タイにもMERSが襲来!初の感染患者確認は、観光業とタイ株に悪影響を与えるか?

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タイ国内でMERS(中東呼吸器症候群)の発症患者が、2015年6月18日に初めて確認されました。報道では中東から治療のため来タイしたオマーン人で、タイ人や日本人の罹患者は今のところ確認されていません。

タイ初のMERS患者、バムルンラード病院が状況説明 (Newsclip.be)

このMERSコロナウイルスがタイ国内で発見されたことで影響を受けるのは、タイ経済の10%を占める主要ビジネスの観光業です。実際に2003年にSERSが流行した際は、沈静化するまでの3か月間の観光客数は著しく減少しました。今日は、タイのMERS問題と観光業、株価への影響についてご紹介します。

タイ国内で初となるMERS患者を確認。

MERSタイ

MERSは「中東呼吸器症候群」とも呼ばれ、元々は中東地域で発生した感染症。韓国での感染拡大が大きく報道されていますが、死亡例等も中東が大半を占めます。外務省の海外安全情報ページによると、「中東以外では、ドイツ、フィリピン、中国、韓国及びタイ」で感染が確認されています。

コロナウイルスは一般的に、飛沫や接触で感染・伝播し、風邪などの症状を引き起こします。また、下痢などの消化器症状も報告されており、重症の場合は呼吸不全を起こすこともあると、在タイ日本大使館が紹介しています。

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MERSはタイ経済およびタイの株価に影響を与えるか?

タイの王宮前

タイの証券会社KT-ZMICO社は6月19日の英文レポートで、MERSが交通・物流業界に与える影響を以下のように紹介しています。

  • 韓国・中東からタイへの観光客数は総観光客数比で、それぞれ約5%と2%
  • タイの航空会社の影響は最小限にとどまる。短期的に株価に影響を与える可能性あり。
  • タイの観光産業は過去、同様の問題に数回に直面しており、短期的な影響は避けられない。
  • 2003年のSARS発生時、観光客数は3ヶ月間著しく低下し、問題収束後に速やかに正常レベルに戻った。
  • SARS発生当時、タイの株価は15%急落。回復に2ヶ月を要した。

経済的な観点からすると、MERSが短期的に株価下落に導く要因になりかねません。ギリシャも国が傾きそうな情勢ですし、一時的な株安の可能性はありそうです。先日株を売ったという記事を書きましたが、BTSなど安値なら買いたい銘柄もありますので、今後も動向を注視したいところです。

冒頭でも書きましたが、観光はタイ経済の10%を占める主要産業。今後、感染者が拡大するようであれば、経済への影響は避けられないでしょう。とは言え、現段階ではウイルスを持ち込んだオマーン人が1名、郊外の感染症センターに隔離されている状態で、ウイルスは管理統制下にあります。

中東呼吸器症候群(MERS)に関するQ&A (厚生労働省)
中東呼吸器症候群(MERS)Q&A (国立感染症研究所)

MERSの一般的な予防策

▼休息、栄養を十分に取り、抵抗力をつける
▼手指などの衛生保持を心掛ける
▼人混みを避ける
▼マスクを着用する
▼咳やくしゃみの症状がある人とは可能な限り濃厚接触を避ける
▼温度の変化と乾燥しすぎに注意する
▼高熱、咳、呼吸困難などの症状が見られた場合は適切なタイミングで専門医の診断を受ける――。
(出所:在タイ日本大使館ウェブサイト)

過度な心配は必要ないと思いますが、MERSに関する情報は、上記の厚生労働省や国立感染症研究所のウェブサイトでも確認できます。観光や生活に大きな支障はないと思いますが、上の予防策を参考にタイでの観光を生活を楽しんでください!

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ5年目。