BTSバンチャック駅、バンコクの下町に変貌の兆候

Pocket

タイ・バンコク東部の駅、BTSバンチャック。日本人移住者の増えているBTSオンヌット駅の隣駅で、昔からタイ人が多く住み、外国人が少ないエリアです。

昔から下町と呼ばれ続けてきたバンチャックも、ついに高級オフィスビルが竣工。高層コンドミニアムの建設、土地の地上げなど変化の兆しを見せつつあります。それでは、早速いってみましょう。

タイの下町、BTSバンチャック駅

バンチャック駅周辺については、2016年1月に一度記事にした際、以下のように紹介しています。

バンチャックは駅を降りると、屋台が並ぶ市場(写真上)があるバンコクの下町です。庶民的な食事処が並び多くのタイ人で活気にあふれた街。隣駅のオンヌットやプンナウィティを含めたプラカノン区に属し、区の人口は約14.3万人(2010年)で2000年以降約27.8%人口が増加してきました。

それから1年半弱が経過し、「バンチャックはもう下町と呼べないんじゃないか?」そんな事を考えるようになりました。少なくとも2年の内には都心に変貌するでしょう。かつてのプラカノンやオンヌットが変わってきたように。

高層オフィスビルの完成で、バンチャックは職住近接を実現可能

バンチャックに完成したM TowerはBTSスクンビット線の東部では最も高級なオフィスビルの一つ。まだ開業直後ですが、便利なコンビニSPARや飲食店も複数入居しています。

 

更にバンチャック駅近くのサービスアパートメントVIVA GARDENの近くで、新たなオフィスビルも建設中。プラカノンやオンヌットは駅近くの高層オフィスビルは無く、職住接近がバンチャックの特徴になりそう。昔は絶対住めないと思っていたエリアですが、何か住めそうな感じがしてきました(笑)

バンチャックのコンドミニアムとインターナショナルスクール

 

バンチャック駅周辺には有名なコンドミニアムはなく、アナンダ社のIdeo Sukhumvit 93が昨年売り出された程度。しかし、駅周辺に地上げの兆候も数カ所あり、今後開発が始まるのは疑いありません。

 

少し駅から距離はありますが、オンヌット駅との間に有名なWELLS International School(ウェルズ・インターナショナルスクール)があるほか、隣のプンナウィティ駅前にはシンガポール系の学校もあります。お子様がいる家族でも便利かも?と思ってみたりして。

ただ、実際に街を歩くと、まだ日本人が求めるレベルの飲食店や、家族連れに欠かせないスーパーが無い事に気づきます。コンビニはバンコク都心同様に充実していますが、駐在者が住むにはもう少し時間がかかりそう。日本人学校のお迎えも来ませんし。

バンチャックの飲食店

 

バンチャック駅近くのソイ、2017年5月(左)と2016年1月(右)に筆者撮影

下町であるバンチャックで飲食と言えば、基本は屋台。開発が進み、以前のような屋台は徐々に減りつつあります。写真を比較してもらうと、その光景の違いは一目瞭然でしょう。

タイ中華で有名なお店がバンチャックにあります。BTS駅近くの Rosdee Restaurant(ロッディーレストラン)。M Tower内には日本料理店、韓国料理、中華料理屋なども出店しています。Rosdeeには会社のスタッフと行きましたが好評でした。

スポンサードリンク


バンチャック駅周辺、スポットMAP

バンチャックの一押しは「リーバイスのファクトリーアウトレット」(上地図参照)。50%オフのセールも開催しており、本物のジーンズが6,000円前後で買えることも。

街の変化を知りたい方には、2016年に書いた記事がお勧めです。下記のリンクを参照ください!

<こちらの記事も合わせてどうぞ!>

下町バンチャックに、バンコクでも希少なブックカフェがオープン
バンコクのコンドミニアム価格は2017年も上昇予測
バンコク・プラカノンの開発や市場が5分で分かるまとめ完全版



(グロビジ!)TOPへ
タイ移住・生活情報まとめページ

Pocket

The following two tabs change content below.
バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

SNSでもご購読できます。