タイの軍事政権、国境周辺でのパスポートなし労働を承認か?

タイ国内の労働が、隣国から労働者受け入れのため、国境地域におけるパスポートなしでの労働を合法化する新しい規則を策定中です。国境周辺の経済特区を活性化するための軍事政権の計画とも、この動きは一致しています。

タイへ来る隣国からの労働者

100万を越す隣国からの労働者が、タイへ仕事を求めてやってくる。
大部分はミャンマー・ラオス・カンボジアからの労働者だ。

労働省の事務次官 Jirasak Sukhonthachat氏は、「軍事政権へ提案され議会も検討している」と語った。

この新規則は議会を経て承認される必要があるものの、外国人労働法が一部緩和される見込みで、タイへ入国した隣国からの労働者はパスポートの代わりに入国書類だけで労働が可能となる予定だ。

タイの軍事政権は7月に、以下4地区で経済特区の設置を承認している。ソンクラー県(タイ深南部・マレーシア国境)のサダオ、タック県(タイ北西部・ミャンマー国境)のメーソート、サケオ県(タイ東部・カンボジア国境)のアランヤプラテート、トラート県(タイ東部・カンボジア国境)のクロンヤイの4つだ。

軍事政権のプラユット首相によると、来年のASEAN経済共同体(AEC)に向け、さらにいくつかの経済特区の開発を進める予定だが、同時に国境エリアでの労働力不足も懸念されていた。

先日施行された隣国国籍の外国人に対する暫定労働許可証の発行開始(※下記記事参照)にともない、国境周辺で働いていた不法就労者が正規労働者として大都市に移動しており、タイ国内(特に国境周辺)のビジネス経営者が不満を募らせていた。

タイ国内の不法就労問題に光明?軍政権が活路を開いた!

タイ労働省の長官 Sumet Mahosot氏と、ラオスの労働技術開発斡旋局のPhouvanh Chanthavong両氏が、新規則の締結に向けて協力することを今月初めのノーンカーイ会談において合意している。

出所: Bangkok Post 『NCPO mulls border shakeup』 筆者翻訳・要約

2015年末のASEAN経済共同体で国境周辺が大きく発展する?

アランヤプラテートからカンボジアへと延びる鉄道も工事中

アランヤプラテートからカンボジアへと延びる鉄道も工事中

先日、タイ国境のアランヤプラテートとカンボジア国境のポイペトを視察してきました。特にポイペト側はタイ人がカジノを求めて大挙しており、かつて貧民窟と呼ばれていたところも変化を見せ始めています。

ASEAN経済共同体(AEC)が2015年末に発足。発展が期待される南部経済回廊を旅してきた!(1)

カンボジアの最低月給が約1.2万円、タイ国内の最低月給が3万円と国民所得には開きがあります。カンボジアも最低月給を上げ続け、給与格差はいくぶんマシになりましたが、まだ倍以上違うわけです。今回の新規則で、カンボジア国境の街で寝起きし、タイ国内へ出勤するという流れもさらに加速することでしょう。

マレーシアとジョホールバルのような形で、タイ国境の街の地価が上昇するのではないかと僕は仮説を立てています。カンボジアに会社を作って、その名義で土地を保有するという方法もありますし、リスク承知で投資してみるのも面白いかなーと(笑)

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バンコク東部・ベーリンに「氷と雪のアトラクション施設」が誕生?ちょっと行ってみたい!(笑)

注目していた、BTS・スクンビット線の終点であるベーリン駅周辺の開発情報が入ってきました。タイ国内の英字新聞『バンコクポスト』の記事より、紹介します。

アジア最大、屋内型・氷と雪のアトラクションがベーリンに誕生!

BTSベーリン駅近くに完成する、Harbin Ice Wonderland のイメージ

BTSベーリン駅近くに完成する、Harbin Ice Wonderland のイメージ

Thai affiliate CIW (Thailand)社の Miow Seong Yao 副ゼネラルマネジャーは、同社がスクンビット・ソイ105の向かいにある、3ライ(4,800㎡)の土地を APT Bearing Mallから借りたと発表した。 アジア最大規模となる、屋内型・氷の芸術の街を作る予定。

プロジェクトを進めるのは、シンガポール企業のCentury Ice Wonderland Pte。 BTS・ベーリン駅近くに完成予定で、名称はHarbin Ice Wonderland (ハルビン・アイス・ワンダーランド)となる見込みです。早ければ、今年の10月にはオープンする予定とのこと。

「ハルビン・国際氷雪祭」を彩る、プロ芸術家が氷の彫刻を制作

毎年恒例、中国(黒竜江省)の「ハルビン・国際氷雪祭」

毎年恒例、中国(黒竜江省)の「ハルビン・国際氷雪祭」

「ハルビン・アイス・ワンダーランド」は1,400平米の敷地に、複数のカラフルな氷の彫刻を用意。彫刻の制作は、中国・ハルビンのプロのアーティストによって進められる。

