カンボジア株、上場2社目GTI社が株式公開!初日の終値はいかに?

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2014年6月16日、カンボジア証券取引所(CSX)にて上場2社目となるGrand Twins International社(GTI)が株式公開しました。上場1社目は国営企業のプノンペン水道公社で、GTIはカンボジア株初の民営企業となります。

今日は、『Phnon Phen Post(プノンペン・ポスト)』の記事から、カンボジア株のニュースを紹介します。

GTI(グランドツイン)のIPO価格は2.41ドル、初取引の結果は?

縫製会社「GTI」の株はカンボジア証券取引所上場初日、4.9%下げて取引を終了。

stock exchangeオープニングセッションは9,700リエル(2.41ドル)で、カンボジア証券取引所にて上場の鐘が打ち鳴らされた。その後、同社株は9,220リエル(2.28ドル)へ下落し、午後一時に取引を終えた。本日の取引は上場株の見極めといった様子で、出来高は僅か3,100株を上回った程度で終了した。

主幹事を務めたプノンペン証券のCEO、Stephen Hsu氏は初日の結果に「投資家たちはまだこの市場に自信を持っていない」と、懸念を示した。「プノンペン証券は、上場株の安定的な取引が円滑に進むよう努力する」と同氏は付け加えた。

GTIの初日は、2012年4月に行われたプノンペン水道公社(PPWSA)の上場初日とは対照的な結果に終わった。PPWSAは、初日に6,300リエル(1.56ドル)から9,300リエル(2.31ドル)へ48%上昇して取引を終えている。

カンボジア証券取引所の会長を務めるHean Sahib氏などは、民営企業がGTIに続き上場を果たすことを期待している。「このGTIの上場は、さらなる上場企業の増加に寄与するだろう」と同氏は語った。

(出所:Phnon Phen Post 筆者翻訳・要約)

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タイ株とは異なり、カンボジア株IPOの出足は鈍い。

今回のIPOは、想像以上に勢いの弱い結果でした。恐らく投資家のほとんどが落胆する結果となったことでしょう。タイ株を見ると、先日上場したエネルギー会社はIPO価格に比べて初値が80%上昇するなど、IPO株は世界と同様に人気です。一方のカンボジア株は出来高わずか3,100株。少し先が思いやられる結果となりました。

緩やかに下落しそうなGrand Twins International社(GTI)株ですが、当ブログでは引き続き株価をウォッチして参ります。

追記:2015年夏の時点でのグランドツインズインターナショナルの株価は、大きな値動きもなく5,000リエル前後をうろうろしています。

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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