タイ株

タイ株をタイの証券会社を使って取引するには?

タイの株価は2017年9月に史上最高値を更新し、タイ証券取引指数SETは同年11月以降も堅調に高値を記録しています。

(グロビジ!)でもタイ株について過去に紹介してきましたが今回は久々の記事。タイの株価上昇要因、日本人がタイ株を取引きする際の証券会社選びについて紹介します。 続きを読む

タイバーツ急落、円高で資産を外貨に換えるチャンス?僕はバーツ安で困ってます

対円・対米ドルでタイバーツが急落しています。僅か2ヶ月で、約1割以上バーツの価値が失われました。発端は様々ですが、バンコクで2015年8月17日に発生した爆弾テロ事件、中国元の切り下げ、世界的な同時株安など様々な理由があります。

今日は記録を兼ねて、世界同時株安におけるタイバーツおよびタイ株の下落の動きを紹介します。もう一点、急激な為替安が導く円資産を外貨に換えるチャンスについてご紹介します。 続きを読む

タイ株の大半を売却した話と、誰も触れたがらない「あの問題」について。

タイ株投資を始めて2年が経過しようとしています。日本株は10年以上取引し、リーマンショックやアベノミクスももちろん体験しました。基本的にタイ株は中長期保有という事で購入し、購入時の株価より8%下がったら売るという「8%ルール」を使っているため、大きく負けた株はありません。

しかし、実は既にタイ株の大半を処分してしまいました。幸い2倍以上になった株も数銘柄あるため、そうした銘柄は元本分を売却し利益分のみを保有し続けています。なぜ、タイ株の大半を売却したか?を今日はご紹介したいと思います。

タイを揺るがす「例の問題」と、タイ株売却について。

タイ株チャート2015年5月

2014年11月~2015年4月末のSETチャート

まず、最初にタイ株SET指数の6か月チャートをご紹介します。今年2月には1,619バーツまで上値を追いましたが、その後はじりじり下げる展開となってきました。

冒頭に書きましたが、タイ株はバフェット方式で中長期保有で考えていました。しかし、保有株式の大半を売却することにしたのは、ある「写真」が大きく関わっています。(ここからは少し抽象的な表現となります。)

サムローンの街角

サムットプラカーン県・サムローンの街角

タイに来られたことのある方は、タイの街中で「ある方の写真」を目にしたことがあるという人も多いでしょう。日本で言うと明仁様に近い存在の方です。これが4月2日前後から、別の女性の写真に変更され、その状態を今も続けている場所が多いのです。

この話題についてはこれ以上深く触れませんが、「今の状態は例年にないことです」とだけ付け加えておきます。

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タイ株から不動産や外貨へ資産を移動させました。

タイ株取引とタイバーツ

資産運用にはさまざまな商品がありますが、株式は不動産以上に経済の影響を受けやすく短期的な変動が激しい商品です。そこで僕個人としては、株式から割安なタイ国内の不動産に資金をシフトさせたり、ドル建てなどの外貨保有率を少し高めています。

Sell in May and go away, don’t come back until St Leger day.」(5月に売って立ち去れ、9月のセント・レジャーデイ{9月第2週土曜日}まで帰ってくるな)という格言がアメリカにはありますが、タイ株の動きは今後どうなるでしょうか?

SET・タイ証券取引所

タイの証券取引所

個人的には大きく下がった際には、すぐ買戻しを入れたいと考えています。持ち株もあるので、上がっても下がっても良し。泰然自若でマーケットに向かうつもりです。タイには先進諸国にない独特な法もあり、抽象的な表現になってしまいましたが、備えあれば憂いなしということで、この話題をご紹介しておきます。

※投資に関する判断は、個人責任の上で行ってください。この記事はあくまで筆者個人の考え・見解を述べたものです。

追記:2016年10月13日、タイ王国のプミポン国王が逝去されました。

プミポン国王逝去、タイのいちばん長い日の記憶

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世界同時株安でタイ株が急落!月曜には2008年以来の株価急降下を記録した。

タイ株が急落しています。7営業日連続の下げを記録し、直近の高値からは約10%の下落しました。先日、(グロビジ!)でも懸念を示した通りで、非常に弱い展開。水曜日は値を戻した市場が多いものの、まだ予断を許さない状況は続いています。

今日はバンコクポストに掲載されたSET(タイ証券取引所)の、Kesara社長のインタビューをご紹介します。

タイ株の下落理由に「非常事態」は存在しない

タイ株日足チャート

SET(タイ証券取引指数) インデックスチャート 出所:Siam Chart ※筆者挿入

タイの株式は6日間連続で下落を続けている。

「タイ証券取引所での直近の急落はパニックによる狼狽売りと、アルゴリズム取引(取引の決定を行うため、高度な数学的モデルを使用するシステム)が原因で、通常取引が下落を引き起こしたものではない」と、SET(タイ証券取引所)のKesara Manchusree社長は語った。

