ASEAN経済

プラカノンにショッピングモールHABITOを含む「ニュータウン」誕生。

バンコクでの注目エリア、プラカノン~オンヌット間にかけて、タイの不動産大手サンシリ社が巨大なニュータウンを開発中。先日少し紹介しましたが、「HABITO」というショッピングモールを中心に将来的には高層4棟を含むコンドミニアムが計5棟、インターナショナルスクールも開校予定です。

プラカノン・オンヌットのショッピングモール地図

プラカノン・オンヌット地区の既存スーパー・ショッピングモール(一部開発中も含む)

プラカノン駅から徒歩約15分と距離がありますが、車やバイク利用なら交通の便も悪くありません。非常に楽しみなサンシリ社の「プラカノン・オンヌットニュータウン」開発計画を紹介します。 続きを読む

プラカノンは2年で大変化!下町が「ネクスト・スクンビット」と呼ばれる理由

バンコクのプラカノン地区。都会ではなく「下町」として認識され続けてきた町が、今まさに変化しようとしています。日本人駐在員が賃貸物件を探す際に「エカマイまで」と言っているのが、今後2年で変化するのは確実だと見ています。

Bangkok-transit-map

なぜ、プラカノンが「ネクスト・スクンビット」と呼ばれているか?今後2年の開発予定を元に、今日はプラカノンが成長する理由をご紹介します。 続きを読む

相続税が導入されたタイに、土地家屋税(固定資産税)導入の続報!税収強化が軍事政権の課題か?

先日、相続税が導入されたタイですが、今後は日本で言う固定資産税に相当する「土地家屋税」導入に関する報道が発表されました。

土地家屋税の税率は、日本の固定資産税と比べても微々たる税率です。今日はタイの英字新聞『バンコクポスト』の記事を元に、タイの土地家屋税導入のニュースをご紹介します。 続きを読む

タイの日系企業は8,900社!日本人在住者も前年比8%増で6.5万人を突破

タイに進出する日本企業の増加が止まりません。企業だけでなくヒトも、経済発展が続く東南アジアへの進出が続いています。タイ在住の日本人登録者数が2014年比で8%増加し6.5万人を突破し、増加率は直近10年間で最高の伸びを示しました。

タイの英字新聞『バンコクポスト』が、日系企業の実態に関する記事を報道しています。今日は同記事から、バンコクで活動する日本企業の実数と、事業内容の変遷についてご紹介します。 続きを読む

ASEAN及びタイの経済見通し。世界的監査法人のグランド・トンソン社インタビューより。

世界屈指の監査法人として有名な国際会計事務所、グランド・トンソン社のグローバルCEOのインタビューがタイの英字新聞『The Nation』に掲載されました。今日は同記事から、「世界的監査法人が語った、アセアンおよびタイの経済見通し」についてご紹介します。

ビジネスリーダーはアジア太平洋の経済成長に楽観的

AECサミット

ASEAN各国の国旗 ※筆者挿入

グラント・トンソン社は、「タイを含むアジア太平洋地域のビジネスリーダー達は非常に楽観的だ」と見解を語った。同士によると、「中国における中産階級の増加や、AEC(アセアン経済共同体)の将来性」を見越してのものだと言う。

しかしながら、「タイ国内においては、政治の不透明性、煩雑な法律手続き、熟練労働者不足が景況感を阻害している」と同氏は話した。

同じく、グラント・トンソン社のグローバルCEOであるEdward Nusbaum氏は、「中国とアセアン諸国の人々の購買力が近年増加しており、中産階級の増加が地域に幸運を呼び込むだろう」と語る。

Nusbaum氏は、「アセアン諸国は投資対象として大変魅力的で、この状況下で莫大な貿易の流れがあるだろう」と予測する。

現在、中国経済は低迷している一方、タイは楽観的に捉えて良い。また、タイにおける企業の景況感は、政治的な不透明性に過度の影響を受けていない。

バンコク・カオサン通り

観光客でにぎわうバンコクのカオサン通り ※筆者挿入

バンコクは域内の他の場所と比べ規制が緩く、投資におけるハブ的な役割を果たし、ASEAN域内でのビジネスを確立する場所だと、同氏は見る。タイは地域経済を牽引する大きな役割を果たすだろう、と氏は語った。