先述のMiow氏は、「ターゲットは主にタイ人。バンコクは年中暑いですし、熱帯に住むアジア人は冬が好きです。2015年末のASEAN経済共同体(AEC)による観光客の流入も見込んでいます」と語った。チケットは大人350バーツ、子供250バーツとなる見込み。

氷でできたグラスでドリンクを楽しむ!アイスバーが併設予定。

ICEBAR

スウェーデンにある「氷でできたホテル」内のアイスバー

さらに、「ハルビン・アイス・ワンダーランド」には、アイスバー(Ice Bar)が併設される予定。「氷で作ったグラスでドリンクを楽しむことができ、飲んだ後は近くに投げ捨てればOK」と記事内には書かれています(笑)

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ベーリン地区の今後の開発見通し

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今回の「ハルビン・アイス・ワンダーランド」の建設で、バンナー駅近くに作られるBangkok Mall(バンコクモール)に続く、大型アトラクションがバンコク東部に誕生することになります。

▼参考記事: 【地図付き】バンコクのショッピングモールの未来予想図。

ベーリン駅前にはかねてよりタイ人の弁護士が所有する広大な空き地があり、大型施設建設のウワサはかねてより存在しました。そして、その空き地の先には2棟の高層コンドミニアムが建設中。その向かいに、コミュニティーモールと呼ばれる、低層階のショッピングモール建設計画もあります。

「ハルビン・アイス・ワンダーランド」は、まだ着工すらしてないと思うので、10月に完成というのは非常に怪しいところですが、ぜひ一度行ってみたいなーと楽しみにしています!

【追記 2016年2月】
ベーリン駅前の広大な空き地には、サッカー場がOPENしています。!

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ASEAN諸国の法人税・個人所得税・VAT比較!ASEANで最も税率が高い国はどこ?

今日は、ASEANの法人税・個人所得税・VAT(付加価値税)をご紹介します。

ASEANの法人税・個人所得税・VAT(付加価値税)

まずは、法人税から見ていきましょう。ASEAN諸国の平均は23.1%。最高税率はフィリピンで30%、最低税率はシンガポールの17%です。ちなみに、日本の法人税は平成24年度以降25.5%となっていますが、復興特別法人税や事業税などが課税されるため、実質的には約35%となっています。

その他、主要先進国の法人税率は以下を参照ください。

国・地方合わせた法人税率の国際比較

出所: 財務省 国・地方合わせた法人税率の国際比較

ASEAN域内で最も税率が高い国は?税率が低い国は?

日本が租税条約を結んでいる国

日本が租税条約を結んでいる国  出所: 財務省 我が国の租税条約ネットワーク

今回、法人税以外に個人所得税やVATも含めて調査してみましたが、フィリピンの税率がASEAN域内でほぼどれも最高税率となっています。一方、税率が低いのはブルネイ。法人税は20%で、個人所得税・VATともにゼロです。個人所得税ゼロとは素晴らしいですね。

とはいえ、ブルネイは人口も少なく、国土も小さい資源国です。ビジネスをするには不向きでしょう。ビジネスで低い税率を求めるならシンガポール。法人税率17%です。租税条約も締結しているので、所得税や法人税の国際的二重課税を防ぐことも可能です。個人所得税も20%と低税率なのは、羨ましい限りです。

タイも2016年から法人税20%にすることを閣議決定しました。日本もそうですが、法人税率を下げる動きは世界的に進んでいます。

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低税率を求めるより、生活コストの安い国で過ごす方がベター?

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低税率とはいえ、シンガポールはやっぱり物価が高い。もし、日本と同額の所得を得られるのであればコストの安い国で生活するのが得策だと思います。例えば、マレーシアやタイなら生活レベルも高いですし、うまく節税する方法も存在します。

一方、僕が出張で訪れるカンボジアやミャンマー、ラオスはまだ個人所得まで課税できる能力が税務署にない。つまり、実質的に個人所得税ゼロという状態です(高額所得者であれば、話は別です)。

僕は生活コストの割に、モノが溢れているタイが大好きです。もし、アジアで生活するなら、どの国を皆さんは選びますか?


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タイ、暫定首相にプラユット陸軍司令官が就任。タイの政治の今後はどうなる?

タイの立法議会は、2014年8月21日に軍政トップのプラユット陸軍司令官を選出。プミポン国王の承認を受け、正式に就任となりました。陸軍司令官の職は今年9月で定年を迎えますが、現在のところは暫定首相と陸軍司令官を兼務する見込みです。

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