「世界の資産運用フェア」に出展しました。タイ不動産のラアトレアジアとして、海外投資のレジェンドとも言える内藤忍氏の主催するイベントへ出展し、パネルディスカッションでもタイ不動産のパネラーとして、一緒に登壇させていただきました。
展示会自体も2日で700名を超える海外不動産投資に興味をお持ちの方が来場されました。今日は、その中でも特に質問の多かったタイ不動産における「利回り」と「融資」についてご紹介します。
日本の利回り「10%」とタイ不動産の「5%」ならどっちを選ぶ?
世界の資産運用フェア、パネルディスカッションの様子
日本の不動産とタイなど新興国の不動産では、「利回り」の考え方に大きな違いがある点は理解していただきたいところです。例えば、日本国内でも特に地方都市を中心に「利回り10%」と紹介されている物件もあります。しかし、この10%はいつまで続くのでしょうか?
日本では不動産が経年劣化により、賃料・販売価格ともに低下していくのは周知の事実ででしょう。築年数が進むほど賃料は下がっていきますから、利回りも低下。こうした利回りの下がった特に地方の物件を買う人はいませんから、販売価格の方を下げて「利回り10%」という物件を創り出しているのです。
一方で、タイの投資用不動産物件は現状「5%~6%」。しかし、日本と違うのは物件・立地によって賃料も上昇している点です。もちろん中古でも同様で、実際に私の部屋が昨年値上げされました。地価も上昇傾向で、過去にタイ不動産を購入した方の利回りは時間の経過とともに上昇してきました。
これらを踏まえると、日本の「10%」とタイ不動産の「5%」、どちらが良いと考えるでしょうか?
タイの不動産を買う時に、融資は受けられるか?
バンコクのコンドミニアム、1ベッドルームのショールーム
結論から言えば、融資は受けられます。但し、2つの注意点があります。1つは金利が高いこと。外国人向けの不動産ローンは、金利が6%~7%ほどと大変割高です。もう一つは、外国人向け不動産ローンの取扱い銀行が少ないこと。少し具体的に理由を紹介してみましょう。
前提として、タイでは外国人は土地を買うことはできません。外国人が購入を許されているのはコンドミニアム、つまり区分所有の建物のみです。日本で言うマンションのイメージで結構です。しかし、コンドミニアムを買う場合でも、タイ国内に外貨を持ち込んだ場合のみ許されるという条件付きです。
日本人に人気の高いトンロー地区のコンドミニアム
具体的に言うと、タイのコンドミニアムを買う場合、タイバーツではなく日本円や米ドル、シンガポールドルなどタイにとっての外貨を持ち込む必要があると、コンドミニアム法に明記されています。融資を受けて買う場合も、当然外貨を利用する必要があり、地場の銀行では融資を受けられないことがほとんど。
審査も英語書類を用意する必要があり、金利も割高です。仮にタイ国内で融資を受けるとするなら、物件価格の三分の一程度にとどめたいところ。銀行によって金利が低かったり、書類審査が若干ゆるい銀行も存在します。
世界の資産運用フェア、ラ・アトレアジアのブース
今回の展示会は、海外の資産運用フェアということもあり、こうした「利回り」や「融資」に関する具体的な質問が多く、タイ不動産の基礎的な知識は既にお持ちの方も多数いらっしゃいました。タイ不動産の内見ツアーも随時開催してますので、以下からお気軽にお問い合わせください。
※タイの不動産に関するご質問は お問合せフォーム 、タイ不動産の内見ご案内は コチラ からお願いします。(お返事に数日いただく場合があります。予めご了承ください。)
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