Nusbaum氏によれば、タイの教育システムはアセアン域内の他の国より充実しており、投資家や企業が自国の能力のある労働者や生産能力により自信を持っている。一方で、熟練労働者が著しく不足している状況も見逃せない。

建設現場で働く、非熟練労働者たち

バンコクの建設現場で働く、労働者たち ※筆者挿入

タイのグラント・トンソン社のパートナーであるAndrew McBean氏は「熟練労働者不足は、教育の質が問題ではなく、労働力の需要が強いために起きたことだ。今後は教育体制をより強化し、労働力を補填せねばならないことは明らかだ」と語った。

同氏は、「タイは低コスト製造から付加価値生産へ移行している」と付け加える。企業が「より環境にやさしく、品質の高い製品」を求めながら、自社イメージを転換させていく過程で、熟練労働者への需要が高まったのだろうと説明した。

AECの潜在力が海外投資家の注目を引きつけており、アセアン全体としての見通しは極めてポジティブだ。「ビジネスリーダー達が今後5年に渡って協力体制を築き、利用できる機会を活かすならば、地域全体の経済活性化は疑う余地がない」とMcBean氏は締めくくった。

(出所: The Nation “Business leaders optimistic on Asia-Pacific region, Grant Thornton says” グロビジ!翻訳・要約)

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ASEAN及びタイの経済見通しインタビューから考えること

バンコク隣県のアパート街にて

賃料6千円程度のバンコク隣県のアパート街 ※筆者撮影

ご紹介した通り、グランド・トンソン社のインタビューはASEAN地域の「発展は疑う余地がない」という力強いものでした。一方、タイ国内でも経済の活性化を促進するための政策金利引き下げや、タイ中央銀行がデフレ予測に転じたという報道もあります。

マレーシア・リンギットが弱含むなど、当然ASEAN域内でもポジティブなニュースばかりではありません。とはいえ、経済は生き物ですから、短期ではなく中長期での視点も必要だと僕は考えています。

「正確に間違うよりも、おおざっぱに正しい方向を選択する」とは経済学者ケインズの言葉ですが、僕個人としては5年ぐらいのスパンで見れば「アセアンの今後の成長は疑う余地がない」というGT社の意見に賛成です。皆さんはどう思われますか?


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アセアン経済共同体発足後の動きはどうなる?東南アジアの経済成長を左右する「AEC」について。

ASEAN経済共同体(AEC)の発足が2015年末に控えています。2008年に同構想がスタートして以降、関税の撤廃は順調に進んできました。将来的にヒト・モノ・サービスの自由化が期待されていますが、具体的にASEAN域内の経済はどのように動くのでしょうか?

今日は、世界的な不動産投資助言会社ジョーンズラングラサール(JLL)のレポートを元に、ASEAN経済の今後についてご紹介します。

アセアン各国における海外直接投資が活性化

混雑するタイのイミグレーション(出入国管理事務所)

混雑するタイのイミグレーション(出入国管理事務所) ※筆者挿入

ジョーンズラングラサール(JLL)の最新の報告書『新興勢力の東南アジア:不動産投資家にとって何を意味するか?』 によれば、2015年は6億人以上の人々から構成される単一の市場「ASEAN経済共同体」(AEC)が構成される記念すべき年である。

この「ASEAN経済共同体」という巨大な経済・人口圏は、地域内・地域間の貿易、観光、金融・保険サービス、物流における需要拡大を促す。今後も非常に大きなチャンスへと変化する地域であると、JLLは報告する。

また報告書は、本地域の中産階級は2020年までにさらに7千万人増加するとの予測を強調した。

タイの入国審査を待つカンボジア人労働者

カンボジア国境ポイペトから、タイ国内へ向かうカンボジア人労働者 ※筆者挿入

東南アジア、とりわけベトナム、ミャンマーとタイの各国は中国の代替としての低コスト国とされてきた。さらに2020年までに年間800万人もの人々が東南アジア内で地方から都市部へ移り住むと予測されており、この地域における都会化率は現在の47%から50%を超えると予測されている。

