2015年末、ASEAN経済共同体(AEC)が発足し、経済の流れも大きく変わるとされています。将来的にはヒト・モノ・カネの動きを自由化させる予定ですが、当初はアセアン域内の関税を自由化する予定。当然、物流も増加するでしょう。今回はASEAN域内で最重要道路と呼ばれる「南部経済回廊」のレポートです。
バンナーからカジノバスで、タイ国境のアランヤプラテートへ。
バンコク東部にあるセントラルバンナーから、「カジノバス」でタイ国境の街アランヤプラテートへ。過去数度カジノバスを使ってますが、200バーツで軽食とお水付き。同じバスで夕方バンコクに戻る場合は、帰りの運賃も無料です。
ただし、帰りは同じバスの乗り場も分かりづらく、乗り損ねるケースも多いので注意してください。乗り損ねた場合は別のバスでも200バーツほど払えば、バンコクへ戻ることができます。
ちなみに上が今回のルートです。目指すのはカンボジア西部の町、シソポン。地図でご覧いただくと分かるように、バンコクとカンボジアを結ぶ位置にある上、プノンペンとシェムリアップを結ぶ交通の要衝でもあります。バスだとシソポンまで約5時間ですが、車を手配すれば、3時間半程度で着きます。
サムットプラカーン県を抜け、チャチュンサオ県に入ったところです。写真だと舗装されているように見えますが、右の黒い部分は黒っぽい土。中央2車線の舗装工事を進めるところです。
タイ国境のアランヤプラテート周辺 地図ポイント②
タイ国境、アランヤプラテートの手前。ここまでくれば4車線舗装ですが、国境へ向かう車の検問をしています。
タイ国境、アランヤプラテートにて
タイ国境側のアランヤプラテートで線路の補修工事をしていました。カンボジア国内にも貨物列車は通っているので、将来タイと連結されるかもしれません。これは楽しみですね。
アランヤプラテートを抜け、カンボジア側のポイペトへ入境。
アランヤプラテートの国境とイミグレーションを抜け、カンボジア側国境のポイペトに入ったところ。カンボジアはアライバルビザも取得可能です。僕はプノンペンでカンボジアの1年ビザを取得してますが、ポイペトでも取得することができます。
※カンボジアの入出国担当官や政治情勢によって、予告なく変更される場合があります。ご注意ください。
ポイペト市内にあるカナディア銀行前。道路が茶色く見えますが、舗装されている上に砂がかぶさっています。そのため、晴れて乾燥している時は砂埃が舞う。カンボジアに入ると、道もこのように変わりました。ここからシソポンへカンボジア人の友人ワリーと向かうことになります。
【補足:記事追加しました】
▼カンボジア・ポイペト。AECで発展が期待される南部経済回廊を旅してきた!(2)
▼カンボジア、シソポン。AECで発展が期待される南部経済回廊を旅してきた!(3)
<こちらの記事も合わせてどうぞ!>
▼カンボジアのポイペト経由のタイ再入国(ビザラン)が禁止へ。ビザ無し在タイ邦人は要注意!
▼海外在住で日本の「非居住者」となるには?180日ルールの判定基準と税務について紹介します。
▼【インタビュー】バンコクの国際機関で働く大学院生に、タイでのインターン生活について聞いてみた。


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