タイが「マルチプルビザ」発給を検討中!最大1年の期限で、何度もタイを訪問できるようになるかも!?

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タイを訪れる全外国人に対し、最大1年の有効期限で何回も出入国が可能な「マルチプルビザ」を発行する可能性があると、政府広報局が発表しました。

今日は National News Bureau of Thailand が発表した声明を元に、閣議中のタイのマルチプルビザ(数次入国ビザ)についてご紹介します。

タイの「マルチプルビザ」が、2015年2月にも導入される?

パタヤのウォーキングストリート

外国人観光客が多く訪れる、パタヤのウォーキングストリート

内務省は、すべての外国人旅行者にマルチプルビザ(複数回入国可能な数次ビザ)を許可するというアイデアを検討している。

新たに提案された「マルチプルビザ」規定は、滞在予定期間に合わせた2種に分類される予定だ。一つは、6か月有効で料金は2,000バーツ。3,000バーツのビザなら1年間有効で「微笑みの国・タイ」を満喫できる。

現在、この提案は議会によって検討されている。同省は、内閣が中国の旧正月前(2月中旬頃)にゴーサインを出すだろうと述べた。この政策が施行されれば、観光客の増大を後押しするだろうと期待される。

一方、タイの旅行代理店協会は、「この政策によって観光客の滞在期間が間違いなく伸びるだろう。しかし、観光客の増加につながるかどうかは予測できない」と、意見を表明した。

この政策で、観光収入が2.2兆バーツ(約7.9兆円)になることを目標としている。以前の観光庁の試算では、2.135兆バーツが目標だった。

(出所: National News Bureau of Thailand “Interior Ministry contemplates multiple visa for all visitors, boosting tourism scene” 筆者翻訳・要約)

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 タイのマルチプルビザ、最新情報まとめ!

タイで働く外国人パスポート

  • タイの国民議会が、有効期間中は出入国を繰り返せる「マルチプルビザ」導入を検討中
  • 半年ビザ(2,000バーツ)、1年ビザ(3,000バーツ)の2種
  • 早ければ、2015年2月の中華正月より運用を開始

タイを愛する方にとって、メリットの大きいマルチプルビザ。但し、「滞在日数」や「何度出入国可能か」など詳細は公表されていません。タイは昨年8月以降、ツーリストビザや学生ビザの更新が厳しくなるなど、居住ビザを持たない外国人の長期滞在が厳しくなっています。

現在、日本人はダブル(2回出入国可能)の数次ビザは取得可能。しかし、今回の「マルチプルビザ」でノンイミグラントビザ(ビジネスやリタイヤビザなどの居住用ビザ)同様に、何度も出入国が可能になれば旅行者にとって大変便利な環境が生まれます。

早ければ2月スタートですから、月内には詳細が固まる可能性もあります。一方で、タイですから自然消滅する可能性も否めません(笑) 続報が出しだい、ご紹介致します。お楽しみに!

【追記 2015/08/09】
案の定、発行が遅れているマルチプルエントリービザですが、プラユット首相が発行を認可したとの報道がありました。

タイで「マルチプルエントリービザ」認可報道!入国に欠かせないビザ問題の救世主は導入にまだ時間がかかりそう。

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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