個人で購入した、タイの「差し押さえコンドミニアム」。物件の登記前最終支払通知が来たため、取引先の金融機関へ行ってきました。これまでの経緯は、以下からご覧いただけますので、ぜひ参照ください。
▼バンコク郊外の「100万円不動産」を購入してみた!タイの超格安物件を個人で運用することは可能か?
▼バンコクの「訳あり不動産」を視察。購入した物件のリノベーションなどを協議しました。
差押え物件コンドミニアムの最終支払に行ってみると……
差し押さえ令状が貼られている、タイのコンドミニアムの一室
今年の1月に手付金を打った、タイの「訳あり不動産物件」ですが、取引先の金融機関から最終支払の通知書がきました。上記の記事にも書いた通り、不動産の割に大きな金額ではないのですが、購入資金を銀行口座に入れ、支払に必要な小切手を準備するため、銀行へと向かいました。すると、どうでしょう。
タイに詳しい方は、もうお気づきかもしれません。結論から言いましょう。僕が購入した物件の引渡し登記の準備なんて、一切されていませんでした。それどころか、最終支払を受け取る準備すら出来ておらず、改めて担当者から連絡させて欲しいと。ご丁寧に追跡できるEMSで支払通知までいただいてたのですが。。
バンコク郊外の集合住宅
僕はバンコク郊外に位置する、「差し押さえコンドミニアム」を購入しました。こうした物件はいわゆる訳アリです。ご想像の通り、債務者が担保としていた物件を引き継ぐわけですから、お金にまつわる案件を中心に、様々なトラブルが絡んでいます。間違いなく個人で購入する場合は、タイ在住でなければ難しいでしょう。
購入に向けて調査を進めて来た昨年以降、さまざまなところと交渉を進めてきました。取扱業者によって、諸処のトラブルを解決済みのところもあれば、とりあえず物件の権利を持っているだけの業者もあります。登記簿一つを見ても、名義が債務者のままだったりします。僕の物件もそうですが、課題は山盛りです(笑)
これまでも上の写真のような場所や、それこそ写真を載せにくい、スラムのような場所まで行って、スタッフと一緒に旨みのある物件を探してきました。それでも未だに、新たなトラブルの種が見つかります。不動産が好きなのであきらめるつもりはありませんが、なかなか大変です。
アジア不動産における新興国リスクの一つとは?
パタヤで建築中のコンドミニアム
特にアジアにおける不動産取引には、さまざまなリスクが存在します。例えば、今回の支払のような「期限」に対するリスクです。近年の経済成長で中進国となったタイでも、「期限を守る」という日本では当たり前のサービスが行き届くわけではありません。これはASEANの周辺諸国でも同様だと言えるでしょう。
僕自身もいつ支払が必要か分からない資金を、物件購入用として、しばらく手元に置いておく必要に迫られています。タイに長く住んでるから分かりますが、支払が1週間先なのか1か月以上かかるのか分かりません。
バンコクのコンドミニアムの内装例
それでも、面白いと思っているから僕は買います。日本でも定期的な収入がありますが、日本円で資産を保有することはあまり考えていません。今後も外貨建て資産に8割以上のウエイトを置くつもりですし、外貨建ての収益力を高めていきたいと思います。
月末には、内装用の具材を調査するため、中国の深圳に行ってきます。また、(グロビジ!)でレポート致しますので、ご期待ください!
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