この傾向は、特にバンコクの小売業の店舗、マニラのオフィス物件、ジャカルタの住宅や物流関連不動産の需要の高めると期待されている。

ミャンマーの不動産も訪問者数の増加により恩恵を受ける。しかし、ミャンマーは高リスクを好む機関投資家の関心が高い一方、政治的な見通しや土地の所有権の構造には未だに困難があると考える一般投資家達は少なくない。

本報告書を執筆したJLLの東南アジア研究所所長であるChua Yang Liang氏は、同地域の不動産商品が限定的で直接投資が非常に難しかったとする一方、現地パートナー企業との合弁事業や株式市場に直接参加することにより、投資家は市場の成長から利益を得ることができるだろうと解説した。

JLL東南アジアの最高経営責任者であるChris Fossick氏は、短期的に今後も東南アジアの不動産市場の発展を後押しする要因は多々あると語る。

このように将来への期待が高まる一方、アセアン諸国のいくつは透明性をはじめ、法的・政治的なリスクにおける課題に直面している。しかし、「近年は問題の改善も進み、リスクは軽減されている」と、同氏は説明した。

(出所: The Nation “Asean foreign investment boost as countries increase leasehold periods” グロビジ!翻訳・要約)

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「ASEANの東京化」、AECを契機にタイは周辺諸国から人口流入を得る都会へと化す!

ASEAN地図 フリー素材

この(グロビジ!)でも以前から書いていますが、アセアン経済共同体の発足後にヒトの移動の自由が緩和されれば、周辺諸国からタイへの人口流入が起こると考えています。タイの周辺にはミャンマー・ラオス・カンボジアと貧しい国が多く、タイはヨーロッパで言うならドイツやフランス同様、中心に位置しています。

個人的にこの現象を「ASEANの東京化」と呼んでいますが、周辺諸国から都会を目指してタイ、特に首都バンコクへ人口が集まるという予測です。マレーシア・シンガポールと比べても、地政学的に良い場所にあるタイの優位性はAEC発足後さらに価値が高まることでしょう。

アセアン経済共同体(AEC)とは何ぞや?5分で分かる関税動向や影響まとめ。
ASEAN経済共同体(AEC)がもたらすインパクト (IT Media)

JLLのレポートにもあった通り、都市部への流入は今後も続きます。国際ビジネスの舞台としても、投資先としてもアセアンの魅力が今後更に高まってくるのは間違いありません。政治等の問題もありますが、タイへの直接投資はこれからさらに加速することでしょう!


図解 ASEANの実力を読み解く-ASEANを理解するのに役立つ46のテーマ [Kindle版]

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タイで初となる相続税導入が決定!ついにタイ人富裕層への課税がはじまる。

タイの税制が大きく変わろうとしています。5月22日タイ王国で初めてとなる相続税の導入法案が可決されました。この相続税導入はタイ国内で初めてとなる富裕層に的を絞った税制で、過去の軍事政権や民主的に選ばれた政権ともに実現し得なかった画期的なものと言えます。

今日は導入が確定した「タイの相続税」について、ご紹介します。(文末にまとめがあります)

タイが相続税導入!税率は5%~10%。

オンヌットの眺望(南向き)

軍事政権の立法議会によると、タイで新しく導入された相続税の控除額は1億バーツ(約3.7億円)。子や孫、直系尊属(親)が相続する場合は5%、それ以外が相続する場合は10%が課税されます。

今回の控除額は2014年11月時点で閣議決定されたものより大きく緩和されました。昨年時点での控除予定額は5,000万バーツでしたが、前述の通り、今回の立法議会での決定は1億バーツ(約3.7億円)の控除。権力を持つ富裕層の抵抗に遭ったのは間違いありません。

ソンテウ(相乗りタクシー)に乗る人々

タイの世帯平均所得は年間140万円程度ですから、施行後もごく一部の富裕層のみが相続課税をされることになります。相続税徴収は、タイ王国官報に掲載された180日後に正式に開始され、2016年初めごろに施行の予定

タイ初の相続税導入、暫定国会で法案可決(Newsclip.be)

財務大臣のSommai Phaseeは、「相続税導入の理由は非常に明確だ。 国の収入を増やすために富裕層に課税し、経済格差を低減するためだ」と導入の理由を表明しています。

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ASEAN域内では5か国目の相続税導入。既に相続税を廃止した国も。

クアラルンプールのジャランアロー

既に相続税を廃止したマレーシア

ASEAN域内で相続税の徴収を開始するのは、タイが5番目です。例えば、フィリピンでは5%~20%の累進課税、ベトナムでは一律10%。一方で、タイよりも一人当たりGDPの高いシンガポールやマレーシアは過去に相続税を課していましたがその後廃止し、現在は相続税ゼロとなりました。

タイの相続税・贈与税の動きまとめ(グロビジ!)

