日本では低金利が続いていますが、一度海外へ出てみると現地の金融機関が提供する定期預金との金利差に驚くかもしれません。
海外での口座開設は年々難しくなっていますが、今日は日本とタイの金利差について、ご紹介します。
日本とタイの預金金利の差、その差25倍!
現在、私も利用している三菱UFJ銀行の普通預金金利は年0.001%、定期預金でも0.01%。しかも、2013年1月1日以降に受け取る利息は復興特別所得税が課され、20.315%が税金として徴収されます。
一方で、タイ国内の普通預金金利は0.50%。利子課税率は15%と日本よりも低額です。ちなみに定期預金(バーツ建て)の金利は2019年4月現在で約1.5%~1.75%となっています。
東南アジアでの預金金利は日本国内よりも高く、普通預金でも2%近く利子がもらえる国も少なくありません。タイ国内の金利は周辺諸国に比べると低いのですが、下記のような特別口座も存在します。
▼中国工商銀行(タイ)でバーツと中国元のダブルカレンシー銀行口座を開設
筆者のポートフォリオを公開します!
- 日本の銀行口座×2行
- タイの銀行口座×2行
- カンボジアの銀行口座×1行
- 中国の銀行口座×1行
- モンゴルの銀行口座×1行
- 日本・タイ・カンボジアの証券口座×各1口座
4か国で銀行口座を開設しており、所有通貨は主に4種類です。比較的、バランスを保っているつもりでしたが、あらためてグラフにしてみるとバランス悪いですね……タイバーツの比重が大きすぎます。
※ちなみに上記は2014年半ば時点でのポートフォリオです。その後、仮想通貨や円建て・米ドル建ての資産の割合が増えました。
金利で年1000円もらうために必要な預金額を日タイで比較!
タイの銀行から利子をもらうと、預金額の割にたくさん入金されてる事に驚きます。
1,000円を利子(年)として受け取る場合、タイで預金する場合「197,000円(約62,800バーツ)」が必要です。一方、日本の低金利下で同額を得るために必要な預金額は、なんと「約200万円」。圧倒的に違いますね……
しかも、タイの普通預金の金利はわずか0.50%。これをタイで定期預金にすれば1.75%(1年もの)となります。お隣のカンボジアに行けば、米ドル建て定期預金(3年)で金利4.75%。
当然、海外での預金は為替リスクなども考えなければなりません。しかし、これほどまでに金利差は大きいのです。さて、皆さんはどこに預金をされますか?
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