プラカノンは2年で大変化!下町が「ネクスト・スクンビット」と呼ばれる理由

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バンコクのプラカノン地区。都会ではなく「下町」として認識され続けてきた町が、今まさに変化しようとしています。日本人駐在員が賃貸物件を探す際に「エカマイまで」と言っているのが、今後2年で変化するのは確実だと見ています。

Bangkok-transit-map

なぜ、プラカノンが「ネクスト・スクンビット」と呼ばれているか?今後2年の開発予定を元に、今日はプラカノンが成長する理由をご紹介します。

プラカノン、日系企業が集まるスクンビットから電車で8分

BTSプラカノン駅

しつこいようですが、プラカノンは「下町」として認識されてきた町。3年前にはプラカノンと言うと、「日本人が住む場所なの?」という雰囲気がありましたが、この1年で大きく変化してきました。

そのきっかけは2つ。駅前にできた高層コンドミニアムの存在と、オシャレな商業施設が2014年に完成したのが理由です。

プラカノン駅前のコミュニティモール W DISTRICT

高架鉄道BTS・プラカノン駅から徒歩3分の低層型ショッピングモール W DISTRICT

写真上の「W DISTRICT」(ダブリュー・ディストリクト)がそれ。24時間営業でWi-Fiや電源も使える韓国系のTOM N TOMS COFFEEやセブンイレブン、46階にあるスカイバー、2015年に入ってホテルも開業しました。タイ人に人気の屋台街が裏手にあったり、コワーキングスペースも出店しています。

かつては、日本食のお店も人気店の「沖縄料理 金城」だけでしたが、この1年で「うま食堂」(移転後再オープン)、岡山居酒屋「ぼっけえ」など、プラカノンに日本人が増えてきたことを象徴づけるかのように、日本食店も増加しています。

「ネクスト・スクンビット」の理由は、相次ぐ地上げと再開発。

プラカノン駅前の空き地2

プラカノン駅から徒歩3分 スクンビット69沿いの土地

プラカノンでは再開発も進んでいます。タイでは約30年前に、3~4階建てのタウンハウスという長屋のようなものが多く建築されてきました。開発の進んでいるエリアではこうした古い建物を取り壊し、コンドミニアムやショッピングモールを作る、いわゆる「地上げ」が行われています。

プラカノン駅前の空き地

プラカノン駅前、ラマ4世通りへの角地には「レインヒル」系列のショッピングモール計画が

上写真の空き地も、プラカノン駅前のタウンハウスが並んでいた場所でした。しかし、この場所もトンロー地区にある人気のコミュニティモール「レインヒル」系列の企業が、同様のモールを建設予定。2016年10月頃より着工し、基礎工事が始まっています。

さらに駅向かいの敷地も地上げに遭いました。ここも今後何かが建設されることでしょう。

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 プラカノンは2年後までに、駐在さんが名指しして暮らすエリアに変貌する。

プラカノン通り(スクンビットソイ71)

プラカノン通り(スクンビットソイ71)

プラカノン地区の魅力は交通アクセスの良さにもあります。高架鉄道BTSを使えば、日系企業の集まるスクンビットまで約8分。車の利用なら、ラマ4世通りを通ると金融街のシーロム方面へ出ることも可能。プラカノン通りから、ペップリー通りという反対方向へのアクセスも可能です。

再開発の話を中心にプラカノンを見てきましたが、タイ国内で三井・住友に相当する不動産大手のサンシリ社がプラカノン地区でニュータウンを開発中です。2016年にオープンしたショッピングモール「HABITO」を中心に分譲コンドミニアムを販売し、将来的にはタイでも有名なインターナショナルスクールを誘致予定。

BTSとサンシリ社の合弁コンドミニアム事業「The LINE SUkhumvit」

BTSとサンシリ社の合弁コンドミニアム事業 「The LINE Sukhumvit」 約533万バーツ~

既存のショッピングモール「W DISTRICT」の裏手に、高架鉄道のBTSとサンシリ社が合弁でコンドミニアムの開発も始めました。相次ぐ開発で隣のオンヌットと並び、2015年時点でも、在タイの現地採用者の多くはプラカノン、オンヌットに住む方が急増しています。

タイ勤務の駐在さんが「遠くても、プラカノン・オンヌットまで」と賃貸物件を探すようになる日が、間違いなくこの2年のうちに訪れます。その頃には地価もさらに高騰し、プラカノンが「ネクスト・スクンビット」と認知されるのは間違いありません。

ネクスト・スクンビットを探せ! 第1弾 プラカノンがキテる!(YINDEED MAGAZINE)

プラカノンの街並みをもっと見てみたいという方には、上の記事をオススメします。プラカノン・オンヌットの2地区は、今最も注目して欲しいエリアです。新たな新規開発計画については下記の記事よりどうぞ。

バンコク・プラカノンの開発や市場が5分で分かるまとめ完全版

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バンコク在住、タイ不動産のラ・アトレアジア(タイランド)元代表。2013年にバンコクへ移住し、不動産仲介会社設立。バンコクのコンドミニアム「168 Sukhumvit 36」をJV開発後、退任し日本に帰国。現在はウクライナ・モンゴル・ラオスなどの不動産事業を手掛ける。岡山県倉敷市出身。

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