ不動産のご成約をいただいています。タイへの不動産投資をお考えの方、右記 お問合せフォーム からお問合せください。

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ4年目。