中国・深センの世界最大電気街「華強北」で仕入れと発送を体験してみた

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中国の深センにある電気街「華強北」へ行ってきました。約3年前に上海近郊の義烏(イーウー)卸売市場に行った時と同じワクワク感と驚き。この義烏が世界最大の卸問屋街と呼ばれるのに対し、ここ華強北は世界最大の電気街と呼ばれます。(中国5千年の歴史的な誇張かもしれません 笑)

※華強北への行き方・アクセス方法は記事末に詳しく載せています。

華強北、深圳が誇る世界最大の電気街

華強北駅前の華強電子広場

華強北駅前の華強電子世界

広大さと店舗数、電気街の取扱商品数は圧巻。商業ビルも20棟を超え、どれも5階以上。各フロアに店舗が入居し営業しています。電流センサや光電センサのような専門的な部品もあり、1フロアに100店舗近くビルも多数。累計で数千の事業者がこの一帯に混在していると言えるでしょう。

ここで一つ注意を。写真上の「華強電子世界」に入る際、必ず誰かに声を掛けられるはず。無視しましょう。案内人は市場内を案内しますが、フィーがかかるのは覚悟してください(料金に上乗せされるか、別途要求されます)

華強LED交易中心

LED製品ばかりを取り扱う約30店舗が集まる「華強LED交易中心」

華強北にはLED取扱店もあればパソコン、スマートフォン、USB・SDカード、パワーチャージャー、光電センサのお店など専門店が集います。パソコン修理店や運送業者も入居。パソコン部品だけ売ってるのはいい方で、マニアックな店舗はレジのレシート用ロールペーパーのみを販売するお店も。

昔あったアナログテレビ用の3色のコードだけ売っているお店など、ここでお目にかかれない電化製品はほぼありません。強いて言えば、日本の家電メーカーの部品でしょうか。日本の電化製品ってガラパゴス化してるので、海外で壊れると結構致命的なんですよね。。(小声)

華強北では、格安のドローンやドローンの部品の購入も可能

深セン華強北の電気街
膨大な数のビルの中に事業者が入っているため、中にはこんな荒れ放題の場所もあります。基本的に明るい時間の治安に問題はありませんが、スリやひったくりには注意しましょう。

価格は全て言い値ですから、交渉必須です。英語だと足元を見られるので、一番良いのは中国人の友人が同行してくれるとベストです。とはいえ、光電センサやツェナーダイオードなど専門機器や部品はRSコンポーネンツなど日本の然るべきお店で買うのが間違いないでしょう。

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中国で仕入れと発送を体験。想像以上の安さに驚きました。

華強北で売られているマスコットUSB

華強北で売られているキャラクターUSB (これは仕入れてません)

輸入業をビジネスでするつもりはありませんが、実際に仕入れと発送のプロセスを知るべく、買付け及びタイへの発送を体験してみました。買ったのは10,000アンペアのスマホ用充電器。利益目的ではないため、購入点数は10点程度です。もちろん価格も交渉しました(笑)

深セン華強北から郵送するには

発送も華強北の一角に運送会社があります。海外発送できるお店は意外と少なく、上写真の店舗でタイまで発送をしてくれました。リチウム電池なので注意書きのシールを張って空輸です。今手元にある領収書には重量が載ってませんが6,000円くらいの送料、3日でバンコクへ到着しました。

さぁ、これで仕入価格や送料が分かりました。タイで電気製品を安く買うなら、パンティッププラザMBK、ラマ9世駅の近くのフォーチュンタウンが有名です。タイの電気街で同じ商品を調べてみると、深圳で仕入れた商品の価格はタイでの売値の半分以下ということが分かりました。

もちろん、もっと大量に商品を仕入れれば商品単価は下がることでしょう。とはいえ、粗悪品も多いので専門の検品業者を使うなどのリスクヘッジはするべきです。電気関係に詳しい方なら、かなりワクワクする場所だと思いますよ!

深セン・華強北市場への行き方、アクセス方法

香港から深圳に向かう場合は、空港から直通のリムジンバス「スカイリモ」や電車(MTR)、フェリーで行く方法があります。アクセス方法については、以下のサイトにかなり詳しく書かれてますので、参照ください。

香港空港からリムジンバスで広東省深セン 東莞 広州などに行く方法(C-STUDY)

リムジンバスや電車で深センに向かう場合は、羅湖(ルオフー)から中国大陸へ入境することになります。国境を越えたところに地下鉄がありますので、華強北(フアチャンベイ)駅に向かいます。記事の最初に紹介した「華強電子世界」に行くなら華強広場酒店(フウァチアン プラザ ホテル)のあるA出口に向かえばOKです。

華強広場酒店 (Huaqiang Plaza Hotel) Agoda

華強広場酒店はA出口を出てすぐの場所にあり、深センでの宿泊先として大変便利です。一階にスタバがあり、Wi-Fiも利用できるため、仕入れや仕事に抜群のロケーション。周辺にも複数ホテルがありますので、予算にあった宿泊先を海外ホテルに強いAgodaから探すと良いでしょう。

中国のスターバックスでの注意点を一つ挙げると、Wi-Fi利用時は中国国内の電話番号が必須。以下のようなSIMカードの事前入手をお勧めします。

中国の旅には中国大陸・香港・マカオ・台湾共通SIMカード「跨境王」がオススメ!

最初に一つ注意点を。中国国内は政府によるインターネットの閲覧制限が行われており、FacebookやTwitterさらにはGmailの利用も不可。 お仕事は完全にアウト。困ったものです。

そこで僕も加入している有料のオンラインコミュニティ「海外を旅しながら仕事をする力」で教えていただいたのが、このプリペイドSIM「跨境王」でした。香港の空港やコンビニでも買えますが、日本国内ならAMAZONでも事前に購入可能。とりあえず持っておいて損はない一枚です。ネットで検索してみて下さい。

このSIMカードが素晴らしいのは、香港SIMのためFacebookやGmailが大陸内でも利用できること。但し使い放題プランがなく容量も300MBや500MBのため、使いすぎには注意が必要です(別途チャージは可能)。徐々に高騰しているとはいえ、深センはホテルやタクシーも含め物価も安い。ぜひ、楽しんできてください。

深センの物価、世界15位の人口を抱える都市物価は高騰中

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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