ミャンマーが変化を続けています。
僕も2012年からヤンゴンに毎年通い続けて4年、今回はこれまでのミャンマー訪問で感じた変化を写真付きで紹介します。それでは、早速行ってみましょう。
首都ヤンゴンの4年間の変化
ミャンマー訪問1年目(2012年4月)
僕がはじめてヤンゴンを訪れたのは、2012年の4月。ちょうど長い軟禁生活を経てアウンサンスーチー氏が下院議員に当選した翌週でした。タクシードライバーの老人がスーチー氏が率いるNLDの勝利を喜びながら、ヤンゴンの街を案内してくれたのを覚えています。
当時はタクシーの見た目も中身もボロボロで、床に穴が開いている(車体むき出し)タクシーが走っていました。日本からの中古車輸入が解禁される前のことです。新品の米ドルしか両替できず、空港や街中の両替所でミャンマーチャットを入手していました。
ミャンマー訪問2年目(2013年10月)
タイに赴任し、ビジネスビザの取得のため首都ヤンゴンへ向かいました。2012年に比べると、ATMが少しずつ稼働を始めていました。ホテルなどのインターネットは惨憺たる有様で、つながってもすぐ切れるという繰り返しです。
Wi-Fiは街中のTOKYO DONUTSなどで利用もできましたが、ちゃんとインターネットを使いたいならトレーダースホテル(現シャングリラホテル)のラウンジへ行く必要がありました。
ミャンマー訪問3年目(2014年3月)
街中にATMが目立つようになり、バンコク銀行のカードを使って現地通貨ミャンマー・チャットの引き出しにも成功しました。中級ホテルでは、インターネットもそこそこ使えるようになったのを覚えています。ビザ取得もEビザが導入され、入国がスムーズになりました。
外国人も携帯用のSIMカードを買えるようになりましたが、割り当て数も少なく1枚数万円はした記憶があります。前年に完成したパークソン百貨店のほか、市内中心部に韓国系のレストラン(写真左)などオシャレなお店が増えてきました。
ミャンマー訪問4年目(2015年11月)
そして今年。渋滞は以前からひどいのですが、走っている車の質も格段に良くなりました。街中の金行もオシャレな内装に。現金主義で札束を積み込んで取引する商習慣は、相変わらず変わっていません。KFC(ケンタッキーフライドチキン)やピザハットがオープンするなど、日本人にも馴染みのあるお店が増えています。
最も重要な転換点として、ついにヤンゴン空港でSIMカードが買える時代になりました。価格も150円程度。ついに街中でGoogle Mapを見ながら移動できる時代に突入です。
SIMカードの購入はヤンゴン国際空港のイミグレーションを通過したところにあるTelenor(上写真右手のお店)がオススメです。店員さんが設定までやってくれたので助かりました。空港内にもATMが増えましたし、両替も米ドルだけでなくタイバーツやユーロも両替可能になりました。
首都ヤンゴンで治安・注意したい4つのこと
- ミャンマーの治安について
- 食あたりについて
- ミャンマー入国ビザについて
- ヤンゴン市内へのアクセス(タクシー編)
首都ヤンゴンの治安は概ね良好です。但し、中国国境のカチン州やシャン州の一部では、日本の外務省がレベル3と呼ばれる「渡航中止勧告」を出しています。ミャンマー国内すべてが安全というわけでは決してありません。渡航前に下記の外務省のサイトで最新情報を確認するほうが良いでしょう。
ミャンマーでは食あたりにも気をつけましょう。ミャンマーの食事は基本的に油っこい料理が多く、恐らく料理油も良質とは言えません。食べ過ぎには十分注意しましょう。僕もお腹は強いはずですが、今回の滞在ではお腹を壊しました。。。下記リンクはミャンマーを旅行する上で参考になります。
ミャンマーへの入国ビザが必要な点もお忘れなく。Eビザを申請しての入国が最もスムーズでしょう。下記のサイトであれば日本語での解説付き。ミャンマーEビザ取得の際は、参照してください。
▼ミャンマー eVISA(eビザ)①「留意点(日本語にて)」 (From Yangon)
最後に、ヤンゴン国際空港から市内へ向かう場合はタクシー移動がオススメです。イミグレーションの後、税関を抜けて左手のタクシースタンドから英語でタクシーを手配できます。8,000チャット(約750円)で市内まで行けます。ヤンゴンの物価などは、下の記事からご確認を!
<ミャンマー関連の記事を合わせてどうぞ!>
▼ミャンマーの首都ヤンゴンの物価を紹介します。外国人は銀行金利0%という現実。
▼ヤンゴンのコンドミニアムに民泊。ミャンマー不動産のクオリティが思った以上に高くて驚いた。
▼ミャンマー経済情報サイト『ミャンマー・ビジネストゥデイ日本語版』を立ち上げました


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