間違いなく課税対象となる”ある富豪家族の息子”に、相続税について聞いてみました。彼の父親を筆頭に4人の子供たちが不動産開発会社を経営し、彼もバンコク都内で3棟目となるコンドミニアムを開発中というプロの意見は、「現時点で不動産マーケットに影響はない。特にコンドミニアム市場においては」との回答。

僕個人としては、今回の相続税導入を皮切りにタイも少しずつ税率を引き上げて来ると考えています。日本でも不動産が節税対策に有効という認識が徐々に広まってきたように、タイも何年先かは分かりませんが同じように変化していくことでしょう!

【追記 2015/8/12】 タイ王国官報にて、相続税・贈与税の発表がなされました。
タイの相続税・贈与税導入が『王国官報』に掲載。2016年1月の施行はこれで決定的に。

タイの相続税まとめ

  • 控除額は1億バーツ(約3.7億円)、それ以上の課税対象資産がある場合に課税
  • 税率は5%(子や孫、親以外が相続する場合は10%)
  • 2016年初めに施行予定
  • 課税対象は不動産、証券、債権、預金、自動車、その他金融資産等
  • 海外資産には課税されない

(まとめの出所: Bangkok Post “Inheritance law passed” グロビジ!翻訳・要約)


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タイで日本語人材を探せ!バンコクで就職フェア「WakuWaku」に参加してきた

タイでは日本語人材の需要が高まっており、タイ人日本語スピーカーの給与が高騰しています。特に社会人経験のある日本語人材を獲得するのは難しく、しかも給与が日本人以上に高い場合も珍しくありません。 続きを読む

タイの軍事クーデターから1年。タイ経済はどう変わりどこへ向かう?

タイの軍事クーデターから1年が経過しました。人生初のクーデター体験。2014年5月22日、パタヤからバンコクに戻る車内で一報を耳にしたのを今でもよく覚えています。

あれから1年が経過し、タイは今でも軍事政権下で政治が運営され、人々が暮らしています。経済はどのように変わったのか?そして、どう進むのか?今日はこの辺りをご紹介したいと思います。

タイの戒厳令発令、軍事クーデター(2014年)を振り返る

タイクーデター前のアソーク交差点

クーデター前に開催された反政府デモ(バンコク・シャットダウン)の様子 アソーク交差点

2013年11月より開始された反政府デモ隊(リーダーはステープ前副首相)による「バンコク・シャットダウン(バンコク封鎖)」を経て、現在の首相であるプラユット陸軍総司令官が5月20日タイ全土に戒厳令を発令。その後、5月22日17時に軍によるクーデターを宣言しました。

当時の戒厳令発布から、クーデターへ至る経緯はWikipediaに詳しく記載されています。クーデター後は軍政権より以下の内容等が発布されました。

  • 君主制に関する部分を除いた憲法の停止
  • 暫定内閣を停止
  • 午後10時半から翌日午前5時までの外出禁止
  • 5人以上の集会を禁止
  • 全テレビ・ラジオ局は通常放送を中止、陸軍関連のもののみ放送

冒頭に書いた通り、私はこのニュースをパタヤからバンコクに戻る車内で聞きました。お客様をアテンドしホテルへお送りする途中で、内心かなり焦ったのを覚えています。タイ人スタッフに情報を確認させると、BTS(高架鉄道)・MRT(地下鉄)などの公共交通機関も運行を停止するとのこと。

渋滞で道路も帰路に着く車でいっぱいです。クーデターによる運行停止のため終電に近いBTSでお客様をチットロムまでお連れしました。宿泊先のバイヨークホテルに着くと、タイ国内最高層ホテルということもあり、兵士が銃を持ってホテルを囲んでいます。改めてクーデターを実感した瞬間でした。

