
カンボジアの首都プノンペンへ行ってきました。経済成長は近年約7%/年で進み、街並みもイオンモールプノンペンが出来て以降、ここ数年で大きく変貌しています。
交通インフラもトゥクトゥク中心から、2014年に市内バスが運行開始、2018年4月には空港と市内を結ぶ電車エアポートシャトルトレインと水上バスも開業。本記事では空港電車の概要と乗り方を紹介します。
プノンペン空港からのエアポートシャトルトレインが開業
エアポートシャトルトレインの車体は2018年4月現在で1両編成。車内は清潔でエアコンも完備。砂埃を浴びるトゥクトゥクに比べれば非常に快適です。現在は下記2駅間の運行となっています。
- プノンペン国際空港駅~プノンペン中央中央駅 (約10キロ)
プノンペン駅前はオフィスと高級ショッピングモール併設のバタナックタワー、カナディアタワーがあり、プノンペン随一の金融オフィス街へアクセス。空港からこの国鉄中央駅まで所用時間は約40分でした。
市中心のプノンペン駅には、Grab Taxiのポイントやプノンペン空港のセルフチェックインカウンターを併設。特に配車アプリのGrab Taxiは街中にいる交渉制トゥクトゥクより割安。スマホに入れておいて損はありません。
プノンペン国鉄駅からホテルまではGrub Tuktukで移動。10分ちょっと乗ったけど1.3ドルくらい。出待ちの交渉トゥクトゥクなら3ドルは取られているはず。安くて便利なのは嬉しいけど、1.3ドルからGrubも利益を取るわけで、ドライバーの生活が成り立つのか心配なレベル🇰🇭 pic.twitter.com/8OsPfRJ8Z5
— 板野 雅由 @ Bangkok 🇹🇭 (@dexter4620) 2018年4月25日
それでは続いて、プノンペン国際空港から電車エアポートシャトルトレインへの乗り方を見てみましょう。
プノンペン空港エアポートシャトルトレインの乗り方(空港から)
プノンペン空港を出ると、上記の案内版があるので、順路に沿って空港建物外を歩きます。タクシー乗り場から200mほど行くと右手に駅が見えます。駐車場の先で分かりづらいため注意を。近くにあるエアコンの無いローカル向けレストランを目印にすると分かりやすいでしょう。
(写真) プノンペン空港エアポートシャトルトレインの空港駅駅舎
開業2週間後に乗ったため、時刻表はありませんでした。窓口スタッフも電車がいつ到着か把握しておらず、「次は約1時間後」という曖昧な回答です。時間に余裕がある時だけ利用して下さい。待合室は何もありませんが、クーラーもあり快適。切符もなく、2018年7月末まで無料で乗車可能です。
電車が到着したら、後は乗り込むだけ。終点のプノンペン国鉄中央駅まで向かいます。私が乗った時は、開業間もなく沿線の人々が皆走る電車を見つめる光景が印象的でした。手を振ったら、手を振り返してくれる。昔あった光景が見られます。
4月10日に開業したプノンペン空港と市街地を結ぶエアポートシャトルトレイン初乗車。煙を上げ走る車体、幹線道路は手旗信号で車を停め運行、沿線の人々は皆通過する電車を見つめてる。2018年7月末まで無料。約1時間に一本でゆるゆると走るため、時間のある旅行者向け。旅情はあります🇰🇭🚃 pic.twitter.com/WUoMK0OjRL
— 板野 雅由 @ Bangkok 🇹🇭 (@dexter4620) 2018年4月25日
いかがでしたか?上のツイートにもある通り、運行時間が不規則で僅か10km区間に40分もかかるため、渋滞を避ける代替手段としては利用不可。旅情を楽しみたい方向けで、時間に余裕があれば一度乗って見ても良いでしょう。
この空港電車エアポートシャトルトレインの開業に前後し、プノンペンの水上バスも開業。将来的にはプノンペン高架鉄道も計画されています。近日中に紹介しますので、お楽しみに!
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