バンコク地下鉄・MRTブルーラインの延伸工事。実際の路線を歩いて見てきた!

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タイの首都バンコクでは交通インフラの整備が急ピッチで進んでいます。例えば高架鉄道のBTSや地下鉄のMRTにおいて、ブルーライン・パープルライン・グリーンラインなど複数路線が新規開業、延伸工事を進めています。

タイ・バンコクの都市交通計画2015年最新版!(BTS・MRT・エアポートリンク・ライトレール)

来年2016年にはパープルライン(バンパイ運河駅-タオプーン駅)および、ブルーライン環状線(フアランポーン駅-ラックソン駅、バンスー駅-タープラ駅)が運行開始予定。その中でも今日は、バンコク都内を走る地下鉄MRT・ブルーラインの延伸計画についてご紹介します。

※記事内の延伸工事写真は、全て2015年5月に撮影したものです

MRTの延伸計画、ブルーラインはバンコク環状線に

バンコク地下鉄・MRTの延伸計画バンコク地下鉄・MRTの既存路線と延伸計画 (出所:lookeastmagazine.com)

バンスー-タープラ間

この区間は全8駅、全長11キロ。計画では、バンスー駅が始点で全て高架鉄道となる予定。Pracharat-Sai-2通り沿いを運行しながらチャオプラヤ川を超え、Charan Sanitwong通りを走ります。Phetchakasem通りとCharan Sanitwong通りの交差点でタープラ駅に接続します。

フアランポーン-ラックソン間

同区間は全長14キロで、うち4駅・5キロ区間は地下鉄として運行され、残りは高架鉄道。フアランポーン駅が始点で、チャイナタウンの目抜き通りであるCharoen Krung通りを走行します。次いで、ワット・ポー手前で左折後、パク・クロン市場付近でチャオプラヤ川の下を通過。タープラ駅以降は、Phetchakasem通りに沿って終点ラックソン駅に到着します。2016年6月に開通予定。

MRTブルーライン工事・フアランポーン駅

国鉄・MRTフアランポーン駅前の地下鉄工事現場

前述の通り、MRTの延伸路線はフアランポーン駅~ワット・ポー前のサナムチャイ駅を除き、ブルーラインは区間の大半が高架鉄道となります。高架鉄道はBTS、地下鉄はMRTというのが従来のくくりでしたが今後は運営会社を見て違いを判別する必要が出てきました。

参考までに、国営のMRTA(タイ高速道路交通公社)が、資産保有や路線建設を行い、民間のバンコク・メトロ社がMRTの運営をする「官民一体事業」としてMRTは運営されています。

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バンコク・ブルーライン、ワットポー・王宮周辺の地下鉄延伸部分を歩いてみた。

MRTブルーライン工事・ワットマンコン駅

MRTブルーライン・ワットマンコン駅の工事現場

実際に歩いてみましたが、中華街(ワットマンコン駅、ワンブラパー駅)を抜けて、王宮やカオサン通り周辺(サナムチャイ駅)に向かうブルーライン延伸路線は、観光客にとって利便性の高いものとなるでしょう。タクシー・バス・ボートのみだったアクセスに地下鉄が加わり、周辺地価が上がるのは間違いありません。

MRTブルーライン延伸工事・ワンブラパー駅

MRTブルーライン・ワンブラパー駅の延伸工事現場

サナムチャイ駅(写真下)は王宮やワット・ポー、官公庁が集まるエリアですが、ワットマンコンやワンブラパ駅(写真上)周辺は人口も多い地区。チャイナタウンも近いため中華系タイ人が多く、自営で生計を立てる家庭が多い印象です。目立った産業は無いため、爆発的な人口増加は見込めませんが一定の地価上昇は期待できるでしょう。

ブルーラインの延伸工事完成予定は2016年。先行で5駅が運行開始予定。

MRTブルーライン延伸工事・サナムチャイ駅

MRTブルーライン・サナムチャイ駅の延伸工事現場

タイの英字新聞『Nation』紙によると、2014年9月時点での工事進捗は63.7%で、予定工期よりも若干早く工事が進んでいるものの、チャオプラヤ川の下を通過する工事は時間を要するだろうとのこと。地下鉄MRTは2003年の運行開始予定から1年遅れで、2004年に開通した経緯もあります。

個人的には今回も2017年開通にずれ込むのではないかと懐疑的に見ていますが、どうなるでしょうか?一足先にイサラパップ駅までの5駅を先行開通させる可能が高そうです。もう一方の路線や、MRTパープルライン(バンパイ運河駅-タオプーン駅)に関しては後日レポートしますので、お楽しみに!

【追記】 MRTブルーライン・イサラパップ駅について

MRTブルーライン延伸工事・イサラパップ駅

MRTブルーライン・イサラパップ駅の延伸工事現場

MRTブルーラインは現在運行しているバンスー駅から、このイサラパップ駅までが地下鉄となります。この先のタープラ駅やバンスー側のタオプーン駅以降は高架鉄道として橋脚工事も進行中。上にも書いていますが、2016年に先行運行開始するのは、タオプーン~イサラパップ間(高架部分は2019年開通)の予定です。

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ4年目。