「中国語を学ぶ」ならどこが良いか、台湾で考えてみた。

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2015年末に台湾へ行ってきました。台北から基隆まで打合せで行ったのですが、中国語を話していて感じる違和感がありました。その時のツイートがこれ。

結論を言えば上記なのですが、レベル別に中国と台湾のどちらで中国語を学ぶべきか、また日本国内で中国語を独学で学ぶのにお勧めのテキストなどを今日はご紹介します。それでは行ってみましょう。

中国語を学ぶなら、台湾?中国?

Yatai Taipei

台北市内の24時間営業屋台

いきなり問題です。上のメニューどのぐらい意味が分かるでしょうか?

中華圏を旅すると、食事をするにもこんな課題にぶつかります。レストランでも写真付きメニューがあればオーダーも便利だけど、深夜も開いているお店だったり大衆食堂へ行けばそんなものは用意されていません。台北でもそうですから、地方都市や中国大陸(大都市を除く)に行けば写真付きメニューや英語メニューを用意しているお店はぐっと減ります。

今でこそ、独学や中国人の友達に習って中華圏でもビビらず旅できるようになりましたが、最初は5年ほど前に台湾でメニューを解読するところから僕の「中国語の旅」は始まりました。

はじめて中国語を学ぶなら、何をするべきか?

香港モンコック~プリンスチャールズ  

同じ中華圏である香港の街並み

はじめて中国語を学ぶなら、一番ベストなのは「手探りでも中華圏を旅してみる」ことだと考えます。特に台湾は親日的で、英語はもちろん日本語をしゃべる人も少なくありません。世界中でワーホリや語学留学をしているブロガーの”まえちゃん”も、台湾を推しています。

初めて海外旅行する時におすすめの国はありますか?
そう質問されたら、ぼくは間違いなく台湾を推します。9カ国以上旅してきたぼくの中のベストカントリーは、ダントツで台湾だからです。

ぼくが台湾を海外旅行初心者に推す理由はいくつかあります。まず台湾は日本から近いし、韓国と比べると沖縄に近いから暖かい。ご飯もメチャメチャウマくて安いし、そして何より台湾人が日本人に優しすぎる!!という点で、初心者の海外旅行は台湾を強く推してます。

※出所:初心者必見!3泊4日で台北を思う存分エンジョイする旅!台湾人の監修付き (あしたはもっと遠くへいこう)

中華圏の旅が心配な方は、『指さし会話帳』シリーズを持っていきましょう。書籍版もありますが、スマホ用のアプリなら、無料簡易版の『指さし会話帳 中国語 Lite』もあるので、気軽にダウンロードできます。有料版も数百円程度なので、本格的に勉強したい方は発音も分かるのでオススメです。

指さし会話台湾 touch&talk LITE版 (iOS)
指さし会話 台湾 台湾華語 touch&talk LITE (android)

※台湾国内と中国大陸内の中国語は、文字表記や文法も少し違うので、大陸へ行く場合は中国国内版をダウンロードしてください。

中国語初心者なら台湾での学習、中級者以上なら中国大陸へ

深圳市蛇口海上世界駅近くの中国語学校CO-TALK2

語学留学をする前に、中国国内と台湾での中国語は、文字の表記方法(簡体字と繁体字)も違うし、文字の入力方法(ピンインとチュウイン)や文法も異なります。中国の北京語と台湾の華語では、単語や用語の使い方も異なるため、詳しくは下記を参照ください。

中国語簡体字、繁体字の違い

初心者には英語や日本語で学べる場所の多い台湾が短期留学には、オススメです。2015年に中国の深センで短期の語学留学をしたこともありますが、先生の英語レベルは台湾の方が上でした。基礎を学ぶなら、台湾の方が良いかもしれません。人も優しいし。

一方で、中国(特に地方都市)は英語スピーカーの数が極端に減るため、いやでも「中国語漬けの生活」を送れるメリットがあります。そして何より北京語を使う中国人は少なくとも10億人以上はいて、ざっくり計算しても中国語が話せれば世界の1/4以上の人とコミュニケーションが取れるようになります。

この点から、短期で中国語の基礎を台湾で学んだあとは、本格的に中国で勉強するのがベストだと思います。

留学に行けない場合は、どう中国語を学ぶか?

現実的に中国にのんびり留学なんて出来ないという人も多いでしょう。何といっても僕もその一人ですから。現時点での中国語のスキルはこんな感じですが、常に自分の中国語を磨く努力は続けています。

  • 生活に最低限必要な質問ができ、その答えは大体聞き取れる
  • 少し込み入った質問は辞書アプリを使いながら
  • フリートークは苦手、ポイントを筆談してもらえれば何とか分かる
  • 中国語の文章を読めば、何となくの意味は分かる

日本在住の時代に、はじめて本格的に中国語を学び始めたのはこのテキストです。CD付きで体系的にまとめられているし、繰り返し音読や書き写しを続けて、中国語のスキルも上がってきました。今は同じ出版社が出している上級コースの本でたまに勉強しています。


本気で学ぶ中国語(CD BOOK)

中国国内でユーザーの多いSNS、WeChat(ウィーチャット)を使って、週に何度か写真付きの投稿をするようにしています。ランチや行った場所などたわいもないことですが、中国語の辞書を引きながら一文書くので語彙や表現力を磨くのに役立ってます。

作家のティモシー・フェリス氏は著書で「外国語を1つ習得しよう。そうすれば、世界について質問し、理解するために使える2番目のレンズが手に入るだろう。(中略)あなたの人生経験を2倍にするチャンスを逃さないようにしよう。」と書いています。今年は、新たな言語習得にチャレンジしてみるのはいかがでしょう?

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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