また、急落の間に起こった強制決済はわずかな量にとどまった。「強制販売は月曜日の売上高のわずか0.1%」と、Kesara社長は付け加えている。彼女は、不安定な市場のため、ロスカットルールを遵守し、慎重に取引するよう投資家を促した。

月曜日のSET指数は2008年10月以来、取引時間内で最大の下落を記録。一時9.2%下落したものの、午後の早い時間には下落幅のギャップを戻している。翌火曜日は、タイ株急落のウワサと、原油価格の値動きにより、株価が揺り動かされた。

タイ株における他の懸念事項は、火曜に発表された中国の12月度の産業指標の弱さと、ロシア・ルーブルの弱さだ。Kesara氏は、投資家が悪材料にこだわるのではなく、公正な価値を欠いた株式や、市場のファンダメンタルズに焦点を当てるべきであると述べた。

タイ中央銀行のPrasarn Trairatvorakul総裁は、「月曜日のタイ株の値動きを理由とした、通貨バーツに対する介入など、特別な措置を導入する必要はない」と発言。バーツは米ドルに対して弱くなっているものの、ASEAN諸国の通貨は対ドルではどれも弱含んでいる。

(出所:Bangkok Post ”Nothing unusual behind sell-off” 筆者翻訳・要約)

歓喜の中で売り、悲観の中でタイ株を買う

SET・タイ証券取引所

タイ証券取引所(SET)

今回の株価下落は、中国を端緒とした世界同時株安や原油価格の下落、ロシア・ルーブル問題などが絡み合っているのは間違いないでしょう。マーケットのことなどで世界各国の動きに影響され、タイ株も価格が変動します。QE3のときと同様に、アメリカへの資金還流がタイ株下落の要因ではないかと思います。

とはいえ、国内に大きな悲観要因はないように思いますし、先週たまたま売っていたタイ株の売却資金を使って、今週下落相場の中でタイ株を買い戻しました。「歓喜の中で売り、悲観の中で買う」とはバフェット氏の言葉ですが、愚直にこれを繰り返していきたいと思います。


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我々がすべきことは単純だ。他人が強欲なときに臆病になり、他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい。臆病と愚行がもたらす安い株価を、待ってましたとばかりに有効利用する。 -ウォーレン・バフェット談-

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BTSの株価が史上最高値を再度更新。バンコクの都市鉄道計画をご紹介します。

タイ株の筆頭格、バンコク都内を走るモノレールのBTS株が値を上げ、史上最高値(10.40)まで来ました。

僕も利用しているタイ国内の証券会社KT-ZMICO社から、ちょうどBTS株に関するレポートが出ています。今日は第2四半期の決算内容も含めて、BTS株とバンコクの都市路線計画についてご紹介します。

タイの高架鉄道「BTS社」は日本の東急グループ?2015年はますます成長が加速するらしい!

BTS、株価は目標(11.30バーツ)に向けて加速-KT-ZMICO社

BTS Phayathai

BTSスカイトレインの車両

第2四半期決算の発表後も、当社(KT-ZMICO社)はBTSの2015年-16年会計年度における利益予測から、我々の基準(短期的に買い)を維持する。

株価が大幅に続伸しているものの、路線延長計画を含む、潜在的な成長性には変化はない。2015年-16年会計年度の配当利回り(5.87% ※出所SETTRADE)も維持されるだろう。Bt11.30を目標とした「短期的に買い」評価を維持。

BTSは、第2四半期(7月-9月)に633万バーツ(約22億円)の純利益を報告、その結果、前年比マイナス33%、前四半期比マイナス3%下落した。しかし、14年の第2四半期と15年(会計年度)第1四半期の2回で異常項目の整理をした結果(後述)で、それを除けば今四半期の利益は、前年比マイナス2%減少、前四半期比12%増加となる。

前年比-33%、前四半期比-3%下落した理由は、前年度にあった不動産取引(前年比-82%)が終了したことが原因。売上利益率は前会計年度の47%から、53%へと上昇した。

15年会計年度前期、BTSは収支予測に変更なし。BTSGIF(BTS社のインフラファンド)の高い利益(前年比+27%)が大きく貢献しており、前年同期比7%増の12億バーツ(約42億円)の利益を見込んでいる。

(出所: KT-ZMICO ニュースレター 2014.11.10 筆者翻訳・要約)

