タイで日本語人材を探せ!バンコクで就職フェア「WakuWaku」に参加してきた

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タイでは日本語人材の需要が高まっており、タイ人日本語スピーカーの給与が高騰しています。特に社会人経験のある日本語人材を獲得するのは難しく、しかも給与が日本人以上に高い場合も珍しくありません。

日本語スピーカーの需要は根強いが、供給が足りない。この問題を解決すべく、日本語人材に特化した就職イベント「WakuWaku Job Fair」がバンコクで2015年5月29日・30日に開催されました。今日はその様子をご紹介します。

タイ最大・日本語人材特化型の就職エキスポ「WakuWaku」

wakuwaku job fair@バンコク

WakuWaku Job Fair の開会挨拶をする TalentEx社の越 陽二郎氏

平日の金曜日10時スタートでしたが、早い時間から特に20代男女を中心に多くのタイ人が来場。出展企業担当者と日本語や英語で会話をしながら実際に面接の日程を調整していました。出展者も日系企業だけではなく、バンコク銀行がブースを構えるなどタイ企業も日本語人材の確保に熱心です。

実際に、僕が代表を務めるタイ不動産の「ラ・アトレアジア(タイランド)」も出展させていただきました。多忙で事前準備が足りず簡素なブースでしたが、それでも2日間で57名のタイ人から履歴書をいただきました。彼らを面接するウチのタイ人・人事マネージャーはあまりの量に頭を抱えてましたが、これも嬉しい悲鳴です(笑)

wakuwaku@バンコク開会式

混雑するWakuWakuの会場内。2日間で850名を超えるタイ人が来場。

来場したタイ人は20代を中心に新卒から第二新卒、社会人経験5~6年という若い層が中心。もらった履歴書を見ると、日本での勤務経験者も多く日系企業の文化にも馴染みやすい人材が多そうです。バンコクでもこうした日本語人材特化のミートアップイベントは珍しく、出展する価値は間違いなく高いでしょう。

wakuwaku job fair@バンコク主催者

共催したタイ語翻訳・オンラインタイ語学校を運営するTLP社の神谷さんに話を聞いてみました。今後の日程は未定ですが、年2回のペースで開催を検討しているようです。

『今回、38社の日系企業様に出展いただき2日間の累計来場者は850名と、なんとか1回目のフェアを終えることができました。このフェアのためにわざわざ日本から出展していただいた企業様もいらっしゃり、また次回このようなフェアがあったら是非出展したいというお言葉もいただき、フェアをやって良かったと心から感じています。

「WakuWaku就職フェア」は今後も年2回で続けていく予定です。 次回の日程はまだ決まってませんが、今回以上に多くの日系企業様と日本語が話せるタイ人求職者を結ぶイベントにするつもりです。 今後とも「WakuWaku就職フェア」をよろしくお願い致します。』

上のインタビューにある通り、今回出展したのは日系およびタイ企業を含め38社。タイ最大の人材紹介会社PERSONEL CONSULTANT社やH.I.S社等もブースを構えていました。ウチもそうですが、これを機に新たな日本語人材を採用するのは間違いありません。

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タイの日本語人材マーケットや月給について

wakuwakuの会場に入るタイ人日本語話者

冒頭で少し書きましたが、日本語が話せるタイ人給与は日本人より高いケースも少なくありません。例えば、日本語検定2級(N2)の保持者なら5万バーツ(18.5万円)、1級(N1)を持っていれば8万バーツ(約29.5万円)が相場。さらに本人の専門性や単語力によって月給はさらに高くなります。

僕の友人にも金融関係の仕事をするタイ人がいますが、彼女の日本語力は僕が遠慮して話す必要は全くありません。現在は個人エージェントしてスタッフを抱えながら仕事をしていますが、独立前は日系企業で10万バーツの給料をもらっていたそう。現在の為替相場なら、約37万円という高給取りです。

就職フェアの会場内

WakuWaku Job Fair(ワクワク・ジョブフェア) Facebookページ
バンコクの就職エキスポ「WakuWaku」ウェブサイト

今後もタイをはじめとする東南アジアへ進出してくる日系企業や日本人は続々と増えるでしょう。そういう意味でも、今回のミートアップイベントは素晴らしいアイデアだと思います。僕の会社でも事業拡大のため、今回のイベントで会った求職者から採用するのは間違いありません!

【追記】 タイで人材採用を考えるなら、下記記事が参考になります。

【全15サービス】タイでの採用に使える求人サイトほとんど全て (GLOBAL WATCH)

<こちらの記事も合わせてどうぞ!>

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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