タイのお寺の参り方まとめ!参拝マナーと宗教観を語ってみた

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タイには大小さまざまなお寺があり、文字通り老若男女がお寺へお参りをします。タイに来られた方は、熱心に手を合わせるタイ人を至る所で目にしていることでしょう。今回はタイのお寺へ参拝するときのルールをご紹介します!

日本とタイだと大きく信仰心が違う!その理由は?

国鉄フアランポーン駅近くにある、ワット・トライミット

国鉄フアランポーン駅近くにある、ワット・トライミット

ご存知の通り、タイは日本以上に信仰心の厚い仏教国。南方上座部仏教徒が国民の95%を占めます。その他はイスラム教4%、キリスト教、他にヒンドゥー教、シーク教、道教など。上座部仏教は、日本や中国に伝わる大乗仏教とは考え方もやや異なります。

次のページ(大乗仏教と上座部仏教)で詳しく違いが説明されてますが、タイ人がこれほどまでに熱心に祈るのは、この教義の違いによるものだと僕は思います。上座部仏教の考え方だと、熱心に祈らないと救われないのがポイントでしょうか。一生のうち一度は出家をするのも、この上座部仏教の考え方によるものです。

タイのお寺に参拝する際のマナーはこう!

MRTサムヤン駅前にある、ワット・フアランポーン
MRTサムヤン駅前にある、ワット・フアランポーン

まず服装はタンクトップやハーフパンツなど露出が多い服装は男女ともに避けましょう。長袖・長ズボンがベター。お寺に着いたら、入口で「お花・ロウソク・お線香と金箔のセット」を購入します。場所にもよりますが、20バーツから高いものまでさまざま。各アイテムに意味が込められています。

大きなお寺の場合、本堂に入る前にお参り用の場所があります。ろうそく立てと線香立てがあるので、まずはろうそくに火をつけ、ろうそく立てへ。その火で線香に火をつけます。ひざまずいて願い事を唱えますが、仏像の方に足の裏を向けてはダメで、横座りか正座をしなければなりません。花と線香を持ちながら両手を合わせてお祈りをします。

少し趣の違う、バンコクにある中華街のお寺

少し趣の違う、バンコクにある中華街のお寺

お参りが済んだら、線香は線香立てに、花は花置き場にお供えしましょう。金箔は仏像に貼付けます。どのステップでも同様ですが、近くにいるタイ人を見ながら見様見真似でやってみると簡単です。金箔は貼る位置によって、ご利益が違いますので、以下を参照ください。

お腹:仕事でのポジションアップ、豊かさ向上
お臍:一生困らないだけの豊かな資産に恵まれるように
頭:記憶力よく、精神面の強さを助け、問題解決力と人生での障害を人生を通して切り抜けていけるように
胸:魅力アップ、あった人に良い印象づけられるように
手:大きな権力を手にするように
足:暮らしに困らないように、旅行安全
(出所:Glitty)

いざ本堂へ!タイのお寺は装飾も必見です。

MRTサムヤン駅前にある、ワット・フアランポーンの堂内

MRTサムヤン駅前にある、ワット・フアランポーンの堂内

お祈り場所の次は、本堂へ進みます。本堂へ入る際は、靴を脱ぐのを忘れないように。横座りまたは正座でまず合掌し、手を開きながら床に頭をつける動作を3回繰り替えします。その後にお祈りするのが、一般的。タイでは願い事が叶ったらお礼を兼ねて、再度お参りするのが通例となっています。

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海外で多様な宗教に触れると、自分の考え方や適したものが見つかるかも?

仏教4大聖地のひとつ、ブッダガヤ
仏教4大聖地のひとつ、ブッダガヤ

僕も海外に行き始めた10代の頃はあまり宗教に対して関心を持っていませんでした。アメリカではクリスチャンの家にホームステイして教会に毎週行ったりしたこともあります。とは言え、キリスト教に改宗したわけでもなく、普通の日本人同様に何となく祖先崇拝をしてきました。それは20代半ばまで変わることはなかったのです。

小さいころから外国に憧れ、18からバックパッカーとして世界を旅してきました。はじめはアメリカへ行ったり、ヨーロッパへ行ったり、キリスト教中心の世界。20代に入り、アジアへ行くようになりました。イスラム教やヒンズー教、ジャイナ教やチベット仏教、さまざまな宗派を見るうちに自分は仏教に近い考え方を持っていると気づきました。

キリスト教ではないし、ましてやイスラムやヒンズーでもない。かといって、特定の宗派でもありませんが仏教に近い。仏教が生まれたインド・ネパールを旅して、仏教4大聖地も巡礼しました。チベット仏教の影響も受けたし、ダライラマも大好きです。実際に2度お会いしたうちの一度は言葉も交わすことができました。

話が脱線していますが、タイのお寺は日本と違う雰囲気で、信仰心の厚いタイ人たちであふれています。霊験あらたかなお寺もいろいろとありますが、僕のオススメはMRTサムヤン駅近くの「ワット・フアランポーン」。興味がある方、ぜひ行ってみてください!

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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