ダッカの首都圏人口

アジア最貧国バングラデシュの下町、オールドダッカ・カウランバザールを歩いてみた。

今日はダッカの下町、オールドダッカやカウランバザール、そして郊外の新興住宅地ウッタラ地区(青枠部分)をご紹介します。今回はバングラデシュの首都ダッカ「主要地区ご紹介」の後篇となります。前編の記事も是非ご参照ください。

ダッカの「グルシャン、ボナニ、モティジール」、アジア最貧国のビジネス街が大きく発展中

バングラデシュ・ダッカ市内図

赤枠エリアは、前回紹介した首都ダッカにあるビジネス街・金融街。バングラデシュは「アジア最貧国」と言われていましたが、想像以上の発展ぶりでした。一方、今日紹介する青枠エリアは、いわゆるベッドタウンとも呼べるエリア、「下町」です。それでは、いってみましょう。

人口密度世界一のバングラデシュ、その下町は人のるつぼ。

バングラデシュ・ダッカの路線バス

バングラデシュ・ダッカの路線バス

バングラデシュは世界一人口密度の高い国(シンガポール・モナコなど都市国家を除く)として有名です。先日ご紹介したボナニ・グルシャンは高級なエリアのため、穏やかで洗練された町並みが特徴でした。一方、下町はと言うと、予想通り「人」の群れ。特にダッカ中央駅などは、筆舌に尽くしがたい状況です。

ダッカ中央駅

ダッカ中央駅前 (コムラプール駅)

バングラデシュはインド文化圏とも言える南アジアに所属し、東南アジアに多いトゥクトゥクではなく、リキシャー(人力車)が主な交通手段の一つ。中距離の移動には天然ガスで走るCNG(シーエヌジー)という簡易タクシーが便利です。タクシーは台数が極端に少なく、流しで捕まえるのは困難。

バングラデシュのCNGタクシー

バングラデシュのCNG (天然ガスで走る簡易タクシー)

バングラデシュの一人当たりGDPはようやく1,000ドルを超えたところで、これからバイクや車が普及するモータリゼーションに突入する過渡期。とは言え、最低月給は6,500タカ(約1万円)の上、毎年6%台の経済成長やインフレの影響で個人ローンの金利は何と15%。車の普及にはもう少し時間がかかりそうです。

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ムガル帝国時代に興った旧市街、オールドダッカ

オールドダッカ

オールドダッカは、ムガル帝国に作られた言わば旧市街。まさに下町と言える場所で、今回出会ったバングラデシュ人の友人も複数がココに住んでいます。街を歩けば、物売りやリキシャーの運転手が声を掛けて来る場所。モスクから流れるアザーン(礼拝への呼び掛け)が、いかにもイスラム教国という感じ。

訪れたのは金曜日で、ムスリムにとっては集団礼拝の日。バングラデシュではお休みです。オールドダッカの街も人が多そうに見えますが、上の写真も閉まっているお店の前に露店が出ているだけで、普段は2倍以上の人が往来してるそう。外国人が住むには、厳しいエリアと言えるでしょう。

オールドダッカ2

普段はこの2倍から3倍の人が歩いているそう (写真は公休日である金曜に撮影したため)

オールドダッカの街並みや人々に関しては、下のブログの写真が実に臨場感あります。ご興味がある方はぜひご覧ください。女性ならでは視点や写真がいい感じです。

バングラダッカ観光1オールドダッカをリキシャで駆ける! (la-voyagerie.net)

開発が進む卸売市場、カウランバザール地区

ダッカ・カウランバザール周辺

ファームゲートからカウランバザールへ向かう途上

カウランバザールは、元々生鮮食品などの卸売市場が中心となったエリア。その後、国際チェーンのパンパシフィックホテルやオフィスビルの建築が進みつつあります。とは言え、少し裏手に入ればヒトやモノでごった返している場所。ダッカ市内では各地にありますが、スラム街も存在するエリアです。

ダッカ・ファームゲート周辺

ダッカのファームゲート地区

ファームゲートと呼ばれる賑やかな地区も、カウランバザールに隣接しています。外国企業向けとは言えませんが、ここもダッカのビジネス街の一つ。元々この場所は「大きな農場」であったことが、地名の由来だそうです。

ダッカ郊外の新興住宅街、ウッタラ地区

ウッタラ地区で進む不動産開発

ウッタラ地区で進む不動産開発

ウッタラは上記2エリアとは趣の異なる新興住宅地です。ダッカの中心部は渋滞が激しいことから、少し郊外に居を構えて生活する市民も増加しています。いわゆる2等地に当たるところですが、不動産の資産価値で言うならば値上がりの期待できるエリアとも言えるでしょう。

いかがでしたか?前回の記事に比べて、首都ダッカ市内でもローカル色の強い地区のご紹介となりました。正直、観光には良いと思いますが、外国人がビジネスをするには厳しいでしょう(特にサービス業)。ウッタラ地区は、空港まで10分とアクセスが良い分、少し中心部から距離があります。

