タイの証券会社KT-ZMICO社から、2016年におけるタイ王国の経済見通しが発表されました。
2016年のタイの経済成長率は年3.2%とKT-ZMICOは見通しを発表していますが、タイに詳しい方なら、タイの経済成長率予測が当てにならないことは良くご存知でしょう。とは言え、どういう理由で経済成長を見込むのか?同社のニュースレターから紹介します。
タイの証券会社KT-ZMICO社から、2016年におけるタイ王国の経済見通しが発表されました。
2016年のタイの経済成長率は年3.2%とKT-ZMICOは見通しを発表していますが、タイに詳しい方なら、タイの経済成長率予測が当てにならないことは良くご存知でしょう。とは言え、どういう理由で経済成長を見込むのか?同社のニュースレターから紹介します。
タイ株が急落しています。7営業日連続の下げを記録し、直近の高値からは約10%の下落しました。先日、(グロビジ!)でも懸念を示した通りで、非常に弱い展開。水曜日は値を戻した市場が多いものの、まだ予断を許さない状況は続いています。
今日はバンコクポストに掲載されたSET(タイ証券取引所)の、Kesara社長のインタビューをご紹介します。
SET(タイ証券取引指数) インデックスチャート 出所:Siam Chart ※筆者挿入
タイの株式は6日間連続で下落を続けている。
「タイ証券取引所での直近の急落はパニックによる狼狽売りと、アルゴリズム取引(取引の決定を行うため、高度な数学的モデルを使用するシステム)が原因で、通常取引が下落を引き起こしたものではない」と、SET(タイ証券取引所)のKesara Manchusree社長は語った。
また、急落の間に起こった強制決済はわずかな量にとどまった。「強制販売は月曜日の売上高のわずか0.1%」と、Kesara社長は付け加えている。彼女は、不安定な市場のため、ロスカットルールを遵守し、慎重に取引するよう投資家を促した。
月曜日のSET指数は2008年10月以来、取引時間内で最大の下落を記録。一時9.2%下落したものの、午後の早い時間には下落幅のギャップを戻している。翌火曜日は、タイ株急落のウワサと、原油価格の値動きにより、株価が揺り動かされた。
タイ株における他の懸念事項は、火曜に発表された中国の12月度の産業指標の弱さと、ロシア・ルーブルの弱さだ。Kesara氏は、投資家が悪材料にこだわるのではなく、公正な価値を欠いた株式や、市場のファンダメンタルズに焦点を当てるべきであると述べた。
タイ中央銀行のPrasarn Trairatvorakul総裁は、「月曜日のタイ株の値動きを理由とした、通貨バーツに対する介入など、特別な措置を導入する必要はない」と発言。バーツは米ドルに対して弱くなっているものの、ASEAN諸国の通貨は対ドルではどれも弱含んでいる。
(出所:Bangkok Post ”Nothing unusual behind sell-off” 筆者翻訳・要約)
タイ証券取引所(SET)
今回の株価下落は、中国を端緒とした世界同時株安や原油価格の下落、ロシア・ルーブル問題などが絡み合っているのは間違いないでしょう。マーケットのことなどで世界各国の動きに影響され、タイ株も価格が変動します。QE3のときと同様に、アメリカへの資金還流がタイ株下落の要因ではないかと思います。
とはいえ、国内に大きな悲観要因はないように思いますし、先週たまたま売っていたタイ株の売却資金を使って、今週下落相場の中でタイ株を買い戻しました。「歓喜の中で売り、悲観の中で買う」とはバフェット氏の言葉ですが、愚直にこれを繰り返していきたいと思います。
株で富を築くバフェットの法則[最新版]
株で富を築くバフェットの法則[最新版] -Kindle
我々がすべきことは単純だ。他人が強欲なときに臆病になり、他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい。臆病と愚行がもたらす安い株価を、待ってましたとばかりに有効利用する。 -ウォーレン・バフェット談-
▼日本の格付けがボツワナと同じレベルに!資産分散を今こそ考えてみませんか?
▼BTSの株価が史上最高値を再度更新。バンコクの都市鉄道計画をご紹介します
▼タイ国内の銀行、労働許可証なしの口座開設を実質禁止化へ。
タイ株のSET指数は、2014年9月26日(金)の終値で1,600ポイントを突破。経済の先行指標とも言えるタイの株価は、今年の春以降ずっと上昇を続けています。
2013年5月につけた直近3年間の最高値が1,631ポイント。2013年に下落分を取り戻し、最高値更新まであと31ポイントというところに入ってきました。ちなみに過去の最高値は1,789.16ポイントで、94年1月5日に記録しています。
そんな中、タイの交通インフラ株筆頭とも言えるBTS株(バンコク高架鉄道)が史上最高値を更新してきました。一時10.20を記録し、9月27日の終値ベースでは9.95バーツ。上のチャートでも分かるように、右肩上がりで株価が上昇してます。
実はこのBTS、自社株買いを進めています。タイの企業の中でもBTSのIRは非常に充実しており、会社の議事録や子会社買収など様々な資料を閲覧可能です。今回の自社株買い、僕は登録しているBTSのメールアラート(会社情報が更新されると送られてくる)で知りました。以下のサイト左下から登録可能です。
http://www.btsgroup.co.th/en/investor.php
このブログでも何度か紹介していますが、僕が保有しているタイ株は「インフラ関連株」が大半です。これらは大型株で、急激な株価上昇は期待できませんが、特に上の2つ(下記参照)は高配当が魅力。それぞれ、6%と4%という配当利回りで、且つ新興国には欠かせないインフラ事業。特にBTSは僕のポートフォリオの4割近くを占めています。
僕が大きくタイ株を買い始めたのは2013年の8月からです。これまで日本株や中国株などもう10年以上の取引経験がありますので、自分の性格や取引時のマイナス要素も分かってきました(笑) その辺りも考慮し、タイ株の保有スタイルとしては「長期保有、毎月一定額を買い増し」というスタイルを取っています。
このスタイルには、理由があります。前提として、タイ経済はアジアの成長に合わせてこれから5年・10年と成長を続けると、僕は考えています。そして長期保有は、僕が人生で会いたい人3名の中の一人、ウォーレン・バフェットの考えを取り入れたもの。世界一の投資家で、僕も彼の自伝『スノーボール』は何度も読み返しています。
▼スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)
本来は敬愛するバフェット氏が提唱する「安く買って、持ち続ける」を実践したいのですが、安くなるのを待つばかりでは買いのチャンスも逃しますし、焦って高値掴みするのも避けたいところ。そこで長期保有ながらも、毎月買い増しをしています。成長する新興国株式にポートフォリオの一部を投下するのは面白いと思いますよ!
▼タイ株をタイの証券会社を使って取引するには?
▼タイ株投資に欠かせないオススメサイト2選
▼ビットコイン取引口座をタイの取引所で開設する方法