プノンペンの市内交通インフラ事情(2018年版)

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IMFによると今年も6.9%の経済成長が見込まれるカンボジア。一人当たりGDPも1,500ドル近くまで上昇予定で、国民の所得も上昇し、都心で働く労働者も増加中です。2018年に入り、プノンペン市内の交通インフラも充実してきました。

今日はプノンペンの公共バス・エアポートシャトルトレイン(空港電車)、水上バス、計画中の高架鉄道など、プノンぺン市内交通インフラを紹介します。早速、見てみましょう。

プノンペンの市内交通インフラ各種

プノンペン市内交通手段は2018年5月時点で次の3つ。現在運行中なのは、空港からのエアポートシャトルトレイン、市内バス、水上バスの3種。市内の高架鉄道が今後計画されています。

プノンペン市内公共バス

2014年に登場したプノンペン初の公共交通機関がこのプノンペン市内公共バス。それまで、車・トゥクトゥク・バイクだけだった交通機関に新たな選択肢ができました。市バスについては下記が詳しいです。

プノンペンの市バスは激安!1,500リエル(約40円)でどこまでも行ける市バスの乗り方を解説 (人生は宇宙だ!)

かつての3路線から9路線に拡大し、既存の韓国製・中国製バスに加え、2018年中頃には日本製バスも登場予定。外国人には後述する配車アプリが便利ですが、市内バスの拡充でプノンペンにて働く郊外在住の現地人が増加し、首都に人口が増加集中するきっかけになりそうです。

プノンペン空港、エアポートシャトルトレイン

プノンペン空港と市内を結ぶ、空港線エアポートシャトルトレインが2018年4月に開業。詳しくは下記記事を参照ください。

プノンペンの空港電車エアポートシャトルトレイン、乗り方ガイド

水上バス(Water Taxi)もプノンペンで営業開始

空港電車エアポートシャトルトレインと同じ2018年4月に、水上バス(Water Taxi)もプノンペンで営業開始。プノンペンを水上から見れる点は面白いと思いますが、観光客ならリバークルーズなどが良いでしょう。

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プノンペン市内高架鉄道

プノンペン市内にてかねてから計画されている高架鉄道。日本のJICAが協力し路線敷設ルートを検討しているものの、最終決定には至っていません。東南アジアのオリンピックに相当するSEAゲームが、2023年にプノンペンで開催される事から、開催前までに開通を目指すと思いますが、今のところ目途はたっていません。

配車アプリなどのタクシー自動車事情

(写真) プノンペン中央駅のGrab Taxi カウンター

プノンペン市内バスも路線拡大を続ける一方、外国人に便利なのはGrab Taxiなどの配車アプリ。価格交渉も不要で、行先もGPSで指定済。交渉制トゥクトゥク等に比べ、1/3程度の値段で移動できる事も。

プノンペン-シアヌークビルの高速道路

カンボジアには2018年5月時点で高速道路はありません。プノンペンとホーチミン(ベトナム)を結ぶ高速道路に加え、南のビーチリゾートであるシアヌークビルを繋ぐ高速道路が計画されています。


いかがでしたか?私がプノンペンに初めて行った8年前、ここに書いた全ての交通機関はありませんでした。その後、直近3年で市内の交通インフラも整いはじめ、現在は高架鉄道や高速道路の計画に着手。高級住宅街であるボンケンコン1にアスファルト舗装されたのも去年(2017年)で、街が急速に変化しています。

本記事は定期更新の予定ですので、新着情報が入り次第更新いたします。お楽しみに!

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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