バンコク・プラカノンの開発や市場が5分で分かるまとめ完全版

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バンコク東部のプラカノン。かつてバンコクの下町であった場所も、年々開発が進み日本人や外国人も多く住む街へと変貌を遂げつつあります。

プラカノンの開発計画や街並み、市場などについて紹介します。

プラカノン、変貌するバンコク東部の元・下町

2013年に撮影したプラカノン市場の街角、場所によってはゴミが散乱しニオイもきつかった

プラカノン市場をオンヌット方面に歩いていくと、こうした光景にかつては出会ったもの。今でもプラカノン川の近くに一部スラムに近い場所はありますが、駅周辺を中心に開発が進んできました。実際にwikipediaにも周辺エリアと比較し、プラカノンの開発は遅れていることが表記されています。

プラカノン駅(プラカノンえき、タイ語:สถานีพระโขนง)は、タイ王国のバンコク都ワッタナー区にある、スクムウィット通り上の高架を走るバンコク・スカイトレイン(BTS)の駅。 周辺はイスラム系住民が比較的多く、モスクもある。隣接するエカマイ駅、オンヌット駅は開発が進んでいるが、この駅周辺は古くからのタイ人エリアで住宅が多いため、再開発が遅れている印象を受ける。
(出所:wikipedia ※2017年2月現在の表記)

私も2015年7月にプラカノンは2年で大変化するという記事を書きました。逆説的に言えば、当時ちょうどプラカノン周辺で開発が着手され始め、タイの古い街並みが変化しようとしていた頃でした。下記のURLも一度読んでみてください。

タイ勤務の駐在さんが「遠くても、プラカノン・オンヌットまで」と賃貸物件を探すようになる日が、間違いなくこの2年のうちに訪れます。その頃には地価もさらに高騰し、プラカノンが「ネクスト・スクンビット」と認知されるのは間違いありません。
プラカノンは2年で大変化!下町が「ネクスト・スクンビット」と呼ばれる理由

しかし、wikipediaにあるように、今もプラカノンは遅れているのでしょうか?私はそうは思いません。早速、プラカノンの開発計画などを見ていきましょう。

プラカノンの開発計画

・SummerHill (コミュニティモール)

プラカノン開発の目玉となるショッピングモールがこのSummerHill (サマーヒル)。タイではコミュニティモールと呼ばれる低層型モールで、トンローにある日本人に人気のモール、RainHill(レインヒル)を開発したBoutique Group(ブティック・グループ)が開発を行います。駅のド真ん前で最高の立地。

公式FBページでは2017年第2四半期(4~6月)に開業と書いていますが、まず間違いなく遅れることでしょう。上のイメージパースから、SummerHillは3階建てのモールである事が分かります。

※SummerHill (サマーヒル)のモール部分は2017年12年に開業済み、敷地内にオフィスビル(2018年開業)も併設されることが、バンコクポスト紙により報道されています。

・T77 (ティー77)

タイの不動産大手Sansiriが開発中のニュータウン。駅からは徒歩15分ほどですが、オンヌット駅などから送迎用のシャトルカーも定時運行しています。後述するBangkok Prep (インターナショナルスクール)の他、HABITO(ショッピングモール)や6棟のコンドミニアムが敷地内にあります。

・Bangkok Prep (インターナショナルスクール)

バンコクの有名なインターナショナルスクール「Bangkok Prep」も前述のT77ニュータウン内に開校予定。2017年内には開校予定と聞いていますが、まだ校舎外郭を建設中です。

T77ニュータウンの目玉の一つでもあり、小さいお子様を持つ家族にとっては周辺コンドミニアムの価値もより高くなりそう。詳しくは下記の記事を参照ください。

プラカノンにショッピングモールHABITOを含む「ニュータウン」誕生。

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プラカノンの既存施設

・W District(ダブリュー・ディストリクト)

不動産開発Worarak社が開発する商業施設群。24時間営業のTOM N TOMS COFFEEやコワーキングスペースE88などが入居。敷地内にはBEAT HOTELや夜のみ営業するレストラン街、Wマーケット(W Market)があり、にぎわっています。

アートをコンセプトにしたプラカノン駅前徒歩3分のお勧めホテル、BEAT HOTEL BANGKOK。

・HABITO(ハビト)

タイの不動産大手Sansiriが開発したコミュニティモール。駅から徒歩15分と距離があるため、同社が開発を行っているエリアのコンドミニアム居住者向け。わざわざ行くほどではないが、住んでいる人たちには便利なショッピングモールがHABITOでしょう。

プラカノン~オンヌット間に商業施設「HABITO(ハビト)」がOPEN

・プラカノン市場

昔ながらの市場で服飾品を中心に小さな商店が軒を連ねています。敷地奥に行くとスラムのような感じになり、生鮮食品や食器類、賭博用品なども売られています。プラカノン川の高架を越えるとオンヌット地区へ行けます。プラカノン市場に興味がある方は下記記事を参照ください。

http://www.geocities.jp/alsterm/thailand/life/life07.html

・プラカノン郵便局

・マックスバリュ(プラカノン駅前)

その他に駅前100m圏内に24時間営業のマックスバリュや郵便局が立地。その他に隣のエカマイ駅側へ向かえば、ゴルフ練習場(打ちっぱなし)や2015年に新設されたスクンビット病院などもあります。

プラカノンの日本食、飲食店

日本食もスクンビット69には大人気の沖縄料理店金城、すき焼き・しゃぶしゃぶ食べ放題の秋吉、うま食堂、岡山居酒屋ぼっけぇなどがあります。2015年頃から日本食店もプラカノンでは、増加しています。

上写真左のサムギョプサル店は食べ放題で299バーツ。プラカノン地区の隠れた名店として有名です。ソイ71沿いでスクンビット通りから300mほど入って左手にあります。


かつて下町で、清潔感に欠けるイメージのプラカノンの街並みは、駅前を中心に変貌中。雑多感の残るプラカノン市場も敷地は売りに出され、今後スクラップ&ビルドで開発が始まるでしょう。こうした変化により、プラカノンはタイ人のみならず外国人も住みたいと思う街に変わってきたのです。

従って駅前のコンドミニアムは賃料も売値も上昇しています。アソークまで電車で8分、高級店は少ないものの、レストランやスーパーなど生活に必要な施設が一通り揃っています。興味がある方は、約1年半前の記事も読んでみてください。

プラカノンは2年で大変化!下町が「ネクスト・スクンビット」と呼ばれる理由

日本から来られる場合は、現地に泊まってプラカノンを見て回るのも良いでしょう。決して観光向けのエリアではありませんが、日本人にとって住みやすそうなところだと感じてもらうことはできると思います!

プラカノンのホテルに泊まるなら

プラカノン駅周辺で泊まる場合、中級クラスなら駅前のジャスミンホテルが便利でしょう。5,000円以下のホテルも多く存在するので、上のURLをクリックしてリストをご覧ください。

<こちらの記事も合わせてどうぞ!>

バンコク不動産エリア別投資ガイド~前編~
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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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