三菱地所とタイのディベロッパーAP(エーピー)が合弁で開発するコンドミニアムを見てきました。
私の本職はタイの不動産。特にコンドミニアムを日本から移住されるお客様、投資家の方へ販売することです。アソークにオフィスを構え、タイ法人の代表を務めています。今回の記事は、いわゆる本業についての紹介です。
三菱地所+AP。日タイ大手ゼネコンの共同開発コンドミニアム!
今回、内見をしてきたのは、三菱地所とタイの上場ディベロッパーAPが作る「Rhythm Sukhumvit 36-38(リズムスクンビット36-38)」。BTS(バンコク高架鉄道)のトンロー駅から徒歩300m。この辺りはいわゆる日本人街と言える地域です。
参考記事: 三菱地所グループ 報道発表
参考記事: 三菱地所グループ、APタイランドと合弁でバンコク市内にコンドミニアムを建設
現在の販売進捗率は約70%。順調な売れ行きを示現!
「Rhythm Sukhumvit 36-38」の販売方法は一般的なコンドミニアムと異なり、同じフロアであれば値段設定も同様というスタイルにしています。通常、タイの不動産は北側(日が差しにくい)や、バンコクなら都心向きでビューの良い方角、パタヤなら海の見える方角が好まれ、お部屋の向きによって値段設定を変更します。
ところが、この「Rhythm Sukhumvit 36-38」は全方位同価格。ですので、良い方角は既に売り切れており、居住者が好まなさそうなお部屋が残っているという状態になっていました。通常、お金のある人は良い方角を抑え、安価に買いたい方は部屋の向きを我慢するというのが一般的です。しかし、その均衡が崩れている。正直なところ、投資用物件としての「旬」は過ぎてしまったように感じました。
同じ、APのRhythmシリーズで、筆者が薦めるのはコチラ!
例えば、同じRhythmシリーズであれば「Rhythm Sukhumvit 42(リズムスクンビット42)」がねらい目かもしれません。BTS・エカマイ駅から200m、ショッピングセンター隣接。日本企業による設計ではありませんが、このRhythmシリーズはタイ人にもともと大人気のシリーズです。隣のプラカノン駅やオンヌット駅の物件は完売して、転売で出てきた物件も完売(オンヌットのRhythm Sukhumvit 50)となっています。
タイのマンション価格はクーデターにも関わらず、価格も堅調に推移しています。下の記事内では、マンション価格指数が4.7%上昇したとありますが、タイのインフレ率(2013年:2.19%)を少し上回る程度。バブルではなく、地価や建築費の高騰による実需ベースの価格推移だと言えるでしょう。
参考記事: バンコクのマンション価格指数、4・7%上昇
<こちらの記事も合わせてどうぞ!>
▼【地図付き】バンコクのショッピングモールの未来予想図。
▼【まとめ】タイの昇給率、法人税、個人所得税、VAT (2014年)
▼カンボジア人労働者がタイから逃げ出している?


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