プーケットにライトレール(LRT)が誕生!計画では2019年に運行開始を見込む。

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タイ運輸省・輸送交通政策企画事務局(OTP)は、プーケット島の新交通システムに関する公聴会を開き、ライトレール(LRT)を使った島内の新交通計画の説明を行いました。

バンコク・プーケット

プーケットはご存知の方も多いと思いますが、タイ南部のリゾート地。エメラルドの海と真っ白な砂浜の美しさから「アンダマン海の真珠」と例えられる、タイ国内最大の島です。人口は50.3万人(2013年)。

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プーケットのライトレール(LRT)・計画の概要

プーケットのライトレールイメージ

ライトレール(Light rail)とは、北米の「輸送力が軽量級な」都市旅客鉄道を指す。公共交通機関の意である「トランジット」を付記し、ライトレールトランジット(Light rail transit, LRT)とも呼ばれる。 (出所:wikipedia 『ライトレール』)

同プロジェクトでは、プーケット島内にライトレール(LRT)を採用し、パンガー県のター・ヌン駅から、サラシン橋(Sarasin Bridge)、チャローン五叉路まで約60kmを20駅でつなぎます。テップクラサトリ通り(Thepkrassatri Road)を通り、プーケット市内、プーケット国際空港へも乗り入れ予定。総工費約300億バーツの見込みです。

6社のタイ企業が、タイ運輸省・輸送交通政策企画事務局(OTP)へ入札希望と表明しており、同事務局は年内に計画をまとめ、2019年の運行開始を目指すとのこと。

プーケットのライトレール、路線予定図

完成すれば、ター・ヌン駅からチャローン五叉路まで1時間半、空港からプーケットの旧市街までは45分で接続が可能となる見込み。

<出所: The Phuket News 『Details of light rail tram system for Phuket revealed』 筆者翻訳・要約>

<Phuket light rail project gets 118M baht feasibility study>

参考までに、アジア新興国では、フィリピンにて1984年に運行を開始した「マニラ・ライトレール」が存在します。

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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