ラオスの物価、ASEAN唯一の内陸国は物価が高い!?

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ラオスの首都ビエンチャンに行ってきました。タイのバンコクから飛行機で約1時間、日本人はビザなしで渡航可能。

タイ在住者にとっては街中でタイ語も通じ、タイバーツも使えるので便利な国とも言えるでしょう。今日はラオス・ビエンチャンの物価や基礎データについて紹介します。

ラオスは人口約680万人、ASEAN唯一の内陸国

ラオスの物価を紹介する前に、ラオスの基礎データやと首都ヴィエンチャンの地理を見てみましょう。

ラオスの人口と平均年齢

ラオス:727.6万人(平均年齢:23.0歳)
ヴィエンチャン都:81.0万人
ヴィエンチャン県:37.3万人
ルアンパバーン:40.0万人
※データ出所:wikipedia、世界銀行等

ASEAN唯一の内陸国、ラオスは人口も少なく727.6万人。ヴィエンチャン都や隣接のヴィエンチャン県(都とは別)を併せても首都圏人口100万人程度。但し、ラオスの人口推移は17年に675.8万人だったものが最新統計では727.6万人へと増加しています。

タイの首都バンコクは人口830万人ですから、ラオスは国全体でもバンコクの人口以下という事に。規模的にはタイの地方都市と同様の人口規模です。

ラオスの正式名称・通貨キープについて

ちなみに、ラオスの日本語正式名称は「ラオス人民民主共和国」で、wikipediaによると「国家主席を元首とする社会主義共和制国家」とありますが、日本の外務省HPによると「人民民主共和制」と書かれています。

通貨はラオス・キープ。自国通貨が国内で流通していますが、首都ヴィエンチャンなど一部の都市ではタイバーツの利用も可能。都心にはATMも一定数あり、日本のカード類で現金引出しも可能です。

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ラオス・ビエンチャンの物価・所得水準について

ラオスの物価ですが、意外だったのは人件費の高さ。隣国のミャンマーやカンボジアでは100ドル台で働く労働者が多くいますが、ラオスは所得水準も高く、ホワイトカラーなら給与はその倍を行きます。

物価も安くありません。訪問したラオス企業の従業員もランチに15,000キップ(約210円)以上は使うと言います。タイだと150円もあれば昼食が取れるので、飲食費はラオスが割高です。

旅行者にとっては安価に旅行できそうなラオス

ヴィエンチャン市内、メコン川沿いのリバーサイドマーケット

SIMカードは東南アジア諸国と比べても格安。150円ちょっとで簡単に入手可能です。なお、SIMに関するデータプランなどは下記のサイトが詳しいので参照ください。

[ラオスSIM] 4G LTE 1.5GBで約130円、プリペイドSIM購入方法やインターネットデータプランなど (kumi-log)

現地の友人に観光地も案内してもらいましたが、凱旋門(プラトゥーチャイ)やお寺など入場料は外国人料金でも10,000キップ(約140円)。見どころは少なく、のんびりする街という感じです。

ラオスコーヒーは現地の方も勧める逸品。のんびりできるカフェも多いし、お土産にも最適です。

 

 (写真) ヴィエンチャンセンターデパート

冒頭で書いた通り、ヴィエンチャンはタイ語が通じるため在タイ邦人にとってタイの地方都市感覚で訪れる事が可能。英語もそこそこ通じるし、治安も良いので日本からの旅行でも心配はないでしょう。

現地オプショナルツアーを紹介するVELTRAを使えば、現地から日本語ツアーも申し込み可能。ラオスは象使い体験の他、世界遺産ルアンパバーンを訪れるツアーなど、のんびり楽しめるアクティビティーが満載です。

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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