バンコクの高架鉄道BTS。タイには7万人超の日本人が暮らし、最も利用されるのがBTSスクンビット線。日本人エリアのアソーク~トンロー/エカマイ地区をカバーし、タイ最大の商業地サイアムを結ぶ路線です。
そのBTSスクンビット線が2017年4月に隣のサムットプラカーン県にて新駅開業。2018年12月に一部開通した、ベーリン~サムットプラカーン間の状況や街並みを紹介します。 続きを読む
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タイ・バンコクでは、高架鉄道BTSが代表的な移動手段の一つ。発展を続けるタイで自動車保有者は増えたものの、まだ高級品。関税で日本以上に車両価格が高く、所得が日本の4分の1程度のタイ人にとって、ぜいたく品であることは否めません。 続きを読む
タイ株の筆頭格、バンコク都内を走るモノレールのBTS株が値を上げ、史上最高値(10.40)まで来ました。
僕も利用しているタイ国内の証券会社KT-ZMICO社から、ちょうどBTS株に関するレポートが出ています。今日は第2四半期の決算内容も含めて、BTS株とバンコクの都市路線計画についてご紹介します。
▼タイの高架鉄道「BTS社」は日本の東急グループ?2015年はますます成長が加速するらしい!
BTSスカイトレインの車両
第2四半期決算の発表後も、当社(KT-ZMICO社)はBTSの2015年-16年会計年度における利益予測から、我々の基準(短期的に買い)を維持する。
株価が大幅に続伸しているものの、路線延長計画を含む、潜在的な成長性には変化はない。2015年-16年会計年度の配当利回り(5.87% ※出所SETTRADE)も維持されるだろう。Bt11.30を目標とした「短期的に買い」評価を維持。
BTSは、第2四半期(7月-9月)に633万バーツ(約22億円)の純利益を報告、その結果、前年比マイナス33%、前四半期比マイナス3%下落した。しかし、14年の第2四半期と15年(会計年度)第1四半期の2回で異常項目の整理をした結果(後述)で、それを除けば今四半期の利益は、前年比マイナス2%減少、前四半期比12%増加となる。
前年比-33%、前四半期比-3%下落した理由は、前年度にあった不動産取引(前年比-82%)が終了したことが原因。売上利益率は前会計年度の47%から、53%へと上昇した。
15年会計年度前期、BTSは収支予測に変更なし。BTSGIF(BTS社のインフラファンド)の高い利益(前年比+27%)が大きく貢献しており、前年同期比7%増の12億バーツ(約42億円)の利益を見込んでいる。
(出所: KT-ZMICO ニュースレター 2014.11.10 筆者翻訳・要約)
2014年10月に、BTS社は不動産部門でタイ国内の大手上場ディベロッパーSansiri(サンシリ)社と業務提携し、モノレール駅などから500メートル以内の距離に大型コンドミニアム等を建設すると発表しています。
▼『Sansiri, BTS to develop property projects』
バンコク都市路線計画と現在
このブログでも何度か取り上げてますが、バンコクの都市路線計画は現行路線(上図右)から、2032年までに上の図の左のように大きく発展する予定です。
違いは一目瞭然で、大阪・京都・神戸の合計(約1,700万人)と同等の人口を持つバンコク首都圏はその規模感に応じた都市路線計画を既に策定済み。地下鉄は環状線となり、バンコク都内から周辺部まで路線が伸びていきます。民営企業であるBTSの株価も成長に応じて上げていくのでは?と、僕も推測する理由は、今の大阪を知っているからにほかなりません。
タイ証券取引所(SET)もタイのインフラ事業に関する日本語レポートを発行しています。ご興味がある方は、以下のURLからぜひご覧になってみてください。
▼『タイ 課題から見えるチャンス ファンダメンタルズに注目』
▼タイ株、SET指数が1600を突破。自社株買いを進めるBTS株も史上最高値を更新!
▼ASEANの証券取引所まとめ。2015年に設立されるミャンマー株は果たして買いか?
▼タイで「外国人事業法」改正の動き!飲食店や小売り・観光など幅広い業種が営業制限される?