中国工商銀行(タイ)でバーツと中国元のダブルカレンシー銀行口座を開設

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バンコクの中国工商銀行(ICBC)で、ダブルカレンシーの銀行口座を開設してきました。タイバーツと中国元の2通貨で預金が可能で、中国訪問時に両替の手間や手数料も大きく省けそうです。

中国に行くことの無い方にはあまりメリットは無いかもしれませんが、中国に拠点がある場合などはかなり重宝しそうな銀行口座。今日はバンコクにある中国工商銀行でダブルカレンシー口座を開設する方法を紹介します。

タイバーツと中国元のダブルカレンシー口座を開設してきた

中国工商銀行(タイ)ロビー

ダブルカレンシー口座を作るメリットは、中国での「中国元引き出し手数料が無料」と言う点です。タイバーツ建ての預金から当日の中国工商銀行(ICBC)での両替レートを適用し、現地で中国元を入手可能。ちなみに香港や台湾では引き出し手数料が60バーツかかります。

もちろんHSBC(香港)などでは、マルチカレンシー口座を開設出来ますから、こうした口座を使うのがベストでしょう。ただ、昨今は開設も難しくなり最低預金額も決して安くないため、タイ国内在住者ならば中国工商銀行(ICBC)は気軽な選択肢になりそうです。

開設にはタイの労働許可証(ワークパーミット)が必須です。

中国工商銀行(タイ)の為替レート

中国工商銀行(タイ)の為替両替レート、中国元のレートは抜群に良い

中国工商銀行は信頼できるのか?という点ですが、wikipediaによると2013年末時点では、総資産および営業収益において世界最大の銀行。北京に本店を置く中国資本の銀行で、タイ国内ではバンコク・BTSプロンポン駅前のエンポリアムタワー内11階・12階にタイ法人の本店を構えています。

口座開設後はインターネットバンキングも利用可能。タイの諸銀行と同様に最低預金額も決められています。普通預金口座なら1,000バーツで、この額を下回ると1か月100バーツの口座管理料が差し引かれます。即日発効のATMカードは、月4回まではどのATMでも手数料無料です。

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中国工商銀行(タイ)への地図・アクセス方法

バンコクの中国工商銀行へはBTSプロンポン駅前のエンポリアムデパート内からエンポリアムタワーへ向かいます。エンポリアムタワー内のスターバックスの横に店舗があります。

中国工商銀行(タイ)で銀行口座を開設

中国工商銀行のATMカードはUnion Pay(銀聯)マーク

今回作ったのは普通預金口座ではなく、一定の預金額が必要な特別口座を作ってみました。金利もタイ国内としては驚くほど高いので、まだ研究の余地はありますが楽しみです。ちなみに行員さんに英語は通じにくく、タイ語か中国語なら通じます。ご注意ください。

追記:ICBCの窓口がエンポリアムタワー内のスターバックスの横に移転しました

icbc-thailand

※本記事は、2015年8月時点での中国工商銀行(タイ)での口座開設について記載したものです。実際の開設については条件が変更される可能性もありますので、直接銀行窓口等へお問合せ下さい。


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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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