ASEANの経済成長が続いています。かつて新興国と呼ばれた地域は、周辺の中国・インドの経済成長を受け、急速にインフラ整備も進んでいます。はじめてタイに来られた方が、BTS(モノレール)やMRT(地下鉄)を見て、思った以上の発展ぶりと仰るように、想像を超えるスピードでの経済成長と言えるでしょう。

普段はタイ国内の経済情報を中心にお届けしていますが、今日は少し範囲を広げ、「アジア・中東の鉄道網・高速道路計画」についてご紹介します。

インドがASEANへの新たな玄関口に

アジア・中東の鉄道網計画

アジア・中東の鉄道網計画

ナレンドラ·モディ首相が率いるインド政府は、インド・アセアン間の鉄道、道路、水道供給を向上させるべく取り組んでいる。インド政府はASEANだけでなく、バングラデシュ、ブータンなどの南アジア諸国との貿易拡大計画を進行中。国内でも、ミャンマー、タイへの玄関口、アッサムやマニプールなど北東部の7州の発展を促進する予定だ。

インドのノースイースト・フロンティア鉄道(NFR)は、ミャンマーへの結合線路建設の第一段階をほぼ完了し、第二段階の施行調査を行っている。今年7月、118キロにおよぶインパール-モレー間の鉄道計画に関する調査報告書を、鉄道理事会へ提出済みだ。

鉄道省は2月に、プロジェクト第二段階の年間予算計画書を議会に提出済みで、予算の早期承認が待ち望んでいる。 「計画ではミャンマーやシンガポール、他の南アジア諸国に鉄道を連結する予定だ」とHarpal Singhチーフエンジニア(建設)は語る。

まず、インド·ミャンマー鉄道の接続が2005年10月に発表された。ミャンマーの旧軍事政権との契約に基づき、インドはミャンマーでジリバム-インパール-モレーの線路を建設し、ミャンマーのタムへ連結予定。291.4億ルピーの建設費を見込む。

ニューデリーでは3200キロに及ぶ高速道路の建設が進んでいる。インド北東部の州を通過し、ミャンマー、チェンマイやチェンライなどの北部タイへ連結。ラオス、カンボジア、ベトナムへも接続する予定だ。

高速道路は2017年までに完成するはずだったが、インド北東部の地形に苦戦し、完成予定は1年間延長された。インド政府は1億ドル規模の借款をミャンマーに提供し、同国との国際バスサービス導入に動き始めている。
(出所: Bangkok Post “India New Gateway to ASEAN” 筆者翻訳・要約)

南北・東西経済回廊によるタイの優位性

上記は先日開催した「タイ不動産セミナー」の資料の一部です。左側の地図にあるミャンマーの左には、バングラデシュ(人口1.56億人)やインド(同12.5億人)という巨大市場が存在します。ASEANはちょうどインド・中国(13.5億人)という世界の人口ランキング1位・2位の国に囲まれる地政学的メリットを有しています。

とはいえ、ここ4~5年で大きく成長したASEANは投資するならまさに「ラストチャンス」でしょう。次はスリランカ・バングラデシュあたりが面白いかもしれません。これに乗り遅れれば、次はアフリカで勝負するしかない。そうなる前に、日本に近いASEANを投資という観点から見ていただきたいと、僕は思います。

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