タイの高速鉄道および鉄道複線化に関する最新情報を紹介します。
「タイ国鉄の複線化」と「高速鉄道」の2本立てで紹介しますが、最初に「交通インフラ整備8か年計画」の骨子から見てみましょう。
タイの高速鉄道および鉄道複線化に関する最新情報を紹介します。
「タイ国鉄の複線化」と「高速鉄道」の2本立てで紹介しますが、最初に「交通インフラ整備8か年計画」の骨子から見てみましょう。
タイの首都バンコクを走るBTS(高架鉄道)、MRT(地下鉄・高架鉄道)、ARL(エアポートリンク)の2019年度・最新路線図を紹介します。
バンコクでは、2017年にイエローライン・オレンジラインが着工、2018年はスクンビット線の南部延伸が行われ、鉄道交通網が年々進化しています。早速、地下鉄MRTや高架鉄道BTSの路線図の詳細を見ていきましょう。 続きを読む
バンコク初の交通系共通ICカードシステム、Mangmoon(メンムム)の導入が2018年6月23日に迫っています。
現状、バンコクの高架鉄道BTSや地下鉄MRTは各社路線のみ利用可。タイ初となる交通系共通カード「Mangmoon(メンムム)」の導入がついに発表されました。早速、詳細を見てみましょう。 続きを読む
世界的に不動産サービス提供するCB Richard Ellisのタイ法人は、ラマ4世通りが今後、バンコクにおける商業・住居の重要拠点になると予測しています。再開発の状況は既にWikipediaにも記載されています。 続きを読む
ASEAN諸国で交通インフラの開発が続いています。私が実際に目にしただけでもインドネシアの地下鉄工事や、クアラルンプールの延伸、聞いた話ですがプノンペンのエアポートリンクなど、この手のネタには事欠きません。ベトナムやフィリピンでも開発されていますね。 続きを読む
「BTS」はバンコク都内を走る高架鉄道。バンコクで、実際に乗ったことがある方も多いはず。バンコク都市高速鉄道はこのBTSとMRT(地下鉄)が代表的。タイの所得レベルを考えると少し高いものの、年々着実に欠かせない交通機関となりつつあります。東京の山手線と言っても過言ではないでしょう。
今日はタイのバンコクを走る高架鉄道、BTS社の見通しをご紹介します。 続きを読む
タイの交通インフラ大手2社の合併が決定しました。バンコク高速道路を運営するBECL社とバンコクメトロ(地下鉄)を運営するBMCL社です。
首都バンコクの巨大交通インフラ2社の合併は、今後どのように変化をもたらすのでしょうか? 続きを読む
ウタパオ空港は、タイ東部ラヨーン県に位置し、工業団地の集まるラヨーン市とタイ有数のビーチリゾート・パタヤ近郊に所在する空港。近年ウタパオ空港に対する注目は高く、『バンコクポスト』によるとバンコク首都圏の第3の商業空港になると報道されています。
タイのプラユット首相が訪日し、首相官邸で和泉総理補佐官と対談。タイや周辺諸国の交通インフラ整備計画への参画がほぼほぼ合意に至りそうな局面に入ってきました。
既にタイは、中国と共同でタイ東北部(イサーン)を縦断しラオス国境のノーンカーイまで接続する高速鉄道の敷設にほぼ合意済み。これは将来的にラオス国内を抜け、昆明経由で中国内陸へ連結。中タイの輸送の要となるのは間違いありません。
一方日本としても、タイ最大の港レムチャバンは押さえたいところでしょう。さらにはミャンマー最大となる深海港となるダウェイまで連結可能なルートを想定しているようです。今日はタイの英字新聞『Nation』から、日タイ共同の高速鉄道プロジェクトについてご紹介します。
5月11日、日本はタイにおいて数十億バーツ規模となる高速鉄道網の開発を手助けするとともに、ミャンマーのダウェイ港や工業団地への投資も行う考えを明らかにした。首相官邸で行われた和泉洋人内閣総理大臣補佐官とプラユット・チャンオチャ首相との会談の結果明らかになった。
プラジン・ジュントン運輸大臣によれば、今月タイは日本と「バンコク~チェンマイ」、「カンチャナブリ-バンコク-レムチャバン」そして「バンコク~サケオ」の鉄道開発を共同で行うための協力の覚書に署名する予定。「メーソート~ムクダハン」へのルートについては今後さらなる検討が行われる。
