タイ外務省が「マルチプル観光ビザ」を2015年11月13日から導入すると発表しました。「マルチプルビザ」と言うと聞きなれない言葉ですが、数次入国ビザとも呼ばれ日本でも中国人やロシア人等向けのマルチプルビザが既に導入されています。
Multiple Visa。定められた有効期間内に何度でも出入国できる査証のこと。数次ビザとも言う。1回あたりの滞在期間には制限があることが多い。そのほかのビザとしてはシングルビザ(Single Visa)、ダブルビザ(Double Visa)、トランジットビザ(Transit Visa)がある。
(出所:Ena “マルチプルビザとは” )
2015年1月に発表されたタイの数次入国ビザは、2015年8月にプラユット首相に承認され、実は導入が心待ちにされていました。今回のタイ外務省の発表は、タイ好きの方に朗報でしょう。早速、タイの英字新聞『Nation』紙の記事から、内容を見てみましょう。
タイの「マルチプル観光ビザ」が2015年11月に導入決定
タイの出入国管理事務所 (筆者撮影)
「タイの数次入国観光ビザ(マルチプル・ツーリストビザ)は2015年11月13日から申込できるようになる」と、タイ王国外務省が発表した。
タイへの数次入国観光ビザは、今後のASEAN経済共同体(AEC)に大きく寄与するだろう。訪問者にマルチプル・ツーリストビザを付与するという今回の決定は、AECの観光産業を後押しすると、同省は見解を語った。
マルチプル・ツーリストビザの申請料金は5,000バーツとなる見込みだ。数次入国観光ビザを取得した観光客は6か月間の期間中に複数回タイへ入国することが許される。一回の滞在に付き、最大60日間の滞在できる見込みだ。
国籍を問わず、すべての外国人は「マルチプル・ツーリストビザ」を申請する資格がある。
(出所: The Nation “Multiple-entry tourist visa to start Nov 13” グロビジ!翻訳・要約)
タイのマルチプル・ツーリストビザ、価格・有効期間・滞在日数まとめ
- 2015年11月13日から申込可能
- ビザの申請料金は5,000バーツ
- 有効期限は6か月間、滞在期間中は複数回タイへ入国可能
- 一回の滞在に付き、最大60日間の滞在可能
※上記の内容は2015年8月15日時点における『The Nation』紙の発表を元にしています。最新情報等はタイ王国外務省のサイトや、在京タイ王国大使館 ウェブサイトなどでご確認ください。
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