【インタビュー】インドネシアで働く現地採用者に、ジャカルタ生活を聞いてみた

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インドネシアの首都ジャカルタで働く日本人が年々増加しています。

沖縄県出身の友人Iさんがラマダン明け休暇でバンコクへ遊びにきたので、インドネシアでの生活や労働環境をインタビューしました!

インドネシア・ジャカルタの平和なデモ

インドネシア・ジャカルタで就職。現地で感じることは?

ジャカルタのモスクにいるヒジャブ姿の女性たち

--早速ですが、現在のお仕事について教えてください。

現在はジャカルタにある日系の物流会社で働いています。海上輸入を担当し、日本人営業やお問い合わせの対応などを行っています。インドネシアに来てから、7か月ぐらいになりますね。

--従業員数や、現地の方の給与水準はいかがですか?

従業員数は200名くらいで、日本人は8名ほどです。現地の方は月250~2,000米ドル程度でしょうか。40代のマネージャーで2,000米ドルに近い額だと思いますが、これはかなりの高給取りです。年々給与はベースアップして、インドネシア人の生活も変化してますね。より高い給与のところに転職する、ジョブ・ホッピングも多いですよ。

--インドネシアでの仕事について、感じることを教えてください。

日本と一番違うのは、賄賂(わいろ)文化ということでしょうか。税関職員も賄賂を要求して、通関を緩くすると言ってくる場合もありますし、貨物の出荷プロセスなども賄賂によってスムーズに行くケースもあります。

インドネシア・ジャカルタでの給与水準や食生活について

ジャカルタのローソンで売られていたから揚げ弁当

--失礼ですが、Iさんの給与額を教えていただけますか?

手取りで1,900米ドルです。総支給額はもっとあるはずですが、医療費や携帯代などが給与から天引きされますね。毎月、米ドル建てで銀行振り込みされています。

--そうすると、両替などが大変なのでは?

そうですね。いわゆる外貨預金のため、ATMでドルは下ろせないため、窓口で引き出す必要があります。銀行で両替も可能ですがレートが悪いため、市内の両替所で両替しています。銀行の窓口も混んでいるので、1,000米ドル単位で引き出すことが多いですね。少し心配ですが(笑)

--踏み込んだ質問ですが、手取りの約19万円の使い道を教えてください。

家賃が約3万5千円で、その他に大きな出費は食費です。大体、月10万円程度は貯金できてますね。

--収入の半分以上を預金しているのは凄いですね。食事などはどうされてるのですか?

昼食は倉庫のある港近辺で取ることになりますから、インドネシア料理(約100円~200円)です。夜はジャカルタ市内で飲みに行くこともあり、そうすると一回で3,000円~4,000円かかりますね。日本食を食べるのは週3回~4回でしょうか。吉野家の牛丼セットで400円程度、大戸屋なら1,000円~1,200円というところです。

--日本食の値段はバンコクと大差ないのに、飲み代は結構かかりますね?(笑)

酒税が高いのが原因だと思います。インドネシアはイスラム教ですし、お酒に対しては厳しく課税している側面もありますね。

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インドネシアでの住環境について

ジャカルタの電車駅

--今のお住いについて聞かせてください。

今は「コス」に住んでいます。コスとは、インドネシアにおける賃貸形式のひとつで、短期契約の外国人向けアパートという感じでしょうか。私の住む「コス」は、ワンルームで家具付き、エアコンや冷蔵庫、TVなどもついています。家具家電の有無やセキュリティの厳重さは、物件によって様々という感じです。

参考リンク: 専門サイトもあり!「コス」の見付け方

--今住んでいる、「コス」の家賃はいくらくらいでしょうか?

今はセントラルジャカルタにある、350米ドルの「コス」に住んでいます。安いものだと200米ドルくらいからで、1,000ドルを超えるものもあります。日本人の現地採用の方は、200ドル台のところに住んでる方も多いですが、私はセキュリティなども考慮して、今のところに決めました。

--「コス」に住んでいて困ることはありませんか?

十分、快適に暮らせています。洗濯物も毎日玄関先で回収してくれ、その日のうちに返却してくれるので便利ですよ。ただ、たまに紛失されたり、他の部屋の洗濯物が紛れ込むこともあります。なので、大切な衣類は別で洗うようにしています。

インドネシアに移住する際に知っておきたいこと

ジャカルタにある銀行貨幣博物館の展示物

--外国人も簡単に口座開設できるのでしょうか?今、使っている銀行も教えてください。

一般的には「キタス」と呼ばれる労働許可証がないと、口座開設はできません。私はマンディリ銀行のルピア口座とドル建て口座を使っています。インターネットバンキングも使えますよ。

--ジャカルタ市内で建設中の地下鉄(MRT)工事はいかがでしょうか?

2018年に完成予定と聞いていますが、賄賂など利権争いもあり進捗がはかばかしくないと聞いています。

--イスラム教について感じることを教えてください。

率直に難しい問題だなと感じます。休日のショッピングや仕事中でも定刻のお祈りは欠かしませんし、ラマダン中は食事どころか、日中は水も取りません。私も遠慮して、隠れて水を飲むとか配慮をしています。やっぱり仏教とは全く違うなと感じることも多いですね。

--今はタイにいらっしゃるわけですが、ジャカルタと「どう違う」と思われますか?

ジャカルタと比べると、渋滞が少ないですね。道路も整備されてますし、ホームレスも少ない気がします。街にはゴミ箱もあり、衛生面でもだいぶ進んでますね。ジャカルタでは、イスラム教のため服装にも制限がありますが、バンコクだとショートパンツを履いたり、女性もオシャレで自由な服装をしてるのに驚きました。

--最後にメッセージをお願いします。

やっぱりインドネシアはこれからの国だと思います。不便な点も多いですが、どんどん発展している楽しさがありますね。生活レベルや賃金に関しても、目に見えてUPしています。

一方で、富裕層もしくは低所得者層のいずれかに偏ったビジネスモデルが多い気がします。ショッピングにしても食事にしても、両極端な価格設定しかありません。なので、中間層向けにビジネスをすると面白いのではないかと考えています。私もインドネシアで沖縄料理屋をやってみたいですね。

--ありがとうございました。

 インドネシア在勤者のインタビューを終えてジャカルタ郊外の世界遺産遺跡

前回インドネシアを訪れたのは2012年。ちょうど2年前ですが、今はもう大きく街並みも変わっていることでしょう。首都ジャカルタの喧騒とは反対に、古都ジョグジャカルタには上の写真のような世界遺産が2つあり、電車の車窓から見るインドネシアの棚田が美しかったのをよく覚えています。

こういうインタビューをすると、見たいところが増える一方ですが、実際に現地で地下鉄の進捗状況や、新大統領の政策などを視察してきたいと思います。お盆シーズン直前ですが、インドネシア、オススメですよ!

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ5年目。