僕はバンコクで不動産ビジネスをしています。最近はタイへの移住者も増え、「タイに住むときは、何を準備したら良いの?」と聞かれることが増えてきました。タイのコンドミニアムやアパートは、家具・家電が備え付け。国外引っ越しと聞くと大変そうですが、実は、タイではスーツケース一つで入居も可能です。
とは言え、全ての家電が揃ってない場合(オーナー次第)があります。特に洗濯機は、置かれてないケースが多いでしょうか。アパートの場合は、部屋に洗濯機用の排水設備がなく、建物内にある有料の洗濯機や乾燥機を利用するところもあります。(コンドミニアムはほぼ排水設備が整っています) そこで今日は、「タイで家具や家電を買う際の価格」を、写真付きでご紹介します。
【追記】 カーテンや給湯器の工事料金を含め、一部加筆しました。
「Home Pro」でタイの家具の値段を調査してみた。
パタヤにある Home Pro の店舗
タイの家具・家電の価格は、まさにピンキリです。街中で売られているノーブランド商品なら、驚くほど安い(クオリティも低い)ものもありますし、アンティークやとびきりオシャレなデザイナーズファニチャーもバンコクでは購入できます。
最も一般的な家具の購入先は、インテリアショップです。タイにも1店舗のみIKEAがあるほか、地場のINDEXや上場企業のMODERN FORM、今回おじゃましたHome Proなどが家具を扱う大手チェーンです。特に外国人にとっては、値札が表示されている、こうしたチェーン店で買うのが間違いないでしょう。
Home Pro のショールーム
前述した家具チェーンの大型店舗に行くと、上のようなショールームが用意されています。タイでも従来の戸建てでの生活から、都心のコンドミニアム(マンション)に住む人々が増えてきました。コンドミニアムもStudio(ワンルームタイプ)から、2Bedroomなど様々なタイプがあり、ショールームも複数用意されています。
タイの家具チェーンで販売されている、インテリアセット 17,900バーツから
ショールームにあるセットが気に入れば、家具セットという形で購入することも可能です。カラーバリエーションも豊富ですから、こうした中から選ぶのが手っ取り早いでしょう。参考までに、タイではどんなに狭い部屋でもクイーンベッドを入れることが一般的です。上のセットでもシングルベッドは用意されていません。
個別で家具を買う場合の価格
カーテンセット: 800バーツ程度から
タイ不動産はカーテンレールが付いていないお部屋が殆どです。カーテンを購入する場合は、カーテンをひっかける「つっぱり棒」(約800バーツ)のようなものを合わせて購入することが一般的。工事料が意外と高く、8,000バーツほど必要です。
ダイニングテーブルセット: 6,500バーツから
ソファ: 8,000バーツから
ソファもピンキリですが、タイミングが良ければ写真のようなソファが5,000バーツくらいで買えます。通常は8,000バーツほどで、サイズや素材によって価格は変動します。
シャワースクリーン 4,000バーツから
タイ国内で販売されている「500万円前後の低価格コンドミニアム」は、上のようなシャワーの水跳ねを防ぐ設備がなく、自費で購入するか、シャワーカーテンを設置する必要があります。買っても1万円強ですから、自己居住として使うなら設置したほうが良いでしょう。
タイで家電を買う場合の価格
タイの生活では、電子レンジは必須です。タイは外食文化なので、自炊よりも外の屋台などで食事したり、買ってきた料理を、部屋で温めて食べたりします。ちょっとお湯を沸かすのにも使える、万能家電ですね。
上は40インチで少し高級な製品ですが、サムソンやLDのテレビが安く、32インチモデルで8,500バーツから。タイ人はテレビ好きなので、もし賃貸用に貸し出すならば、32インチ以上のテレビは必要でしょう。地デジはこれから普及してくるところなので、特に高級なTVである必要はありません。
タイのコンドミニアムは、電化住宅でガス設備はほとんど存在しません。超高級物件以外は、こうした給湯器を浴室内に備え付けます。変なメーカーの製品は給湯が間に合わず、ぬるいお湯しか出ないので、メーカー選びが重要になります。6,000W以上の製品がオススメ。工事料は1,500バーツ程度です。
タイの家電・家具の価格まとめ!
- インテリアセット 17,900バーツから
- カーテンセット: 800バーツ程度から
- ダイニングテーブルセット: 6,500バーツから
- ソファ: 8,000バーツから
- シャワースクリーン 4,000バーツから
- ドラム式洗濯機 15,000バーツから
- 縦型洗濯機 8,000バーツから
- 冷蔵庫(小型・中型) 5,000バーツから
- 電子レンジ 3,500バーツから
- TV(32インチ) 8,500バーツから
- シャワー用給湯器 3,500バーツから
上記でご紹介した他は、ウォシュレットなどが日本人の方に人気です。タイの建物には、トイレに電源が設置されていないことも多く、備え付けの便器に後付けでウォシュレット(便座あたため・温水機能なし)を取り付けます。その他に気になる家具・家電がありましたら、 twitter (@dexter4620) などでお知らせください!
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