バンコク初の交通系共通ICカードシステム、Mangmoon導入は大幅延期

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バンコク初の交通系共通ICカードシステム、Mangmoon(メンムム)の導入が2017年に迫っています。

現状、バンコクの高架鉄道BTSや地下鉄MRTは、昔のSuicaやIkokaと同様で各社路線のみ利用可。その分、タイ初となる共通カード「Mangmoon(メンムム)」は待望されていますが、当初の1月導入延期に関するニュースを紹介します。

共通カードシステム、導入は大幅に先延ばし

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タイ運輸省によれば、2017年1月に導入が予定されていた、バンコクの全鉄道で利用可能な共通チケットシステムMangmoon(メンムム)の導入は大幅にずれ込む予定だ。

全交通機関で利用可能な共通カードであるメンムム(スパイダー)カードは、現時点で2017年中頃を目処に利用可能となる予定だと、2016年11月1日にArkhom Termpittayapaisith運輸大臣が明らかにした。

Mangmoon(メンムム)カードはバンコク初の交通系共通ICカード

現状乗客はBTSやMRTなど各路線の切符を別々に購入しなければならず共通カードは無い。Mangmoon(メンムム)カードが運用されれば共通カードとして利用され、カードも1枚で事足りることとなる。

新共通カードは現在運行中のBTSスカイトレイン、MRTブルーライン、MRTパープルライン、エアポートリンク(ARL)の4鉄道で利用可能となる予定だと大臣は語った。

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運輸大臣によれば、導入が遅れた理由は新交通カードシステムの管理を行う新しい法案を運輸省が起草しなければならなかったからだと言う。システムの管理を行うのは官民連携で形成される会社であるCommon Ticketing Company(CTC)だ。

CTCの設立計画は国営企業政策局で審査され、最終的に官民連携委員会で承認される見通しだ。CTCの設立以前は交通政策・計画室(OTTPP)、クルンタイ銀行、タイ高速道路交通公社(MRTA)が共通チケットのシステムを共同で運用開始する予定になっていたと運輸大臣は述べる。

バンコクの鉄道各社で共通ICカード導入に連携が必要

バンコクの鉄道運用事業各社は共通ICカード導入に向け準備を進める必要に迫られている。BTS社では既存のラビットカードを新ICカードにいかに組み込むかを決めねばならない。

運輸省の情報筋によれば、現在BTSのラビットカードを利用している乗客は約1千万人おり、新共通カードのシステムでラビットカードを利用するには各ラビットパスに電子チップを埋め込む必要があると言う。

運輸省は当初高速交通公社(MRTA)に対して新共通チケットシステムを運用するよう命じており、2017年1月に運用を開始する予定であった。将来的に共通ICカードシステム「Mangmoon(メンムム)」はバンコク大量輸送公社のバス、ボートやタイ国鉄にも完成次第順次導入される予定だ。

(出所: The Bangkok Post “Common ticketing system faces delay ” グロビジ!翻訳・要約)

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Mangmoon(メンムム)カードが利用可能予定の交通機関

  • 高架鉄道 BTS
  • 地下鉄/高架鉄道 MRT
  • エアポートリンク
  • 高速道路 (将来的に導入予定)
  • バンコク大量輸送公社のバス (将来的に導入予定)
  • バンコク都内のボート (将来的に導入予定)
  • タイ国鉄 (将来的に導入予定)

バンコクの電車共通カードですが、2014年前後から既に報道されており、当初は「Thai Common Ticket(タイ・コモン・チケット)」という名称で導入が予定されていました。タイ語ですが、運営会社によるメンムムカードのサイトも存在します。

http://www.thaicommonticket.com/index.php?lang=en

一部の日系ウェブメディアでは2017年6月導入と報じていますが、早くても2017年末辺りの導入になると個人的には見ています。各社の調整など考えると気長に待つしかないのでは?と思います。

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板野 雅由
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。現在はバンコクにてコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」を開発中、日本国内でタイ不動産セミナーも開催しています。 1981年岡山県倉敷市出身、在タイ4年目。