タイの携帯SIMカードの登録が義務化。放置すると携帯が利用不可になるよ!

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タイ国内で、未登録SIMカードの利用が2015年8月から禁止されることになりました。

今日はタイの英字新聞『The Nation』の記事から、タイの携帯SIMカード登録義務化のお話と、登録の手順についてご紹介します。

タイの国家放送通信委員会が、未登録SIMカードの利用を禁止

バンコクのAIS、iPhone6販売開始

タイの最大手携帯キャリア AIS

タイ国内で「未登録のプリペイドSIMカードを使う携帯電話ユーザー」は、7月31日までに登録をしなければ、通話やインターネット通信の利用ができなくなる。SIMカードの登録は利用している携帯キャリアにて可能。国家放送通信委員会(NBTC)が昨日発表した。タイ国内で未登録のSIMカードを利用中の携帯電話は約9,000万台あるとみられる。

この発表は2月1日より有効となる。(ちょうど6か月後の7月31日までに保持するSIMカードを登録しなければ、8月から利用が出来なくなる ※筆者注)

ユーザーは、期限内に携帯電話事業者にIDカードを提示し、SIMカードを登録する必要がある。外国人はパスポートで登録が必要だ。もし登録を怠った場合、携帯からの発信が出来なくなるほか、データ通信が使えなくなる(電話を受けることは可能)。

NBTC事務局長のTakorn Tantasit氏は、全ユーザーが多くの場所で登録できることを強調した。クルンタイ銀行(KrungThai Bank)の1200支店、セブンイレブン8000支店、大手スーパーであるビッグC及びテスコロータスの支店、全ての携帯通信キャリアで登録が可能だ。

(出所: The Nation “NBTC tightens registration regulation for unregistered phone SIM-card use” 筆者翻訳・要約)

タイの携帯SIMカード登録、最も影響を受けるのは「タイ好き観光客」?

ロビンソン・サムットプラカーン携帯ショップ

タイのショッピングモールにある携帯ショップ(非携帯キャリア店舗)

今回発表された未登録SIMカードの利用停止は、タイ在住者にとって大きなニュースです。しかし、最も影響を受けそうなのは、「タイ好きの旅行者」の方でしょう。こうした方はタイのSIMカードを持ち、現地で利用しています。まだ半年あるとは言え、7月末までに登録手続きの出来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Mandatory registration of SIM cards in Thailand
プリペイド式SIMカード、個人情報登録義務付け

これまでも、SIMカード等を購入する際にパスポートの提示が必要でした。しかし、携帯ショップの店員がNBTCにきちんと届けているかどうかは疑わしいと僕は思います。特にビジネスでタイ国内の携帯を使っている場合など、面倒でももう一度登録手続きをした方が無難でしょう。

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タイ国内の「SIMカード登録義務化」 まとめ

携帯キャリアでの登録が完了すると、登録成功のSMS(タイ語)が送られてくるそう

  • 2015年7月31日から未登録SIMカードの利用が不可に
  • クルンタイ銀行、セブンイレブン、ビッグC、テスコロータス、各携帯キャリア店舗で手続き可能
  • 外国人が登録する場合は、パスポートを持参する必要あり

Twitterで僕もフォローさせていただいている Sayaka さんのように、携帯キャリアでの登録が無難でしょう。新聞記事にセブンイレブンやビッグCなどで登録できるとありますが、しばらくは店員が「SIM登録」について知らない(周知不足はタイでは良くあること)という事態も多発しそうです。

僕も早速登録しようと利用している携帯キャリアのDTACへ行きました。すると、会社本体のオンラインシステムがダウンしているそうで、タイ国内の全店舗で登録のみならず、インターネット等の新規申込も出来ない状態と・・・(笑) 明日再挑戦する予定ですが、皆さんも忘れないうちにSIM登録されることをオススメします!

【追記 2015/01/26】 セブンイレブンでは、まだSIMカードの登録不可のようです。

Sayakaさんから追加情報をいただきました。上記の通り、セブンイレブンでの登録は出来なかったようです。店舗や担当者によって、受付が出来るケースもあると思いますが、「携帯キャリア店舗」へ足を運ぶのが間違いなさそうです。Sayakaさん、情報ありがとうございます!

【追記 2015/08/21】

2015年8月に入り未登録のSIMカードは発信が禁止されました。現在は受信のみ可能で、インターネットにも接続できない状態のようで、2015年9月末以降は受信も不可と、タイ国家放送通信委員会(NBTC)が発表しています。

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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