参考までに、この2014年の軍事クーデターはタイ国内で1932年以降、19回目(直近は2006年)。人々は一定の緊張感を持ちながらも落ち着いて行動していました。日本法人に連絡を入れ、セブンイレブンで食料品を買い込み、タクシーで帰宅したのは今でも忘れられません。

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クーデター後のタイ経済について

タイ2014年5月クーデター当時

クーデターの2日後、チットロム地区の警備に当たるタイ陸軍兵士たち

 タイの経済はその後、プラユット首相が2014年8月に首相就任して以降、安定して推移してきました。クーデター前にあった死傷者を伴う衝突もなくなり、経済の指標となる株価も、軍事クーデター以降は活発に推移しています。

不動産業界も同様で新プロジェクトの発表はクーデター後に相次ぎ、特にCBD(センター・ビジネス・ディストリクト)と呼ばれる都内中心部の物件は今でも高い販売率を維持し活況を呈しています。固定資産税・相続税の話があったことや、政策金利の引き下げも影響しているはずです。

タイ・クーデター1年 内需縮小、海外に活路 (日本経済新聞)

消費については低迷しているという意見もありますが、元来タイの家計債務が高いことも影響しているでしょう。昇給もインフレ率も2~3%で推移しています。個人的には海外に行くタイ人も増加し、特に日本でタイ人が中国人並みに爆買いしているというニュースもあるほどです。

大阪の観光情報を多言語発信する外国人向けウェブメディアの「BATTERA」(バッテラ)でも、現在は英語・中国語(簡体・繁体)・タイ語対応と、メジャー言語に並びタイ語が用意されています。先週、代表の福島さんにお会いする機会を得ましたが、タイからのアクセスは相当多く、日本への旅行熱は高まる一方のようです。


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2015年末、東南アジアではASEAN経済共同体(AEC)の発足を迎えます。「ヒト」、「モノ」、「サービス」の移動が徐々に自由化される予定。タイは地政学的な利点が大きく、EUで言うところのドイツ・フランスのような立地を有し、相応の経済規模を既に持っています。

ライバルとなるのはシンガポール・マレーシアですが、シンガポールは既に人口に限界を迎えています。一方、タイはインドや中国へのアクセスも良く、東西経済回廊南北経済回廊のいずれも要衝となる立地。「ASEAN内の東京化」という意味で、今後もタイは面白いと僕は感じています。

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中国・深センの世界最大電気街「華強北」で仕入れと発送を体験してみた

中国の深センにある電気街「華強北」へ行ってきました。約3年前に上海近郊の義烏(イーウー)卸売市場に行った時と同じようなワクワク感と驚きがありました。この義烏が世界最大の卸問屋街と呼ばれるのに対し、ここ華強北は世界最大の電気街と呼ばれます。(中国5千年の歴史的な誇張かもしれません 笑)

※華強北への行き方・アクセス方法は記事末に詳しく載せています。

華強北、深圳が誇る世界最大の電気街

華強北駅前の華強電子広場

華強北駅前の華強電子世界

電気街と呼ぶと漠然としていますが、広大さと店舗数、取扱商品数は圧巻の一言。商業ビルも20棟を超え、どれも5階以上高さで、各フロアに店舗が入居し営業しています。1フロアに100店舗近く入っているのも珍しくないので、合計すると数千の事業者がこの一帯に混在してることになります。

ここで注意点。写真上の「華強電子世界」に入ろうとすると、必ず誰かに声を掛けられることでしょう。こういう類は無視するに限ります。もちろん話しかけて案内してもらうのも可能ですが、それなりのフィーがかかるのは覚悟してください(料金に上乗せされるか、別途要求されます)

華強LED交易中心

LED製品ばかりを取り扱う約30店舗が集まる「華強LED交易中心」

LEDを扱うお店もあればパソコン、スマートフォン、USB・SDカード、パワーチャージャー。スマホのフィルム屋さんもあればパソコン修理店もあります。パソコンのバッテリーだけ売ってるのはいい方で、マニアックなお店だとレジのレシート用ロールペーパーのみを販売するお店もあります。

昔あったアナログテレビ用の3色のコードだけ売っているお店など、ここでお目にかかれない品物はほとんどありません。強いて言えば、日本の家電メーカーの部品でしょうか。日本の電化製品ってガラパゴス化してるので、海外で壊れると結構致命的なんですよね。。。