BTS社の課題、不動産事業は大手サンシリ社と提携

sansiri_logo

2014年10月に、BTS社は不動産部門でタイ国内の大手上場ディベロッパーSansiri(サンシリ)社と業務提携し、モノレール駅などから500メートル以内の距離に大型コンドミニアム等を建設すると発表しています。

▼『Sansiri, BTS to develop property projects

バンコクの交通インフラは急速に拡大中。

バンコク都市路線計画と現在

バンコク都市路線計画と現在

このブログでも何度か取り上げてますが、バンコクの都市路線計画は現行路線(上図右)から、2032年までに上の図の左のように大きく発展する予定です。

違いは一目瞭然で、大阪・京都・神戸の合計(約1,700万人)と同等の人口を持つバンコク首都圏はその規模感に応じた都市路線計画を既に策定済み。地下鉄は環状線となり、バンコク都内から周辺部まで路線が伸びていきます。民営企業であるBTSの株価も成長に応じて上げていくのでは?と、僕も推測する理由は、今の大阪を知っているからにほかなりません。

タイ証券取引所(SET)もタイのインフラ事業に関する日本語レポートを発行しています。ご興味がある方は、以下のURLからぜひご覧になってみてください。

▼『タイ 課題から見えるチャンス ファンダメンタルズに注目

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タイ株、SET指数が1600を突破。自社株買いを進めるBTS株も史上最高値を更新!

タイ株のSET指数は、2014年9月26日(金)の終値で1,600ポイントを突破。経済の先行指標とも言えるタイの株価は、今年の春以降ずっと上昇を続けています。

SET指数は1,600を突破し、直近3年の最高値まであと僅か!

タイ株チャート2014年9月タイ株チャート 2014年9月 出所:SET

2013年5月につけた直近3年間の最高値が1,631ポイント。2013年に下落分を取り戻し、最高値更新まであと31ポイントというところに入ってきました。ちなみに過去の最高値は1,789.16ポイントで、94年1月5日に記録しています。

BTS(バンコク高架鉄道)株が、史上最高値を更新!

BTS株価チャートBTS株価チャート 2014年3月~9月

そんな中、タイの交通インフラ株筆頭とも言えるBTS株(バンコク高架鉄道)が史上最高値を更新してきました。一時10.20を記録し、9月27日の終値ベースでは9.95バーツ。上のチャートでも分かるように、右肩上がりで株価が上昇してます。

実はこのBTS、自社株買いを進めています。タイの企業の中でもBTSのIRは非常に充実しており、会社の議事録や子会社買収など様々な資料を閲覧可能です。今回の自社株買い、僕は登録しているBTSのメールアラート(会社情報が更新されると送られてくる)で知りました。以下のサイト左下から登録可能です。

http://www.btsgroup.co.th/en/investor.php

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インフラ株に、タイ株ポートフォリオの大半を集中させてます!

bts-pic

このブログでも何度か紹介していますが、僕が保有しているタイ株は「インフラ関連株」が大半です。これらは大型株で、急激な株価上昇は期待できませんが、特に上の2つ(下記参照)は高配当が魅力。それぞれ、6%と4%という配当利回りで、且つ新興国には欠かせないインフラ事業。特にBTSは僕のポートフォリオの4割近くを占めています。

  • BTS (バンコク高架鉄道)
  • BECL (バンコク高速道路)
  • TASCO (タイのアスファルトメーカー)
  • BLA (バンコク生命保険)

僕が大きくタイ株を買い始めたのは2013年の8月からです。これまで日本株や中国株などもう10年以上の取引経験がありますので、自分の性格や取引時のマイナス要素も分かってきました(笑) その辺りも考慮し、タイ株の保有スタイルとしては「長期保有、毎月一定額を買い増し」というスタイルを取っています。

このスタイルには、理由があります。前提として、タイ経済はアジアの成長に合わせてこれから5年・10年と成長を続けると、僕は考えています。そして長期保有は、僕が人生で会いたい人3名の中の一人、ウォーレン・バフェットの考えを取り入れたもの。世界一の投資家で、僕も彼の自伝『スノーボール』は何度も読み返しています。

スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

本来は敬愛するバフェット氏が提唱する「安く買って、持ち続ける」を実践したいのですが、安くなるのを待つばかりでは買いのチャンスも逃しますし、焦って高値掴みするのも避けたいところ。そこで長期保有ながらも、毎月買い増しをしています。成長する新興国株式にポートフォリオの一部を投下するのは面白いと思いますよ!

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専業の株式トレーダーに投資法を聞いた!【インタビュー】

先日不動産のアテンドさせていただいたお客様が、日本株の専業トレーダーでした。ASEAN株式と日本株は違いますが、様々な投資法を知ることは有用だと僕は考えています。

今日は、その投資家に伺った内容をインタビュー形式でご紹介します。 続きを読む