中国の招商銀行で銀行口座を開設、WeChatペイの必須要件

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中国国内で最大の民間銀行と呼ばれる招商銀行(ジャオシャンインハン)で口座開設をしました。

非居住者の銀行口座開設は中国でも年々厳しくなっており、当初希望していた中国工商銀行での口座開設はNG。知人から招商銀行は可能と聞いていたので口座を開設してきました。それでは、招商銀行での口座開設いってみましょう。

中国の招商銀行で銀行口座を開設

招商銀行(ジャオシャンインハン)の支店

中国では政府系の4大銀行が有名ですが、招商銀行は民間だからかサービスや対応も良好。日本人の銀行口座開設には下記を準備していきましょう。

  • パスポート
  • 中国国内の住所(ホテル住所でも恐らく可能)
  • 中国国内の電話番号

実はタイで中国工商銀行の口座があるので、当初は同行の口座が希望でした。しかし、中国工商銀行の口座開設は労働許可証が無いとNG。銀行にもよりますが、非居住者の口座開設は厳しくなっているようです。

※大陸内の中国工商銀行口座は2002年に開設してますが、当時は外国人でも口座開設可能でした。当時は通帳が発行され、キャッシュカード無しでした。(現在は通帳発行されず、キャッシュカードは即日発行)

中国の銀行口座開設は電子化で書類への記入不要

口座開設手続きは書類の記入ゼロ。銀行内の端末と窓口のタブレットへ署名して完了します。即日銀聯(ギンレン)の決済機能が付いたキャッシュカードが付与されます。(通帳は発行されません)

手続き自体は窓口に行く前に端末に情報を入力するため、署名と暗証番号登録程度。運が良ければ英語が話せる行員が対応してくれるかも。今回、窓口の男性行員は英語もそれなりに流暢で助かりました。

口座開設後はスマートフォンアプリでネットバンキングも可能に

口座開設完了後はスマートフォンアプリで携帯電話番号を使って本人確認をします。完了すると残高等の確認も出来、WeChatなどの電子決済サービスにも口座を紐づけてオンライン決済が可能に。

口座を開設してしまえば、WeChat等のアカウントと紐づけが出来るため、中国での滞在が一気に便利になります。銀行からWeChatペイにお金を移動するのも一瞬。2017年以降は、タイでもWechatペイがセブンイレブン等で利用できるようになりました。

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中国の銀行口座があれば、WeChatペイで大陸内の旅行・生活が便利に

  WeChatアプリと滴滴アプリ

中国ではWeChat(微信)というLINEのようなSNSが有名。WeChatは「WeChatペイ」と呼ばれるお財布機能があり、友人に送金したり、ホテルや電車予約、中国版UBERの「滴滴」なども利用可能。

中国で銀行口座開設すると、WeChatペイも利用可能に。スマホ上でお金をどんどん動かせる利便性とスピード感。中国の電子決済システムの進化は目を見張るものがあります。街中の屋台などでもスマホ上で決済可能です。

銀行口座開設後のWeChatペイとの連動は下記のサイトに詳しく書かれています。参照ください。

日本版WeChatで微信支付(WeChat Pay)に成功!! (C-STUDY)

中国での銀行口座開設はお早めに。深センでは既にNGとの情報も

文中で書きましたが、中国での口座開設は私の住むタイ同様で厳しくなっていくでしょう。開設には言語や電話番号取得など高いハードルがありますが、開くなら早めが良いかもしれません。

※既に深センなど一部都市では、労働許可証無しでの口座開設は厳しくなっています。私は2017年3月に広州で口座開設できましたが、中国全土で非居住者の銀行口座開設は今後NGとなる可能性が高いです(2017年5月追記)


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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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