深セン華強北の電気街膨大な数のビルの中に事業者が入っているため、中にはこんな荒れ放題の場所もあります。基本的に明るい時間の治安に問題はありませんが、スリやひったくりには注意しましょう。

そうそう、価格は全て言い値なので交渉は必須です。英語だと足元を見られるので、一番良いのは中国人の友人が同行してくれるとベストです。

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中国で仕入れと発送を体験。想像以上の安さに驚きました。

華強北で売られているマスコットUSB

華強北で売られているキャラクターUSB (これは仕入れてません)

輸入業をビジネスでするつもりはありませんが、実際に仕入れと発送のプロセスを知るべく、買付け及びタイへの発送を体験してみました。買ったのは10,000アンペアのスマホ用充電器。利益目的ではないため、購入点数は10点程度です。もちろん価格も交渉しました(笑)

深セン華強北から郵送するには

発送も華強北の一角に運送会社が軒を連ねています。海外へ発送できるお店は意外と少なく、上写真の店舗でタイまで発送をしてくれました。リチウム電池なので注意書きのシールを張って空輸です。今手元にある領収書には重量が載ってませんが6,000円くらいの送料、3日でバンコクへ到着しました。

さぁ、これで仕入価格や送料が分かりました。タイで電気製品を安く買うなら、パンティッププラザMBK、ラマ9世駅の近くのフォーチュンタウンが有名です。これらのお店やネットで同じ商品を調べてみると、深圳で仕入れた商品の価格はタイでの売値の半分以下ということが分かりました。

もちろん、もっと大量に商品を仕入れれば商品単価は下がることでしょう。とはいえ、粗悪品も多いので専門の検品業者を使うなどのリスクヘッジはするべきです。電気関係に詳しい方なら、かなりワクワクする場所だと思いますよ!

深セン・華強北市場への行き方、アクセス方法

香港から深圳に向かう場合は、空港から直通のリムジンバス「スカイリモ」や電車(MTR)、フェリーで行く方法があります。アクセス方法については、以下のサイトにかなり詳しく書かれてますので、参照ください。

香港空港からリムジンバスで広東省深セン 東莞 広州などに行く方法(C-STUDY)

リムジンバスや電車で深センに向かう場合は、羅湖(ルオフー)から中国大陸へ入境することになります。国境を越えたところに地下鉄がありますので、華強北(フアチャンベイ)駅に向かいます。記事の最初に紹介した「華強電子世界」に行くなら華強広場酒店(フウァチアン プラザ ホテル)のあるA出口に向かえばOKです。

華強広場酒店 (Huaqiang Plaza Hotel) Agoda

華強広場酒店はA出口を出てすぐの場所にあり、深センでの宿泊先として大変便利です。一階にスタバがあり、Wi-Fiも利用できるため、仕入れや仕事に抜群のロケーション。周辺にも複数ホテルがありますので、予算にあった宿泊先を海外ホテルに強いAgodaから探すと良いでしょう。

中国のスターバックスでの注意点を一つ挙げると、Wi-Fi利用時は中国国内の電話番号が必須。以下のようなSIMカードの事前入手をお勧めします。

中国の旅には中国大陸・香港・マカオ・台湾共通SIMカード「跨境王」がオススメ!

最初に一つ注意点を。中国国内は政府によるインターネットの閲覧制限が行われており、FacebookやTwitterさらにはGmailの利用も不可。 これではお仕事は完全にアウト。困ったものです。

そこで僕も加入している有料のオンラインコミュニティ「海外を旅しながら仕事をする力」で教えていただいたのが、このプリペイドSIM「跨境王」でした。香港の空港やコンビニでも買えますが、日本国内ならAMAZONでも事前に購入可能。とりあえず持っておいて損はない一枚です。

China Unicom HK Cross Boarder King 跨境王(香港/中国)

このSIMカードが素晴らしいのは、香港SIMのためFacebookやGmailが大陸内でも利用できること。但し使い放題プランがなく容量も300MBや500MBのため、使いすぎには注意が必要です(別途チャージは可能)。徐々に高騰しているとはいえ、深センはホテルやタクシーも含め物価も安い。ぜひ、楽しんできてください。

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