先日も書きましたが、外国人がビジネスをするならグルシャン・ボナニあたりが間違いないような気がします。数か月以内には、詳しい調査を再度行う予定です。次回は、バングラデシュ最大の港湾都市チッタゴンをご紹介します。日本なら横浜に例えられる、海上物流の拠点です。ご期待ください。


地球の歩き方 バングラデシュ 2015~2016

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ダッカのグルシャン、ボナニ、モティジール、アジア最貧国ビジネス街が発展中

バングラデシュの首都ダッカは人口約800万人、首都圏人口は1,500万人を数える大都市。先日の記事「バングラデシュの首都ダッカ、投資先として注目される3つの理由」でも紹介しましたが、国の人口密度は世界一、その首都ダッカはどうなっているのでしょうか?

今日はバングラデシュの首都ダッカの主要エリア、グルシャン、ボナニ、モティジールを東京およびバンコクと比較しながら、ご紹介します。(当ブログ読者の3割はタイ在住の日本人で、私自身が東京よりバンコクに詳しいため)

バングラデシュの首都ダッカ、元「最貧国」とは思えない発展ぶり

バングラデシュ・ダッカ市内図

首都ダッカの主要エリアMAP

上のマップは、私が実際にダッカで訪れた6地区を表したものです。今回紹介する3地区は、比較的高級なエリアであるボナニ・グルシャン、そして金融街のモティジール。それに比べて、青色で囲んだ3地区は下町という雰囲気のエリア(後日紹介予定)です。

バングラデシュと言えば、かつて「アジアの最貧国」とも呼ばれた国で、殆ど人力で船を解体する「船の墓場」が今でも存在する国です。しかし、アジアの発展に伴い、この国も大きく経済成長してきました。それでは、ダッカの各地区を見てみましょう。

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ダッカの金融街、モティジール地区

ダッカ・モティジールの風景

ダッカの金融街、モティジール地区

ダッカ証券取引所

ダッカ証券取引所

モティジール地区は東京なら日本橋や兜町、バンコクならシーロムというイメージ。ダッカ証券取引所も同エリアにあり、金融機関が集中しています。ダッカ中央駅(コムラプール駅)や、大統領官邸、ボンゴボンドゥ・スタジアムなど重要施設もモティジールに集まっています。

高級ショッピングエリア・ボナニ地区

ダッカ・ボナニ地区の風景

グラミンユニクロ・ボナニ地区

グラミンユニクロ・ボナニ店

ボナニ地区は商業の中心です。首都ダッカでは少し郊外に大型ショッピングモールが数件ありますが、ボナニの中心となるボナニ・11ロードは東京で言う青山通り、バンコクならラチャプラソン交差点(チットロム)と言った雰囲気。飲食店を中心にオシャレなお店が裏通りまで並んでいます。

UNIQLOを経営するファーストリテイリングが、バングラデシュで生産を行っているのは有名な話ですが、現地のグラミン銀行と合弁で運営する「グラミンユニクロ」もボナニに店舗を構えています。タイで有名なカフェチェーン「Coffee World」もボナニ地区に2店舗目を計画しているなど、今後の発展が期待できるエリアです。

外資系の集まるオフィス街、グルシャン

ダッカ・グルシャンのオフィスビル

ダッカのオフィス街・グルシャンには、外資系の企業が集まる

グルシャン地区は東京で言うところの丸ノ内、バンコクならサトーンというイメージ。おしゃれなオフィスビルが並び、特に外資系の航空会社や貸会議室などもこのエリアに進出しています。大使館などもこのグルシャンに多くあるため、外国人の割合が多い地域です。

グルシャンのグロリア・ジーンズ・コーヒー

ダッカで一番オシャレだと思うカフェ、グルシャンのグロリア・ジーンズ・コーヒー

バングラデシュに十数社進出している日系企業も大半がグルシャンに住所を置いています。ダッカの中でも比較的治安も良いことから、外国人向けの高級なレストランなども点在します。

現時点でバングラデシュに僕が住むならこのエリア!

バングラデシュ NOVO AIR

僕の肌感覚では、もしバングラデシュに住むなら、ボナニに家を借りて、グルシャンへ通勤するのが理想。5日間のバングラデシュ滞在で、各地区を見て回っただけですが、暮らしやすいのはこのエリアでしょう。

渋滞もあり通勤距離が長くなれば、その分治安面でのリスクも増します。モティジール地区でやってみたいビジネスもありますが、会社を登記して拠点を置くならグルシャン、住むのは食が充実しているボナニ(日系のレストランも2店舗ボナニにあります)が良さそう。

いかがでしたか?イスラム教や日本料理店が少ないなど、日本人にとって住みやすい環境とはまだ言えませんが、首都ダッカには、洗練されたお店も少しずつ増えてきています。次回は、バングラデシュの下町であるオールドダッカなどの街並みをご紹介予定です。お楽しみに!


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