エアアジアの「ASEANパス」、1.35万円で買えるアセアン周遊券

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東南アジア諸国を周遊可能な、エアアジアの「ASEANパス」(正式名称:The AirAsia Asean Pass)はご存知でしょうか?

エアアジアのアセアン周遊券ASEANパスの概要と、日本円よりも5千円近く割安な価格で購入する裏ワザを紹介します。

※初回記事作成(2015年2月)から時間も経過したため、表以外の為替レートを変更しました。(2016/05)

Airasiaの「アセアンパス」、1.6万円で東南アジア周遊が出来る!

airasiaのアセアンパス

エアアジアのASEANパスを使って訪問可能な国は、マレーシア、インドネシア、シンガポール、タイ、ブルネイ、カンボジア、フィリピン、ラオス、ミャンマー、ベトナムの10か国。わずか1.6万円程度で、ASEAN全加盟国への訪問が出来るサービスです。

チケットは2種類あり、有効期限が30日と60日の2タイプが用意されています。忙しいビジネスマン向きではありませんが、利用14日以上前に予約すれば、ASEAN域内の140以上の路線で無料利用が可能です。(空港使用料は別途発生します)

「ASEANパス」購入時の注意点、マレーシア・リンギットでの購入が絶対にオススメ!

エアアジアのアセアンパス、日本円での価格

エアアジアのアセアンパス 日本円での販売価格

マレーシアリンギットでの販売価格

マレーシアリンギットでの販売価格

最も重要な購入時の注意点は、「支払通貨の選定」です。最も安い「ASEANパス・30日プラン」を日本円で購入なら18,000円(写真一番上)との記載。しかし、通貨ごとに値段設定が違う点に着目しましょう。

  • 日本円での購入 : 18,000円
  • マレーシアリンギットでの購入 : 499リンギット(約13,440円)
  • タイバーツでの購入 :5,300バーツ(約16,240円)

ASEANパスを購入する際は上の通り「マレーシア・リンギット」を選ぶと最もお得です。アセアン周遊券なのに1.8万円って相当安いのですが、それが1.35万円で買えるって本当に凄い。

エアアジアのASEANパス、購入通貨別価格 (参考)

ASEANパスの購入通貨別の価格表

エアアジアのアセアンパス通貨別の価格表 (上段が30日チケット、下段が60日チケット) ※2015年2月時点の為替レート

参考までに記事公開時(2015年2月)の為替レートで作成したのが上の表です。バーツでの購入で約19,350円、リンギットは約16,630円でした。2016年5月で最安は1.35万円ですから、この約1年でASEANパスが更にお得になっています。

価格は購入日の為替レート次第で変動しますが、元々エアアジアはマレーシアリンギットで購入すれば、他通貨より安く買える路線もあります。今後もリンギットでの購入が最も安い設定が続く可能性は高いでしょう。

ASEANパスには2種類のチケットが存在

airasia_asean_pass_2_type

「AirAsia Asean Pass」と「AirAsia Asean Pass+」の2種類が存在する

エアアジアのASEANパスのチケットには、「AirAsia Asean Pass」と「AirAsia Asean Pass+」の2種類があり、「クレジット」というポイント制になっています。30日プランは10クレジット、60日プランの「アセアンパス・プラス」は20クレジットが付与されます。

ここからは、購入後の利用時の注意点について簡単に紹介します。

クレジット数に注意、飛行距離によって必要ポイント数が違う

ASEAN地図 フリー素材

必要なクレジット数は飛行距離によって違います。下記のような感じです。バンコクはASEANの中心に位置し、地政学的にも便利ですね。詳細についてはエアアジアの公式サイトにて確認ください。

  • バンコク発の便は全27路線中1路線を除き、1クレジット(バリ行きのみ3ポイント使用)
  • クアラルンプール便は48路線中29路線が3クレジット必要

フライトに必要なクレジット数 (Airasia公式サイト 英語) ※ページ中段に記載があります

ASEANパス利用時の注意点

非常に安価なASEANパスですが、様々な体験記を見ていても使いづらいとの声は多いよう。忙しい方向けではなく、時間の都合が付きやすいノワドワーカーやバックパッカー向けかもしれません。

  1. 予約は出発日の14日前まで。
  2. クレジットとの引き換えは運賃のみで、空港税や追加手荷物などの追加サービスは別途支払い。
  3. 週末、祝日、学校休暇日等はパスが使えない。
  4. パス利用中に同じルートは通れない。(例)✕ バンコク→チェンマイ→バンコク→チェンマイ
    ◯バンコク→チェンマイ→スラタニ→バンコク
  5. アセアンパス利用者からよく聞くのは「そもそも予約が取れない!という声。(出所:アセナビ “実際どれくらいお得なの? エアアジア「アセアンパス」の使い方”)

なお、予約する際はAseanパス用の空席枠が決められています。事前にチェックしておかないと5番の状況に陥ります。国際線などを利用する際は下記のページから予め確認しておきましょう。

AirAsia Aseanパスの空席情報 (公式)

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エアアジアの「ASEANパス」まとめ

エアアジアがASEANパスを発表

  • ASEAN域内の10か国を周遊可能(2週間前に予約要)
  • 有効期限30日(10クレジット)と60日(20クレジット)の2タイプがある
  • マレーシアリンギット建てで買うと、他通貨より10%以上安い
  • 日本出発時はバンコク行きを選ぶと移動効率が良いかも?

エアアジア ASEANパス 公式サイト(日本語)

いかがでしたか?1.35万円で買える超破格のアセアン周遊券。ちゃんとルールを理解して使えば、空港税・燃油税は別途必要とは言えコストパフォーマンスは抜群です!

クアラルンプール国際空港にエアアジア・レッドラウンジ(RED LOUNGE)がOPEN!

airasia_red_lounge

マレーシアのクアラルンプール国際空港にエアアジア便のプレミアム・フラットベッド席もしくはプレミアム・フレックス席を購入した搭乗客が利用できるエアアジア・レッドラウンジ(RED LOUNGE)が2016年OPENしました。

一般利用客は79リンギット(約2,400円)を支払えばレッドラウンジの利用が可能。LCCのエアアジアも徐々に高級路線を併せ持つようになり、ビジネス客を取り込もうとしています。

エアアジア(公式) 日本語サイトへ

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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