ウズベキスタン・タシュケントの物価について

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ウズベキスタンの首都タシュケントを視察してきました。不動産を中心に見ましたが、通貨スムの切り下げで物価も外国人にとっては非常に安いのが特徴。

首都タシュケントの物価を交通費、食費、SIMやタクシーの価格面などから紹介します。

ウズベキスタンの首都タシュケントの物価

※ウズベキスタンスム(UZS)の為替レートは、2018年7月現在の対日本円で1,000スム=約14円。

 

タシュケント市内の交通インフラの物価

  • タクシー初乗り:8,000スム(約100円) ※白タクだと約半額
  • 地下鉄:1,200スム(約16円)

タクシーは2018年3月時点で、UberやGrab Taxiなど外資系配車アプリは未稼働。すごく興味深かったのは、現地の人は白タクを好んで使う事。正規タクシーの半額で移動可能です。タシュケントの白タクは一般人が副業的にやっており、道端で手を上げると知らない車が停車。あとは行先と金額を交渉して移動します。ロシア語かウズベク語を話せないとハードル高いですが、現地在住の日本人も主に白タクを利用していました。

私も一度一人で白タクを使ってみました。Google Mapを見せながら有名な駅とかデパートとかなら、英語でも何とか理解してもらえます。但し、特に女性の方は安全を考慮し、運転手を見て利用するか判断した方がよいでしょう。

ウズベキスタンの飲食の物価について

(写真) ウズベキスタンで一般的な麺料理のラグマン、串焼きのシャシリク

  • ホットコーヒー:8,000スム(約100円) ※スターバックス等の外資カフェは未出店
  • フードコートの食事:13,500スム(約150円) ※セルフ式レストラン

スターバックスなど外資系の飲食店は殆どありません。サブウェイなどはあります。が、ロゴも酷似したSUBWAY.UZという偽物。商標権とか知的財産的な考えは、まだウズベキスタンでは浸透していないようでした。

フードコートなどの食事は13,500スム(約150円)前後。食料が自給でき通貨が暴落しているウクライナよりは高いですが、私が住むタイと同じ程度。伝統的料理のプロフなど安くて美味しいものも多いですが、油を多用するので食べ過ぎには注意を。

(写真)ネオンが怪しげな市内中心部の日本・韓国料理店ASIANA。意外と接客は良い

日本食や韓国料理だと大体一人1,000円前後が目安になるでしょう。ウズベキスタンはイスラム教国なので、豚肉は少ないですが、こういうお店ならサムギョプサル(約600円)なども食べられます。

ウズベキスタンでSIMカードを購入する

  • 40,000スム(約550円) ※期限1週間、容量2MB

SIMカードは空港では買えず、タシュケント市内の携帯キャリアUcellの直営店で購入しました。パスポートの他にホテルのレジストレーション(滞在許可証)が必要です。SIM購入後も登録に少し時間が掛かり、数時間は利用不可。SIM購入も含め、インターネット環境やアクセスの容易さは今後改善して欲しいポイント。

ウズベキスタンで定期預金をする

  • 定期預金金利 18%

ウズベキスタンでは高金利の銀行預金も可能。但し、過去記事でも書いた物価のインフレ率が高いため、為替リスクを考えるとわざわざ口座を作る必要はないでしょう。外国人の口座作成も、SIMの項で書いたレジストレーションなどの問題もありハードル高めです。

ウズベキスタンのインフレ率は2015年:8.46%、16年:7.98%、17年:12.95%(※17年はIMF推計)と高率で推移。1994年には1,568%とハイパーインフレも記録。JETROのデータによると政策金利は9%(2016年)で銀行金利も高いはずですが、高いインフレ率のためスム建ての預金は意味がなさそう。(出所:ビザなし入国可能になったウズベキスタン、中央アジア最多人口を誇る国へ)

新大統領がウズベキスタンスムの通貨を切り下げ

2017年9月に通貨ウズベキスタンスムの切り下げを実施。切り下げ令前は、1ドル=4,100スム前後。当時は闇での両替が一般的で、1ドル=8,100スム前後で取引されていたそう。闇両替が横行したため、新大統領が通貨切り下げに踏み切りました。(2018年3月20日のドル円両替レートは1ドル=8,100スムでした)

興味深いのが、政府の規制で外資の携帯キャリアなど一部企業は今も古い1ドル=約4,100スムというレートを適用されている事。現地ビジネスマン曰く、現地企業の優遇とスムの利用促進が目的。こういう店舗でドルを使うと大損するので、ご注意を。レジ前などに記載されていると思います。

この通貨切り下げで、観光客は恩恵を受けられます。10年前のブログ等では、「ウズベキスタンは意外と物価が安くない」と表記されてますが、現在は大幅な通貨切り下げで、外貨を持ち込めば物価は安く感じることでしょう。

一方でスム建て給与は上昇しておらず、ウズベク人はインフレで物価高と感じている点は問題です。

ウズベキスタンの物価まとめ

上表はウズベキスタンの物価を同じ旧ソ連国家のウクライナと比較させました。両国とも為替が下落し、外国人には物価安を享受できる環境。食費などウクライナの方が、ウズベキスタンより少し安め。交通費はUberが使えるウクライナと白タクのウズベキスタン。まだサービス面は違いがありました。

  • 現地在住の日本人は130名程度。首都タシュケントに80名程度
  • ウズベキスタンはウクライナより10年ほど遅れているのではないか?
  • 英語通じにくい。弁護士などキエフは外国人向けサービスが充実しているが、ウズベキスタンは厳しい。(外資系高級ホテルでも外国人向け英語フリーペーパーはない。ロシア語のみ。ウズベク語の雑誌もない)
  •  Uberなど外資系サービスは飲食店含めてない。ブランド店(Gucci等)の偽ロゴ看板を掲げる店も横行
  • 産児制限(第3子以降は税金?)がある。人口増はまだ続きそう。一方、国を出たい国民もいる。
  • 日本大使館勤務の奥様も、日系のサービス(賃貸仲介など)が無いと嘆いている。
  • 新大統領の改革に国民一同、非常に楽しみにしている。国が変わると確信している感じすらある

何度も書きますが、ウズベキスタンは新大統領の下で政治経済ともに改革進行中。今後数年で外資も流入しサービス面も改善される事でしょう。「青の街」サマルカンドや、シルクロードの拠点ブハラなど世界遺産が多いのも特徴。現地ツアーを提供するVELTRAを使ったり、個人旅行で旅して欲しい国の一つです。

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ5年目。