プラジン運輸大臣は、アーコム・トゥームピタヤーパイシット副運輸大臣が5月26から27日に東京を訪れ、日本の鉄道当局と署名を行う予定だと述べた。一方、和泉内閣総理大臣補佐官はプロジェクトを進めるにあたり特に「バンコク~チェンマイ」のルートを含め、非常に高い関心を示している。
和泉内閣総理大臣補佐官は、日本は鉄道の計画のほか、タイとミャンマーを含めた三か国の合意にも署名し、ダウェイ港と工業団地も共同開発を行いたいと述べた。
今年既にプラユット首相は日本を訪れ、「バンコク~チェンマイ」、「カンチャナブリ~バンコク~サケオ」、そして「メーソート~ムクダハン」の3つの鉄道プロジェクトを連携して進めることに合意し、安倍首相と覚書に署名している。
プラジン運輸大臣はまた、一番準備の整う「ケーンコイ~ナコンラチャシマー(コラート)」路線をはじめ、「バンコク~ケーンコイ」、「ケーンコイ~マップタプット」、そして「ナコンラチャシマー(コラート)からノーンカーイ」への中国との四つの鉄道プロジェクトもすでに準備中だと述べた。
数十億ドル規模となる「ダウェイ港プロジェクト」に関して、和泉補佐官は日本がミャンマー、タイ各政府とプロジェクトを進めるにあたり「タイ高速鉄道用の特製車両」にも投資する用意があると述べた。
日本側は政府各当局、国際協力事業団(JICA)、国際協力銀行(JBIC)が指揮をとる予定で、タイ・ミャンマーの両国がプロジェクトを遂行できるよう、すでに専門家を配属している。
日本はこれらのプロジェクトに関わることにより、イースタンシーボードの開発と同様、鉄道をつくるにあたり必要な莫大な財政や他のリソースを日本が提供することで、計画の実現可能性が高まると期待されている。
これらプロジェクトはカンチャナブリに隣接しているため、日本企業の多くが投資を行っている「カンチャナブリ~バンコク~サケオ」の鉄道路が、タイとミャンマーの産業におけるきわめて重要なつながりになることが見込まれている。
(出所: The Nation “Japan keen on three rail projects” グロビジ!翻訳、下線は筆者挿入)
今回のニュースを受け個人的に気になっているポイントは以下の3点です。特にパタヤは不動産投資も盛んでこの地域に高速鉄道が伸びるか気にされている方も多いことでしょう。
タイ第2の観光地であるパタヤへの交通アクセスは、車移動のみと大変不便です。渋滞で到着時間が読めないという体験をされた方も多いことでしょう。前インラック政権下ではラヨーンまで延伸予定でしたが、最終的にどうなるか注目です。
高速鉄道や鉄道複線化に限定して言うと、間違いなく上の写真が最重要エリアになると個人的には考えています。先日MRT(現在の地下鉄)の新路線ブルーラインやパープルラインを見てきましたが、自信を持って紹介できる不動産物件も見つけました。後日詳しく記事にする予定ですので、お楽しみに!
タイの経営、日本の経営 企業トップが語る新興国ビジネスの要諦 [Kindle版]
タイ、高速鉄道で新幹線方式を採用 来週合意へ
【バンコク=京塚環】タイが自国内で計画している高速鉄道に日本の新幹線方式を採用する見通しになった。27日に両国の運輸担当大臣が東京で会談し合意文書を交わす。総工費約4300億バーツ(約1兆5千億円)ともされる建設資金の調達など課題は残るが、新幹線の輸出が実現すれば台湾に次ぐ事例となる見通し。日本はインドにも新幹線の輸出を目指しており、官民で取り組むインフラ輸出に弾みがつきそうだ。(出所: http://www.nikkei.com/article/DGXLZO87131150S5A520C1EA2000/)
▼タイの高速鉄道・線路複線化など国内交通インフラ計画・最新版(2016年2月)
▼タイ不動産、交通インフラ計画承認後にナコンラーチャーシーマーの不動産投資が活発化。
▼タイ・バンコクの都市交通路線図2018年最新版!(BTS・MRT・エアポートリンク)
タイ有数のビーチリゾート、パタヤの不動産マーケットに変化が出てきています。昨年の12月より懸念していましたが、ロシアルーブル急落から1か月が経過した今月に入り、変化が明確になってきました。
先日、クライアント様からのご依頼と調査のため、パタヤでディベロッパーや不動産エージェントと情報交換をしてきました。今日はその内容の一部をご紹介します。 続きを読む