
台湾・台北の玄関口、桃園国際空港(桃園市)。入国審査に時間がかかることで有名。でも最近は、待ち時間なしで入国することができるようになりました。
「常客証」という書類があれば外国人向け特別レーンで台湾入国が可能。これが秘訣です。台湾を頻繁に訪れるリピーターなら絶対に申し込んでおきたい、台湾の快速入国サービス「常客証」についてご紹介します。
台湾快速入国サービス「常客証」
台湾入国を便利にしてくれる「常客証」とは、中国語でいう「快速査驗通關」サービスを受けられるもの。事前にインターネットで申し込む必要があり、有効期限は1年間です。直近12カ月内に3回台湾を訪れていることが発行要件ですので、注意してください。
インターネットで所定のフォームに入力を済ませると、すぐに台湾の「常客証」が発行されます。画面に表示された書類を印刷し、「快速査驗通關」と表示のある外国人専用レーンで提示すれば、出入国審査を行ってもらえます。
一般の台湾入国審査レーンは、時間帯によっては30分以上並びます。下記にある条件を満たす必要がありますが、リピーターなら絶対に申し込んでおきたいところ。「快速査驗通關」レーンで印刷した「常客証」とパスポートを一緒に提示しましょう。
「常客証」は誰でも申込利用できるのか?
そうではありません。先に述べた通り、直近12カ月内に3回台湾を訪れていることが申請の条件です。
旅行やビジネスで1年間に3回以上台湾を訪れている人は、移民署のホームページから「常客証」の申請をすれば、桃園空港の出入国審査がスピーディーに行えます。実際に私も桃園空港で使ったところ、待ち時間ゼロで入国できました。
※台湾国籍もしくは居留証保持者が使用できる自動出入国ゲート「e-gate」とは異なります。利用の際はレーンを間違えないよう、注意してください。係員等に聞くと良いでしょう
快速査驗通關サービスは、松山空港や高雄空港でも使える?
答えはYESです。私はまだ桃園空港でしか利用したことがありませんが、RESTARTLOGによると、以下の5つの空港が「常客証」の対象となります。
- 松山機場
- 桃園機場
- 高雄機場
- 金門水頭商港
- 台中機場
なお、台湾への入国は写真撮影と指紋の認証登録があります。これも「快速査驗通關」で行いますので、特に写真等を準備する必要やレーン移動などはありません。但し、「常客証」を忘れることが無いようにしましょう。
台湾への快速入国サービスを申し込んでみよう!
いかがでしたか?日本政府観光局(JNTO)の資料によると、台湾を訪れる日本人は年間160万人を超え、年々増加中。下のリンクから申込申請(英語のみ)も可能です。くどいようですが、1年間に3度以上来台していることが条件です。
▼「常客証」 申込ページ (Taiwan National Immigration Agency)
▼商用目的の外国の方に便利な快速入出国手続のお知らせ (台北駐日経済文化代表処)
台北駐日経済文化代表処のページには、商用目的の方向けと記載がありますが、実際に「観光目的」でも入国できました。申請方法は下記のサイトで詳しく解説されているので、参照して申し込んでみて下さい。
▼台湾の入国審査がスピーディーになる「常客証」がオンラインから申請・取得可能 (RESTARTLOG)
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